2020ドラフト野手

東海大相模・鵜沼魁斗はドラフト注目|日本代表のずば抜けた打撃センス

全国屈指の強力打線として注目が集まる東海大相模で、切り込み隊長として大車輪の活躍を見せている鵜沼魁斗(うぬま かいと)外野手。

2019夏の神奈川大会では32打数13安打と4割6厘の打率をマークしたほか、2年生ながらU18日本代表のメンバーにも選出されましたね!

高校通算ホームランも20本を超え、存在感を示す俊足強打の一番打者として2020年のドラフトにも期待がかかっています。

ドラフト期待のリードオフマン、東海大相模の鵜沼魁斗選手を特集してみたいと思います。

参考:東海大相模の2020新入生は?メンバーは野球センス抜群で盤石か

目次

鵜沼魁斗は中学時代も強豪・千葉西シニアの一番

身長175cm・体重74kgと筋肉質な体格の鵜沼魁斗(読み方は「うぬま かいと」)選手。

出身は千葉市立生浜中学ですが、野球は強豪の千葉西シニアでプレーしていました。


五番打者として出場した2年秋には、その年の日本選手権を制した栃木下野を4対2で下すなど勝利に貢献。この試合でも豪快なレフトへのツーベースヒットを放っていますね。

また中学3年時には一番・センターで主力選手として活躍し、マリーンズカップ準々決勝では先頭打者としてスリーベースを放ち初回から生還していますし、中学時代からその打撃センスは健在でした。

速球に強いバッティングは打率が高いだけでなく長打も多いため、一番打者として相手チームが警戒する強打者であることは間違いありません。

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東海大相模・鵜沼魁斗はドラフト期待の打撃センス

全国的に見てもトップクラスの破壊力を誇る東海大相模の強力打線ですが、鵜沼魁斗選手のバッティングはその好打者たちの中でも光るものがあります。

ドラフト注目の横浜・及川からもマルチヒット

2018秋の神奈川県大会準々決勝・横浜戦では、150キロを超えるストレートでプロ注目の左腕・及川雅貴投手から2本のヒットを放ちました。

この試合で東海大相模は2対5で敗れ、及川雅貴投手に13奪三振を喫する悔しい内容となったわけですが、鵜沼魁斗選手はタイムリーツーベースを含む2安打3出塁と気を吐いています。

1本目のヒットも追い込まれてからのストレートをレフト前に運んでいますし、ミートが非常に上手いバッターなんですよね。

当時の背番号が25で横浜戦では相手が及川雅貴投手だったこともあり、この頃にはいわゆる「ラッキーボーイ」的な存在としても見られていたものの、活躍は決して偶然ではありません。

実際に2018秋の神奈川県大会では18打数12安打とヒットを量産し、打率は6割6分7厘をマーク。

秋の大会で敗退後も日本航空や浦和学院といった強豪校との練習試合でホームランを記録していますから、2019夏のブレイクもまったく不思議ではありません。

ホームランも連発の長打力

打撃センスに注目の鵜沼魁斗選手は、2019秋の時点で高校通算27本のホームランを放っている点も見逃せません。

2019年3月にはセンバツ甲子園に出場した山梨学院との練習試合が行われましたが、この試合でもホームランを記録していますね。

また2019春からは一番・センターとして起用され、ヒットを量産して神奈川県大会制覇に大きく貢献しています。

特に決勝の桐光学園戦の活躍は圧巻でしたね…!

1点ビハインドで迎えた3回の第二打席では、レフトスタンドに深々と突き刺さる同点ホームランを放ちました。

さらにはランナーを二塁に置いて迎えた5回の第三打席でも、レフトへ痛烈な打球でツーベースヒット。2対1と勝ち越しに成功する大きな1点を叩き出すなど、3打数2安打2打点の大活躍を見せています。

ちなみにタイムリーツーベースの打席ではインハイのボールをレフト線に運んだのですが、ヒットにする前のボールでかなり厳しく(頭部に)内角を攻められていたんですよね。

その直後のインハイを臆することなく振り抜くあたり、かなり度胸があってめちゃくちゃシビれます…!

