8月6日の開幕を前に盛り上がりを見せてきた2019夏の甲子園。
組み合わせ抽選会も終わり、対戦相手が決まったことでいよいよ始まりますね!
【第101回 全国高校野球選手権大会】
令和初の夏の甲子園 組み合わせが決定!
試合のスケジュールはこちら👀https://t.co/brOUvdUeOY pic.twitter.com/QUXnvMfO2Q— バーチャル高校野球 (@asahi_koshien) 2019年8月3日
抽選会が終わった率直な感想としては、もう少し先で見たかったチーム同士の対戦がめちゃくちゃ多かったです…。
ただそれも含めてすべての試合が楽しみではあるので、熱中症に気を付けて甲子園球場に足を運びたいですね。
どのブロックも激戦になることは間違いないのですが、組み合わせが決まったところで各ブロックを勝ち上がるチームを予想してみたいと思います。
参考:2019夏の甲子園準々決勝(12日目)の見どころ&ベスト4を予想
目次
組み合わせ抽選会前に予想していたベスト8
本題に入る前に、まず組み合わせ抽選会の前に予想していたベスト8を紹介します。
・明石商
・近江
・智弁和歌山
・東海大相模
・星稜
・花咲徳栄
・智弁学園
・仙台育英(作新学院)
見事なまでに一瞬で砕かれたという。
当然すべて当たるとは思っていませんでしたが、組み合わせ上、ベスト8に残るとしても上記の半数ほどは姿を消すことになりました。
言い方を変えると他のチームが上がってくるわけで、2019夏の甲子園は混戦必死ですね…!
各ブロックについて見ていきたいと思います。
参考:2019夏の甲子園出場校と注目選手【最新版】全地区の一覧まとめ
Aブロック予想:作新学院
・岡山学芸館×広島商
・筑陽学園×作新学院
まず1つ目の山ですが、「作新学院」と予想しました。
石井巧選手や横山陽樹選手ら好打者が並ぶ打線はチーム打率.380と活発で、筑陽学園の好投手・西舘洸汰投手をもってしても止められないのではないかと。
打線の半数以上が打率4割を超えているのは脅威でしかないですよね…!
エースの林勇成投手も安定感がありますし、多少の失点であれば打力でカバーできると予想します。
参考:作新学院・横山陽樹は中学世界一の四番|大阪桐蔭戦を糧に大きくなれ
Bブロック予想:東海大相模
・東海大相模×近江
・中京院中京×北照
このブロックの予想は「東海大相模」です。
いずれも優勝候補として考えていただけに非常に難しい選択でしたが…。
全国屈指の東海大相模打線と大会ナンバーワン左腕・林優樹投手の対戦は、高校野球ファンとしてこの上ない楽しみです。6日目は何時に球場へ行けばいいのか。
さておき、この試合のポイントは個人的に「近江打線VS東海大相模投手陣」だと思います。
住谷湧也選手をはじめ近江打線も好打者揃いなのですが、紫藤大輝投手ら東海大相模は投手層が厚く、誰が登板するかわからないため事前の対策に差が出そうな気がします。
一部では「絶対的なエースがいない」とも言われているものの、個々の能力を考えると大崩れすることが想像できませんでした。
3対2(一発が出れば4対2)で東海大相模と予想します。
参考:東海大相模VS近江は夏の甲子園優勝を大きく左右する一戦になる
参考:遠藤成(東海大相模)はドラフト注目|二刀流はスイングスピードも一級品
Cブロック予想:花咲徳栄
・花咲徳栄×明石商
・宇和島東×宇部鴻城
このブロックでは「花咲徳栄」の勝ち上がりを予想します。
明石商の総合力が非常に高いため、ここも本当に難しいところではあるのですが…!
今年の花咲徳栄打線は例年にも増して破壊力があり、埼玉大会で見たバッティングは想像以上に迫力がありました。
俊足巧打の池田悠真選手から始まる打線は全国トップクラスだと思うので、明石商のエース・中森俊介投手と水上桂捕手のバッテリーを攻略できる力は秘めているのではないかと。
むしろ一番のポイントとしては「花咲徳栄投手陣が明石商打線を抑えられるのか」だったのですけど、僅差で花咲徳栄に軍配が上がると見ました。
4対3で花咲徳栄と予想します。
参考:花咲徳栄VS明石商の予想|見どころは「徳栄打線と中森投手」以外にある
参考:花咲徳栄・橋本吏功はドラフト注目|北海道出身の俊足強打は最強二番
Dブロック予想:智弁学園
・海星×聖光学院
・智弁学園×(八戸学院光星×誉の勝者)
Dブロックは「智弁学園」と予想します。
八戸学院光星も打力に強みがあり迷ったのですが、坂下翔馬選手・塚本大夢選手が中心となって引っ張る智弁学園打線の破壊力は群を抜いています。
奈良大会で12本のホームランを放ち大会記録を更新したこともそうですが、強豪・奈良大付との対戦で7点差を逆転した粘りは見事でした…!
