2021ドラフト投手

伊藤樹(仙台育英)は球速だけじゃない|ドラフト候補は楽天ジュニア出身

秀光中時代に最速144キロをマークし、仙台育英でもその右腕に注目が集まる伊藤樹(たつき)投手。

1年春からベンチ入りを果たしマウンドに上がるなど、今後の成長にも期待が膨らみます。

中学生離れしたストレートは楽しみですし話題になるのも当然のことかと思いますが、一方で「変化球が得意」だと語っており、クレバーな投球も非常に評価が高いピッチャーなんですよね。

楽天ジュニアにはキャッチャーとして選出された経験もある伊藤樹投手について、詳しく見ていきましょう。

参考:仙台育英の2020新入生は?メンバーは攻守に充実で将来性抜群

目次

仙台育英・伊藤樹の小中学時代はキャッチャー出身

本格派右腕として注目が集まる伊藤樹(読み方は「たつき」)投手ですが、元々はキャッチャーとしてプレーする選手でした。

同じく仙台育英で1年生からベンチ入りを果たしている渡邉旭内野手笹倉世凪投手らと2015年の楽天ジュニアに選出されており、このときはマスクをかぶって笹倉世凪投手のボールを受けていましたね。


秀光中でもキャッチャーからコンバートされたわけですが、短い投手経験の中で140キロ超のストレートを投げるあたりピッチャーとしての資質を感じずにはいられないですよね…!

捕手を経験したからこそ見えたものもあるでしょうし、事実として伊藤樹投手本人も「大きなプラスになっている」と語っていますから、配球などの面でもレベルが高い投手に成長していきそうです。

参考:仙台育英・渡邉旭は中学で選抜主将|抜群の打撃センスはスイングに秘訣

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仙台育英・伊藤樹の球速150キロは時間の問題か

本格派として「3年生では150キロを超えたい」と話している伊藤樹投手ですが、2021年を待たずして大台を突破する可能性も十分にありえます。

というのも、中学2年の秋に139キロをマークした球速が翌年の夏には144キロまで伸びているんですよね。

特に身長や体重に変化はなかったと語っていますが、冬には徹底して体幹を鍛えてきたんだとか。

笹倉世凪投手はパワーピッチャーの印象を受ける一方で、伊藤樹投手は身長175cm体重75kgとどっしりとした体格ながら、しなやかさを持ち合わせているように感じます。

バランスの良い投球フォームを身に付けたことが球速アップに繋がっているということですから、これからウエイトトレーニングなどで筋力がつけば球速はさらにアップするでしょう。

軟式野球全国大会の決勝で激突して惜敗を喫した150キロ右腕・森木大智投手(高知)との投げ合いが甲子園で実現することを切望します…!

参考:森木大智(高知)にドラフト12球団1位指名を期待してしまう4つの理由

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ドラフト注目・伊藤樹は球速だけじゃない

仙台育英が甲子園に出場した際には確実に注目を浴びる逸材で、球速に注目が集まりがちですが、伊藤樹投手はそのほかの面でもポテンシャルの高さを感じさせます。

多彩な変化球

特筆すべきは「得意」と語る変化球でしょう。スライダー・カーブをはじめ、縦の変化もチェンジアップとスプリットを投げ分けるなど6種類の変化球を投げ分けるといいます。

中学時代に140キロ超を記録しているためどうしても速球に焦点が当たるのは致し方ないとして、多彩な変化球も伊藤樹投手の持ち味として忘れてはいけませんね…!


後述しますが、プロ野球選手では金子弌大投手(オリックス→現日本ハム)を研究しているとのこと。

金子弌大投手もカットボールやシュートをはじめ、速球と変化球のコンビネーションで打ち取るピッチャーですから、やはり変化球を自身の強みとして考えていることが伺えます。

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優れた洞察力

また伊藤樹投手は打者を差し込める速球を持ちながら、それに固執しない冷静さも持ち合わせています。

2019春の宮城県大会決勝・東北戦でも2回途中からリリーフでマウンドに上がりましたが、緩急を上手に使って無失点で抑えて鈴木千寿投手、エース・大栄陽斗投手に繋いだんですよね。

※22秒あたりからが伊藤樹投手です 

県大会とはいえ決勝の舞台だけに、1年生投手は力任せにストレートで押しそうなものですが、小中と捕手を務める中で培われた洞察力がここでも活きていたように感じました。

仙台育英には笹倉世凪投手はじめ140キロを超える速球を持つ投手が何人もいるため相手チームとしては脅威だと思いますが、ストレートだけではやはり甲子園の頂点に立つことは難しいでしょう。

変化球を得意とする伊藤樹投手の存在が非常に大きいのは間違いありませんから、ぜひ今後はドラフト候補として注目を浴びてほしいですね!

参考:笹倉世凪(仙台育英)の出身は楽天ジュニア|豪腕が誇るもう1つの武器

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ドラフト期待の仙台育英・伊藤樹は金子弌大に似てる

最後にエピソードを1つお伝えしたいと思います。

伊藤樹投手が自分と投球スタイルが近いとのことで金子弌大投手(日本ハム)を研究しているのは前述のとおりですが、ピッチングだけでなく顔も似てると話題になっているんですよね…!


はじめ聞いたときには「そんなわけないだろう」と思ったのですが、実際に見比べてみると似てると言われるのも納得という…!

自分が意識しているプロの投手に投球スタイルだけでなく、顔までも似ているのは普通にレアだと思います。

話題に事欠かないあたりもスター性があるというか、これから全国区になっていくことが本当に楽しみですよね。

仙台育英も総合力が高く甲子園で十分に上も狙えるチームだと思いますし、伊藤樹投手の快投とドラフトにも期待して、応援していきたいと思います。

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