2019春の東北大会で場外ホームランを放つなど、磨きがかかった打撃で魅せる仙台育英の入江大樹選手。
強力打線の中軸を担い、2年生とは思えない存在感で大きな可能性を感じさせる右の強打者は、2020年のドラフトにも期待がかかります。
1年生だった2018秋にも素晴らしいバッティングを見せていたのですが、スイングスピードや打席での落ち着きなど、ひと冬を越えてさらにスケールが大きくなった印象を受けますね!
タレント揃いの仙台育英で主力選手として活躍する入江大樹選手について、特集していきたいと思います。
目次
入江大樹の中学時代は堺中央ボーイズ出身
右の長距離砲として期待が高まる入江大樹選手の出身は大阪で、小学時代には軟式の高石高南でプレーしていました。
中学からは堺中央ボーイズに所属したわけですが、ピッチャーのほか内外野のポジションもこなしており、仙台育英でも複数のポジションをこなす器用さは当時から磨かれていたのだと感じます。
仙台育英・入江大樹選手(2年)の守備練習.#高校野球 #ドラフト候補 pic.twitter.com/ksW6bJBOyg
— tk89navi (@tk89navi) February 16, 2020
自身がマウンドに上がった際には「ピンチに強い」ことを特徴として挙げていたように、精神的な強さも入江大樹選手のストロングポイントと言えるでしょう。
堺中央ボーイズでも先頭打者として活躍していますから、仙台育英で務める一番から三番の打順は慣れ親しんだ位置ということになりますね。
仙台育英・入江大樹はホームラン注目のドラフト候補
ドラフトにも注目の入江大樹選手ですが、やはり持ち味は長打が期待できる豪快なバッティングでしょう。
身長185cm体重78kgのどっしりとした体格は打席での存在感も十分ですし、2019春の東北大会・東日大昌平(福島)戦での場外ホームランは打った瞬間にそれとわかる大飛球でした。
推定飛距離は130メートルと言われていますが、両翼100メートルの球場でもお構いなしの一打には観客も度肝を抜かれていましたね…!
仙台育英4番入江
確信同点スリーラン
pic.twitter.com/3mOIGmzfcN— F (@_F_8_9_) November 16, 2019
2019秋の神宮大会でも天理戦で豪快なホームランを叩き込みましたね!
予選でも豪快なホームランを放っており間違いなく東北地区を代表する強打者の一人ですので、ドラフト注目の東海大相模・西川僚祐選手ら、強豪で主軸を務める同世代の右の強打者に負けない活躍が見たいですね。
入江大樹選手本人も「自分の仕事は長打」と話していますし、小さく当てにいかずドンドン振ってほしいバッターです。
参考:西川僚祐はドラフト確定の逸材|高校通算ホームラン記録は更新なるか
仙台育英・入江大樹はスイングスピードが驚異
高校入学時は上半身が強かった
2018秋には県大会の5試合すべてでヒットを放つなど、打率6割(20打数12安打)をマークした入江大樹選手。
8打点とチャンスでしっかり結果を残していますし、うち5本が長打と大型野手として元々バッティングには定評がありました。
中部地区 準決勝 vs仙台商業【2019.5.3】
仙台育英🦁 入江 大樹君(2年)
Lion軍団 HR令和第1号は怪我で戦線離脱していた入江君。復帰戦で流石の豪快な一発。 pic.twitter.com/wk75hIx3XL
— sisimaru (@sisimaru_lion) 2019年5月3日
ただ、1年生時には上半身の力に頼りきりな印象があったんですよね。
成績だけをみれば十分に立派なのですが、ポテンシャルが高い選手だけに伸びしろへの期待と、どこか「もったいない」と感じる部分があったのも否定できません。
しかし冬のトレーニングで相当追い込んだのか、2019春に見せたバッティングは下半身の使い方が格段に上達していました…!
鋭いスイングと確実性も
さらに高校最後の2020シーズンでも、OBとの練習試合で5打数3安打2打点の成績を残すなど入江大樹選手は進化がとまりません。
木製バットでも打球の速さはずば抜けており、スイングスピードは162キロと驚異の数字を叩き出しているんですよね…!
昨今ではまた右打者の価値が高くなってきていますし、将来性を買っての2020ドラフト指名は十分にありえるでしょう。
田中祥都選手ら同世代には素晴らしい選手が揃うだけに、入江大樹選手にも高校最後の夏で大いに暴れまわってほしいものです!
参考:田中祥都(仙台育英)はセンス抜群|俊足巧打の主将は異次元レベル
入江大樹は仙台育英の中心選手としてドラフト期待
左右の本格派・笹倉世凪投手に伊藤樹投手ら2019新入生もタレント揃いだった仙台育英。
その中でも入江大樹選手は圧倒的な存在感を放っており、今後の活躍も目が離せません。
入江大樹 仙台育英2年
2年春の東北大会では場外弾を放つなどパワーが持ち味の大型ショート。2年夏に3番ショートとして甲子園ベスト8入りに貢献。2年秋の新チームでは4番を務め、東北大会では打率.556の活躍で優勝を果たすと、神宮大会でも3ランホームランを放った。。#本日の選手紹介 pic.twitter.com/7OcLwmhaMS— ぶるーたす (@bluamabase) November 22, 2019
チームの主力選手として活躍する入江大樹選手の存在は非常に大きいですし、大型野手としてのスター性も十分だと感じます。
優れた打撃センスに注目するほか守備ではユーティリティプレイヤーとして、攻守で存在感を示す入江大樹選手からは目が離せません。
参考:伊藤樹(仙台育英)は球速だけじゃない|楽天ジュニアでは捕手経験も