この試合は予定がつけられずパソコンで見たのですが震えましたね。
強いて言えば、甲子園でも登板機会が増えるであろう西村王雅投手・小畠一心投手の1年生コンビが甲子園の舞台でも平常心を保てるか。
参考:智弁学園VS八戸学院光星の見どころ|プロ注目ショート二人が魅せる意地
参考:坂下翔馬(智弁学園)は野球センスが凄すぎる|小中学で全国制覇の最強主将
Eブロック予想:津田学園
・佐賀北×神村学園
・高岡商×石見智翠館
・履正社×霞ヶ浦
・静岡×津田学園
このブロックでは「津田学園」と予想しました。
履正社と霞ヶ浦も十分ありえるのですが、前佑囲斗投手は実際に見ると想像以上に素晴らしい投手だったんですよね。
完成度の高さは正直ここまでとは思っていませんでした。
加えて、バックの野手陣が鍛えられている印象を受けたことも要因の1つです。
藤井久大選手・前川夏輝選手ら好打者が並ぶ打線も力がありますし、そつのない戦いを見せるあたり少なくともベスト8までは負けないのではないかと。
井上広大選手を中心とした履正社の強力打線が初戦で鈴木寛人投手を攻略して勢いに乗ってくると脅威ですが、戦前の予想としては津田学園を選びたいと思います。
参考:前佑囲斗(津田学園)がドラフトで注目される理由は球速以外にあると思う
Fブロック予想:智弁和歌山
・星稜×旭川大
・秋田中央×立命館宇治
・米子東×智弁和歌山
・明徳義塾×藤蔭
激戦区のFブロックは「智弁和歌山」と予想します。
正直、星稜とは相当迷いました。石川大会が劇的すぎただけに、余計に。
これも決勝戦でもおかしくない対決でしょう。
なぜこんなに頭を悩ませているのか途中でわからなくなりましたが、星稜ではなく智弁和歌山を選んだ理由としては「緻密さ」です。
智弁和歌山は強力な投手陣を軸に守備に安定感があることはもちろん、走塁なども抜け目ない攻撃を見せていたんですよね。隙のなさというか。
投手陣・打撃陣を見ても互いに全国トップクラスだと思いますので、そういった細かい点が勝負を分けるのではないかと…!
明徳義塾も非常に気になる存在ですし、十分すぎるほど悩んだのであとは一人のファンとして大いに楽しみたいと思います。
参考:智弁和歌山VS明徳義塾の予想|智弁のキーマンとなるのは俊足の二番
参考:智弁和歌山が甲子園初戦で見せた強さ|優勝候補との呼び声に納得の理由
Gブロック予想:仙台育英
・前橋育英×国学院久我山
・敦賀気比×富島
・花巻東×鳴門
・飯山×仙台育英
このブロックは「仙台育英」と予想します。
理由としてはまず投手陣が充実していること。
宮城大会決勝の東北戦では乱打戦になったものの、大栄陽斗投手はもちろん、笹倉世凪投手と伊藤樹投手の1年生コンビも140キロを超える素晴らしいストレートを投げます。
また入江大樹選手、小濃塁選手ら中軸にも力がありますから、飯山が誇る2枚の好投手との対戦も待ち遠しいですね。
堅守の花巻東や、総合力に長けた前橋育英も非常に楽しみなチームです。
参考:笹倉世凪(仙台育英)の出身は楽天ジュニア|豪腕が誇るもう1つの武器
Hブロック予想:習志野
・習志野×沖縄尚学
・高松商×鶴岡東
・日本文理×関東一
・熊本工×山梨学院
最後にこちらの山は「習志野」と予想します。
センバツ甲子園でのあの戦いのあとだけに(他校のマークなど)夏は厳しいかと思っていたのですが、準決勝・木更津総合戦で見せた粘りにはただただ感動しました。
9回裏ツーアウトと絶体絶命のピンチから同点に追いつき、延長戦で勝利を掴んだ粘り強さは尋常じゃなかったですね…!
エース・飯塚脩人投手が軸になることはもちろん、角田勇斗選手・小澤拓海選手の二遊間をはじめとした守備は安定感があります。
さらに、ここぞという場面で一本が出るのも習志野の強みと言えるでしょう。
実際のところ、このブロックは実力が拮抗しており、8チームどこが勝ち上がってもおかしくないようにも感じたのですが…。
戦前の予想は習志野とします。
参考:角田勇斗(習志野)にスカウトも熱視線|勝負強さ光る打撃の強肩ショート
最後に
8月6日(火)に開幕する2019夏の甲子園ですが、2018年の大阪桐蔭のような絶対的なチームはなく、多くの接戦が予想されます。
ベスト8を予想させていただいたものの、本当にどのチームが上がってくるかわからないんですよね。
ひょっとしたら上記8校の半数以上が外れることも普通にありえるかもしれません。
ただ予想って対戦前にしか出来ないものでもあるので、1つの参考として楽しんでいただけたら幸いです!
ちなみに、ベスト4をかけた戦いはA~Dブロックの勝者で2つ、E~Hブロックの勝者で2つの対戦カードが組まれることになります。
いよいよ始まる夏の戦いを全力で応援して、思いきり楽しんでいきましょう!
参考:2019夏の甲子園出場校と注目選手【最新版】全地区の一覧まとめ