攻守にレベルの高い選手を揃え、2019秋以降の戦いにも期待がかかる東海大相模ですが、2年生の内野手・茂谷光(読み方は「もたに」)選手が非常に気になります。
背番号は16ながら2019春の関東大会ではスタメンで出場して躍動。準決勝までの打率が7割と、とても七番打者とは思えないバッティングを見せているんですよね。
加えて夏にもショートの守備でも好守を連発し、その機敏な動きはひと際グラウンドで輝きを放っています。
身長170cmと小柄ながら、今後間違いなく全国区の選手として注目を集めるであろう俊足巧打の左打者・茂谷光選手について特集してみました。
目次
茂谷光の出身は川崎中央シニア【動画有】
2019春の関東大会で「ブレイク」といっても過言ではない活躍を見せ、夏の甲子園でもベンチ入りを果たした茂谷光(読み方は「もたに」)選手。
出身中学は川崎市立中野島中学で、野球は川崎中央シニアでプレーしていました。
2017年の神奈川県大会では準優勝の成績を収めており、当時は主将を務めチームの中心選手として活躍しています。
県選抜や日本代表などの選出はなかったものの当時から打撃センスは抜群で、県大会の決勝でツーベース、準決勝ではスリーベースを2本放つなどミート力は健在。
川崎中央シニア時代には「一番・セカンド」として出場していますね。
※第一打席は2分10秒あたりです
バスター気味に独特の構えをとっていて、レフト前に綺麗なライナーを飛ばしていますね…!
現在の打撃フォームも胸のあたり、やや低い位置に構えていますから、当時からこういったフォームがしっくり来ているのかもしれません。
東海大相模・茂谷光の打撃センスに注目
抜群のミート力でヒットを量産
2019春の関東大会では準々決勝・浦和実業戦で4打数4安打の活躍を見せたことで注目されていますが、茂谷光選手はこれまでもシャープなバッティングで鋭い当たりを連発しています。
春季神奈川県大会 2019-04-20 保土ヶ谷球場
準々決勝 東海大相模-藤沢清流
茂谷 光(②川崎中央シニア)
センター前タイムリーを放つ! pic.twitter.com/YuNDxlr2CX— コナン (@konan_sagami777) 2019年4月20日
引き付けてセンターから逆方向中心に打ち返す巧さを持ちながら、準々決勝で対戦した浦和実業の本格派右腕・豆田泰志投手からはライト線にツーベースを放つなど左右に打ち分けられる素晴らしいバッティング技術を見せていますね…!
U18日本代表にも選出された鵜沼魁斗選手と一・二番を組むことになると、相手投手としてはかなり厄介になりそうです。
参考:東海大相模・鵜沼魁斗の強打に注目|安打量産のずば抜けた打撃センス
長打も期待できる打球の強さ
身長170cm体重65kgと大柄ではないものの、茂谷光選手は長打を打てることも魅力の1つです。
体格は関係ないと感じるような強い打球を飛ばすので、外野手の間を抜けていくことが非常に多いんですよね。
特に2019春の前橋育英戦で見せたセンターオーバーのスリーベースは見事で、この打球で茂谷光選手に注目した高校野球ファンはかなり多かったのではないでしょうか…!
東海大相模
101 200 11←
001 010 0
前橋育英茂谷君に打たれた😭
丸山君でも取れない打球の速さだった— mori (@kimama789) 2019年5月19日
前橋育英のセンターを守る丸山大河選手はかなり守備が上手なプレイヤーですから、その頭上を越えていったことは打球の速さを物語っています。
左右に打ち分けられる上に長打もある左打者の存在は、打順に関わらず東海大相模の大きな戦力として機能するでしょう。
茂谷光は東海大相模の中心選手になれる
俊足で機動力も
打撃センスが話題に挙がっている茂谷光選手は、俊足にも注目です。
ミート力にくわえ脚力も兼ね備えた左打者は、西川僚祐選手や山村崇嘉選手ら大砲が並ぶ打線においてかなり厄介な存在になります。
第101回全国高校野球選手権神奈川大会 2019-07-22
東海大相模
茂谷 光②(川崎中央シニア)
セーフティスクイズを決める!
昨日も攻守にわたり、いぶし銀の活躍。 pic.twitter.com/14Xz4mK5BQ— コナン@休養中 (@konan_sagami777) 2019年7月22日
スリーベースが多いのも俊足であることを物語っていますし、小技を使える器用さも見逃せません。
高校野球においては内野のミスが失点に繋がり試合に影響を及ぼすことは少なくないですから、相手チームの内野手としても神経を使うバッターでしょうね…!
参考:東海大相模・山村崇嘉がホームラン量産|二刀流はどちらでプロ入りか
俊敏性を活かした守備も一級品
ここまで攻撃面の話が続きましたが、最後にハイレベルな守備について。
茂谷光選手は俊敏性を活かした守備範囲の広さにも注目で、球際の強さを感じさせるショートでの動きも非常に光るものを感じました。
三遊間の深い当たりを好捕して冷静にワンバウンドで一塁に送球するなど、スローイングも安定感があります。
センターラインが安定しているのはチームとしても大きいですし、1年春からスタメンに名を連ねていた加藤響選手や松本陵雅選手らとの二遊間は今後が非常に楽しみです。
東海大相模の試合は今日で3試合目の観戦だったけど、3試合とも茂谷くんの攻守のレベルの高さに惚れた😂
まだ2年生で背番号も16ながら、打っては右に左に二塁打三塁打を量産し、守備でも広い守備範囲でファインプレー連発✨
同じ2年生の加藤くんとの二遊間は全国レベルと言っても過言ではないのでは…? pic.twitter.com/pb4M3aSJUG— しろゆき@高校野球垢 (@hsbshiroyuki) 2019年5月20日
甲子園の舞台でプレーすることになると一気に名が知れる選手だと思いますので、ぜひこの調子で東海大相模のレギュラーとして定位置を掴んでほしいものです。
今後の成長にも期待して、引き続き応援していきたいと思います。
参考:松本陵雅(東海大相模)は俊足好打|攻守で光る抜群の野球センスに注目