ドラフト注目の履正社・井上広大(いのうえ こうた)選手は、四番・ライトでチームの中心選手として活躍を見せます。
身長187cm・体重94kgの体格は高校生離れしており、打席ではすでにプロの風格が漂うほどの威圧感を持つ右のスラッガー。
高校通算ホームランは46本ですから、2019夏の甲子園で50本を超えるような活躍があると履正社は自ずと勝ち上がっていくことになるでしょうね…!
長打力だけではない魅力を持つ、ドラフト注目の強打者・井上広大選手を特集していきましょう。
目次
履正社・井上広大はドラフト注目の大砲
高校通算ホームランは50本に迫る
履正社の主砲として活躍する井上広大選手は、夏の甲子園を前に高校通算ホームランが46本に上っています。
大阪大会でも4本のホームランを記録していますし、多少差し込まれてもスタンドまで運ぶパワーはドラフト注目であることも納得せざるを得ません。
捕らえた打球の飛距離は見事としか言いようがないですね…!
履正社-池田
4回裏
井上君、3点本塁打
レフト場外にものすごい打球でした pic.twitter.com/AjEf0wfpvn— はる11152011 (@risei11152011) July 15, 2019
2018夏には体重が83キロでしたから、1年で10キロ増やしてベストの状態で最後の甲子園に臨むことになりますね。
ユニフォームの上からでも鍛え抜かれた体格が確認できますし、また春のセンバツで星稜・奥川恭伸投手に敗れた経験も井上広大選手を大きくしたように感じます。
参考:奥川恭伸が中学時代に見せた大器の片鱗|ドラフト注目右腕の根底にあるもの
課題だった確実性も克服
恵まれた体格でスラッガーとしての資質を開花させつつある井上広大選手は、飛距離はもちろんのこと確実性も格段にアップしました。
1年夏の2017年からベンチ入りを果たしていますが、上級生と遜色ない長打力を見せつけている一方で、やや安定感に欠ける面が課題だと見られていたんですよね。
ただ、大阪大会では打率も4割を超えており、頼りがいのある四番に成長を遂げました…!
少しでも甘いところに入ると軽々と外野へ運びますから、甲子園で対戦する霞ヶ浦・鈴木寛人投手をはじめ全国の好投手との対戦が非常に楽しみです。
参考:ドラフト注目の鈴木寛人(霞ヶ浦)は150キロ間近の真っ直ぐが凄い
井上広大は長打「率」も凄い
さらに井上広大選手がドラフト注目と見られている背景として、長打率の高さも見逃せません。
大阪大会で放った11本のヒットのうち、なんと9本が長打(ツーベース5、ホームラン4)なんですよね。
履正社の主砲・井上広大、ツーベースヒットきたあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ\(^o^)/
これぞ井上の広角打法や😎⚾✨ pic.twitter.com/enL4uWUgnF
— やすぽんくん(新垢) (@yasumaro_0421) 2019年7月29日
右方向にも打球が伸びますし、いよいよ手が付けられなくなってきた印象を受けます。
東海大相模・西川僚祐選手も2年生ながら高校通算ホームランが40本を超えていますから、右の強打者対決が実現すると甲子園は大いに盛り上がりそうです!
参考:西川僚祐はドラフト確定の逸材|高校通算ホームラン記録は更新なるか
履正社・井上広大は身体能力が凄すぎる
遠投115メートルの強肩
ホームランをはじめとした長打に期待がかかる井上広大選手ですが、一方で守備でも突出した身体能力を見せつけています。
ライトの守備では遠投115メートルを誇る強肩を披露しており、そのレーザービームは相手チームにとっても脅威でしかないでしょう。
甲子園でも圧巻の捕殺を記録していますね!
井上広大ってどんな選手かって?
このライトが井上です。 pic.twitter.com/bf1elVOOXo— 虎の1番(トライチ) (@CHIKAMOTO_5) July 26, 2019
ずば抜けた長打力を持ちながら守備でもチームに貢献できるのは見事ですし、この辺りもドラフト間違いなしと言われる所以でしょう。
50メートル6秒3の足
強肩に加えて見逃せないのが脚力で、50メートル6秒3の井上広大選手はスピードへの懸念もありません。
これだけ大柄な強打者であれば足が遅い選手もたくさんいるのですが、悠々とセカンドを陥れるだけのスピードは秘めていることも大きな強みです。
大阪大会では盗塁も記録するなど、グラウンドでの躍動は見ものですね。
エースの清水大成投手らと同様に甲子園で更に評価を上げるのではないかと、最後の夏の戦いが楽しみです。
参考:履正社・清水大成の中学時代は無名|ドラフト注目左腕に成長した理由
ドラフト候補・井上広大が誇る一番の武器
長打力のあるバッティングに守備・走塁においても高いレベルのプレーを見せる井上広大選手。
ドラフト注目の逸材として異論はまったくないのですが、最大の武器は何と言っても「考える力」でしょう。
これだけの強打者ですから、相手バッテリーのマークは当然きつくなります。
そのうえで結果を出すために何が出来るのか。今どこを修正すべきなのか。
そういった思考を常に巡らせている選手なんですよね。
対戦したい相手を問われた際に星稜・奥川恭伸投手と即答していましたが、やはり以前の敗戦から改善や分析を積み重ねてきた自負もあるのだと感じます。
試合終盤にアジャストしていく場面も多く見られる打者ですから、「考える力」、すなわち優れた修正力にも注目して、その戦いを応援していきたいと思います。
2018秋には右膝の怪我で手術を経験するなど履正社での歩みは単に順風満帆ではなかっただけに、最後の夏を集大成と位置付けて存分に打ちまくってほしいですね!
参考:履正社は鈴木寛人を攻略なるか【2日目】注目選手と見どころを紹介