決勝戦の舞台で且つ勝敗を分ける場面であったことはもちろん、桐光学園の谷村然投手は1年生秋から主力投手として登板している好投手ですし、打った2本の長打はかなり価値の高いものでした。

同じく2年生の左打者・茂谷光選手もブレイクといって良い活躍を見せていましたから、東海大相模がライバルからマークされる状況はしばし続きそうですね。

参考:東海大相模・茂谷光は全国的に注目されるべき選手だと思う

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ドラフト注目・鵜沼魁斗は東海大相模のキーマン

強打者が揃う打線を引っ張れる選手

激戦区の神奈川においても頭一つ抜けたチーム力を持つと言われている東海大相模ですが、鵜沼魁斗選手のバッティングは今後の躍進に大きく関わってくると思います。

というのも、プロ注目の遠藤成選手をはじめ右の西川僚祐選手左の山村崇嘉選手と左右の大砲が後ろに控えるなど打線は相当な破壊力がありますし、1年春から活躍する加藤響選手ら同世代を見てもかなり層が厚いんですよね。

そのため鵜沼魁斗選手が中軸の前にいかにチャンスメイクするかも注目ですし、桐光学園戦のように下位打線が作ったチャンスを一掃するバッティングに期待せずにはいられません。

2019夏の戦いを見てもトップバッターの出来がチームに好影響を与えていることは言うまでもありませんから、核弾頭としてどれだけ暴れてくれるかが本当に楽しみです。

参考:東海大相模・山村崇嘉がホームラン量産|二刀流はどちらでプロ入りか

通算安打数でも一位

1年秋にスタメンに名を連ねて以来、公式戦でヒットを量産する鵜沼魁斗選手ですが、実際に2019春(神奈川大会まで)の時点で通算23本のヒットを放っています。

ちなみに山村崇嘉選手が20本、西川僚祐選手が18本、加藤響選手が16本。

同世代でも一番ヒットを記録していることになるわけですが、まだ高校野球生活は続くとはいえ、この顔ぶれの中でトップの安打数を誇る打撃センスは控えめに言ってもヤバイなと。

間違いなく全国トップクラスの実力の持ち主ですから、ぜひ甲子園で大暴れしてほしいところです。

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ドラフト期待の鵜沼魁斗は東海大相模の強さの象徴

東海大相模は強打に注目が集まりますが、鵜沼魁斗選手の働きにその強さが隠れているように思います。

リードオフマンとして長打が多い一方で、サード側へのバントヒットを決めるなど俊足ぶりも見せつけているあたりが最高なんですよね…!

2019夏の戦いでも長打に小技を絡める器用さを見せていましたが、東海大相模の強さを象徴する選手とも言えるでしょう。

50メートル5秒9の俊足の持ち主でもあり、身体能力の高さも魅力。

夏の甲子園では悔しい敗戦を喫したものの、これからも強打の東海大相模打線の中心となる選手だと思います。

ドラフト注目の強打者としても、鵜沼魁斗選手のこれからは目が離せません…!

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東海大相模・鵜沼魁斗は日本代表も経験でドラフトへ

鵜沼魁斗選手は2年生ながら、2019ワールドカップを戦うU18日本代表に選出されました。

作新学院・横山陽樹選手と2年生は二人のみだったわけですが、これは東海大相模にとっても良い起爆剤になったのではないでしょうか。

新体制となってもドラフト注目が多い逸材揃いのチームだけに、「2020年こそは絶対に自分が」との想いを秘めている選手も多いでしょう。

激戦区の神奈川を戦っていく東海大相模においても、非常に大きな意味をもたらすものと思います。

ドラフト候補の遠藤成選手も一緒に日本代表として戦っていますしね!

それぞれ日本代表で多くのものを得ることはもちろん、鵜沼魁斗選手は一回り大きくなってまた新チームで活躍を見せてくれることに期待していきましょう!

参考:作新学院・横山陽樹は中学も日本代表|ドラフト上位の逸材に大注目

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