コラム

智弁和歌山VS明徳義塾の予想|智弁のキーマンとなるのは俊足の二番

2019夏の甲子園8日目、早くも智弁和歌山と明徳義塾がぶつかる。

伝統校同士の一戦は大きな注目を浴びているが、高校野球ファンとしてはこの上ない楽しみである。

この記事では、好カードの予想とキーマンについて書く。

見どころに関しては以下の記事も参考にしていただけたら嬉しい。

参考:甲子園8日目の見どころと予想【2019夏】智弁和歌山VS明徳の行方は

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目次

智弁和歌山VS明徳義塾の予想は?

大会6日目も東海大相模VS近江、花咲徳栄VS明石商業の試合が注目されていたが、8日目の第3試合も大いに話題になっている。

強打を誇る智弁和歌山と試合巧者の明徳義塾。

今年の智弁和歌山は投手力も素晴らしく、結論から言うと「智弁和歌山」の勝ち上がりを予想する。

・智弁和歌山打線を明徳義塾の投手陣が3点以内に抑える
・明徳義塾打線が智弁和歌山の投手陣から4点以上を奪う

大きく分けて上記の2点から考えたが、いずれも智弁和歌山が優位に感じた。

無論、明徳義塾の強さは言うまでもない。

それでもなお、智弁和歌山の強さは際立っていると思う。

参考:智弁和歌山が甲子園初戦で見せた強さ|優勝候補との呼び声に納得の理由

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智弁和歌山の中心は黒川史陽と西川晋太郎

8対1で米子東との初戦を制した智弁和歌山だが、ご存知5季連続出場の二人にはヒットが無かった。

一番・黒川史陽主将と三番・西川晋太郎遊撃手

この二人の出来は智弁和歌山にとっても、相手チームにとっても大きく影響することは言うまでもない。

僕が相手チームの監督だとしても、この二人には絶対に打たせたくない。

中谷仁監督も、当然ながら主力の二人が鍵になると考えて期待しているだろう。

特に黒川選手は恐い。

個の打力もさることながら、チームに与える勢いが大きすぎる。

和歌山大会決勝・那賀戦でも先頭打者ホームランを放ったが、12対1の快勝は黒川選手の一打で決まったような印象さえ受けた。

この選手を乗せるのは、対戦相手にとっては致命傷になりかねないと思う。

ただ、だからこそ明徳義塾との一戦では別の選手をキーマンに挙げたい。

二番を打つ、俊足の細川凌平選手だ。

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明徳義塾戦のキーマンは二番の細川凌平

2年生の細川凌平選手は以前は一番を任されていた左打者で、抜群の打撃センスと50メートル5秒8の俊足を兼ね備えている。

黒川選手との一・二番は相手チームの脅威だと思うが、前述の通り黒川選手は影響力が大きい。

言い方を変えると、封じられたときのダメージも大きくなりかねない。

ノーヒットとはいえ米子東戦では2つの四球を選んでいるし特に心配ないが、明徳義塾戦でも封じられる可能性はある。

あの馬淵史郎監督だけに、厳しいマークを受けることは間違いないだろう。

だからこそ重要なのが細川選手だ。

仮に黒川選手が封じられたとしても、細川選手が出塁できれば攻撃にさほどの影響はない。

なにより黒川選手が必要以上の責任を感じなくて済む。

三番の西川選手も、幾分は気楽に打席に入れる。

実際に米子東戦も4回の先制点は東妻純平捕手のタイムリーによるものだったが、この一打で生還したのは先頭でセンター前ヒットを放った細川選手だった。

細川選手の前後を打つ二人の先輩は、必ず甲子園でヒットを打つ。

ただ、どれだけ技術の高いバッターあっても「ノーヒット」というのは少なからず気になるものだ。

そういう意味でも、明徳義塾戦のキーマンとして細川選手の活躍には期待したい。

参考:細川凌平(智弁和歌山)は中学日本代表|ホームランもあるセンス抜群打者

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明徳義塾の命運を握るのは古澤怜大

一方、明徳義塾としては先頭の古澤怜大中堅手が鍵になる。

明徳義塾が見せるそつのない攻撃の中心は間違いなく俊足の古澤選手だ。

高知大会を見ても走塁センスがあり、出塁が得点に繋がるケースも非常に多い。

智弁和歌山戦でも古澤選手が出塁して四番の安田陸捕手が返すような攻撃を見せると、一気に流れを引き寄せる可能性が高い。

それが初回であったとしたら尚更である。

また今釘勝二塁手・米崎薫暉遊撃手ら、下位打線で作ったチャンスを古澤選手が返す場面も初戦で見られた。

最速150キロの1年生右腕・森木大智投手を擁する高知高校に勝利した高知大会決勝でも、初回に二塁打で出塁した古澤選手の一打は大きかった。

智弁和歌山優勢と予想したが、この一番打者が暴れると明徳義塾にも勝機は十分にある。

参考:米崎薫暉(明徳義塾)はセンス抜群|中学ではショートで四番の逸材

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高校野球ファンの予想はどっち?

最後に智弁和歌山VS明徳義塾の激突に関して高校野球ファンの声を幾つか頂戴して、この記事を締めたいと思う。

参考になるものがあれば嬉しい。

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