日大藤沢との神奈川大会決勝を24対1で制した東海大相模で、中心選手として活躍を見せる遠藤成(えんどう じょう)選手。
最速145キロのストレートを武器に2019夏には背番号1をつける一方で、甲子園での戦いを前に高校通算ホームランは45号にまで上りました。
内野の守備もこなすなど投打にレベルの高い選手でスイングも鋭く、ドラフト候補と期待されるのも納得の逸材なんですよね…!
U18日本代表にも選出されるなど、今後の活躍が楽しみな秋田出身の東海大相模・遠藤成選手の魅力について特集してみました。
目次
東海大相模・遠藤成はバッティングに注目
スイングスピードが凄い
身長178cm・体重82kgのがっしりとした体格から左打席で鋭い当たりを連発する遠藤成選手ですが、そのスイングの鋭さは目を見張るものがあります。
スイングスピードは156キロを誇り、打球の速さは全国トップクラスと言えるでしょう。
第101回全国高校野球選手権神奈川大会 2019-07-22
東海大相模
遠藤 成③(本荘由利シニア)
タイムリーを放つ! pic.twitter.com/Dr0FUKApKl— コナン@休養中 (@konan_sagami777) July 22, 2019
高校通算ホームラン50本超えもすでに射程圏内ですし、しっかりとボールを引き付けることができるため打率も高いんですよね…!
夏の甲子園でも大観衆を沸かせる打球を見せてくれるでしょうから、遠藤成選手のバッティングは必見です。
バックスクリーンへの豪快なホームラン
遠藤成選手は神奈川大会決勝の日大藤沢戦でバックスクリーン直撃のホームランを放ち、高校通算45号を記録しました。
この打球もさることながら、2年生で出場していた2018春にもすでにバックスクリーンに叩き込むパワーを見せていたんですよね。
春季高校野球 神奈川大会
2018/4/21(土)東海大相模-横浜商大 準々決勝
遠藤 成 2年(本荘由利シニア)
バックスクリーンへ満塁弾 公式戦第1号 pic.twitter.com/cm6hmLDJC9— コナン@休養中 (@konan_sagami777) April 21, 2018
それこそ日大藤沢戦の一発も然り、遠藤成選手の豪快なホームランには特に驚かないあたりも凄いなと…!
打った瞬間にわかるような当たりがすごく多いバッターですし、怪物・西川僚祐選手らとのホームラン攻勢にも期待しつつ、甲子園の舞台での高校通算50本超えにも注目していきましょう。
参考:西川僚祐はドラフト確定の逸材|高校通算ホームラン記録は更新なるか
遠藤成は守備でも東海大相模を支える
球速145キロのピッチング
ずば抜けた打力に加えて、守備でも存在感を示すのが遠藤成選手の真骨頂です。
出身の秋田・本荘由利シニアでも中学時代からストレートに注目が集まる好投手でしたが、最速145キロを叩き出す本格派に成長を遂げました。
相模
遠藤ナイピー#東海大相模 #桐光学園 #横浜スタジアム #遠藤成 pic.twitter.com/aL9lLWklut— 76歳OL (@caw534021) April 28, 2018
新チームになってからは野手での出場が主だったものの、2019夏には背番号1を背負い、東海大相模のエースとして君臨。
神奈川大会で好投を見せた好左腕・諸隈惟大投手ら投手陣は豊富ですが、遠藤成選手は甲子園でもマウンドを任されるでしょう。
本人も投手・野手と双方での活躍に意欲を見せていますし、二刀流の逸材として大いに甲子園球場を沸かせてほしいですね!
参考:東海大相模・諸隈惟大は中学全日本MVP|抜群のキレと投球術は見もの
内野守備も安定感
また遠藤成選手はマウンド以外でも守備でチームを支えており、投げないときには主にサード・ショートを任されています。
持ち前の強肩を活かしたスローイングには安定感がありますし、低い軌道でファーストに届く三遊間からの送球は見ものですね!
茂谷光選手らレベルの高い東海大相模の内野陣を牽引する存在としても、ぜひ注目していきましょう。
参考:東海大相模・茂谷光は全国的に注目されるべき選手だと思う
遠藤成のドラフトが楽しみな理由
ドラフト候補としても注目が集まる遠藤成選手ですが、投打にポテンシャルの高さを感じる選手であることは前述の通りです。
また高く評価されている強肩強打だけでなく、足もある選手なんですよね。
打撃センスに隠れて目立ってはいないものの脚力も兼ね備えており、身体の強さはプレーの随所に現れています。
相模の二刀流、大黒柱・遠藤成が勝利へ導く一撃をバックスクリーンに叩き込んだ。「全員の一体感がこの一勝につながった」と背番号1。今日は投手ではなく主軸として優勝に貢献。投手の理想像は先輩である巨人の菅野智之。甲子園でも「一体感を全員で発揮して全国制覇」。遠藤の挑戦は続く。#東海大相模 pic.twitter.com/NXMDglthK2
— タウンニュースNEXT (@next_tn9) July 28, 2019
技術的な部分はもちろんのこと、フィジカルに強みがある選手だけに将来が非常に楽しみですね!
実力通りの働きが出来れば夏の主役になる可能性も十分ですから、ドラフトにも注目して応援していきたいと思います。
東海大相模の精神的支柱としても期待
天才と呼ばれるリードオフマン・鵜沼魁斗選手に不動の四番・山村崇嘉選手ら2年生に加え、石田隼都投手や大塚瑠晏選手ら1年生もハイレベルな選手が揃う東海大相模は、2019秋以降も全国制覇を狙えるチームだとの声もあります。
優れた選手が多く、この意見に異論はないのですが、個人的には今年のチームこそが甲子園での優勝を狙えるのではないかとも思うんですよね。
遠藤成選手に井上恵輔主将ら、絶大な存在感を見せている3年生たちがいるからこその強さであることは間違いありません。
圧倒的な戦力で神奈川大会を制した東海大相模とはいえ夏の甲子園は精神的にタフな試合が続くでしょうし、遠藤成選手にはチームの中核としての働きにもぜひ期待したいと思います。
参考:東海大相模・大塚瑠晏は中学日本代表|抜群の野球センスで攻守に注目
遠藤成はドラフト前にU18日本代表にも選出
ドラフトに注目が集まる遠藤成選手は、U18野球日本代表にも選出されました。
2019ワールドカップでの活躍も本当に楽しみですね!
東海大相模からは2年生・鵜沼魁斗選手も選出され、全国屈指の強力打線から二人が選出されています。
ドラフト注目の選手たちが集う戦いでもありますし、世界一を目指す試合で遠藤成選手がどのように存在感を示すかには大いに期待していきたいと思います!
参考:東海大相模・鵜沼魁斗の強打に注目|安打量産のずば抜けた打撃センス