世代を代表する本格派左腕としてドラフトにも注目の横浜高校・及川雅貴(およかわ まさき)投手。
最速153キロのストレートを武器にU18日本代表候補にも選出されており、これまでも「BIG4」唯一のサウスポーとして度々話題に上がってきました。
小学では千葉ロッテマリーンズジュニアを経験したほか、中学時代にも侍ジャパンを経験するなどポテンシャルの高さを早くから見せつけていた逸材で、中学の時点で球速は140キロに迫るストレートを投げ込んでいましたね。
横浜高校のエースとして臨む最後の夏にも注目が集まる好左腕・及川雅貴投手のルーツを辿ってみました。
目次
及川雅貴は千葉ロッテマリーンズジュニア出身
須賀小では軟式でプレー
及川雅貴投手は千葉県匝瑳(そうさ)市の出身で、匝瑳市立須賀小学校に通っていました。
小学3年から須賀スポーツ少年団で野球を始めたわけですが、実際のところ、元々はサッカーをやりたかったんだとか。
キャッチボールを見た周囲の人たちがその野球センスを絶賛したことがきっかけになっているそうで、このエピソードからも優れた才能が垣間見えますね…!
当時からピッチャーのポジションで、チームの中心選手として活躍していました。
出身のロッテジュニアでもスタメン
小学6年生時には千葉ロッテマリーンズジュニアに選出された及川雅貴投手。
この時の選考会には約380人の選手が集まっていたとのことで、この中から18人の枠を勝ち取ったことも野球センスの高さを証明しています。
チームメイトには木更津総合の149キロ右腕・根本太一投手もおり、未だに連絡を取り合う仲だそうで今後の対戦にも期待がかかりますね。
及川くん 横から。
期待してるぞ❗️#及川雅貴 pic.twitter.com/9EKaopUrws— F・ジーターM26D@克己#33増田珠 (@F_Jeter_m26) 2018年7月23日
ちなみにロッテジュニアで12球団トーナメントに出場した及川雅貴投手は、仙台育英のエース・大栄陽斗選手らが所属していた楽天ジュニアとも対戦。
ここでもスタメンで出場していますし、野球を始めて約3年で世代トップクラスの実力を持っていたことは見事ですよね…!
参考:仙台育英・大栄陽斗は中学で全国4強|球速以外の武器も全国屈指の本格派
横浜高校・及川雅貴は中学時代にも侍ジャパン
横浜高校でもエースを務める及川雅貴投手は、中学時代にもU15日本代表として国際大会を経験しています。
本格派左腕として、シニアでも存在感は抜群でした。
出身の匝瑳シニアでは球速も右肩上がり
八日市場第二中学に進学した及川雅貴投手は匝瑳シニアに所属し、本格派として順調な成長を遂げます。
左腕から繰り出すストレートの最速は139キロにまで上がり、チームをリトルシニア日本選手権にも導きました。
中学時代に140キロ近い球速をマークしていたことも素晴らしいですよね…!
U-15 日本代表 及川雅貴(中3時)
最速140km/h(左)
匝瑳リトルシニア→横浜高校 pic.twitter.com/U8SG9k9Yqq— ⚾︎りゅー (@jwdtatmtwmwtw) 2017年2月1日
同じくドラフトの目玉として話題になっている大船渡・佐々木朗希投手も中学時代に141キロをマークしていますが、左右の剛腕にはこれからも注目していきたいところです。
参考:佐々木朗希が中学時代に経験した挫折|ドラフト注目右腕の苦悩と涙
侍ジャパンでは最優秀投手
その実力が高く評価された及川雅貴投手は、U15日本代表に選出されてワールドカップに出場。侍ジャパンの主戦として素晴らしい活躍を見せました。
先発したキューバとの対戦ではストレートを中心に、スライダー・カーブ・チェンジアップも投げ分けて7回無失点でリリーフへバトンを繋いでいますし、続くベネズエラ戦でも5回途中まで無失点の快投を見せています。
再戦となったキューバとの決勝こそ惜しくも敗れたものの、この大会の最優秀投手に輝いたのも納得の活躍でしたね!
星稜・奥川恭伸投手は全国制覇を果たしていますし、2019ドラフトの目玉となる投手たちは中学時代から逸材ぶりを発揮していることがわかります。
参考:奥川恭伸が中学時代に見せた大器の片鱗|ドラフト注目右腕の根底にあるもの
及川雅貴は中学時代にスポーツ大将にも出演
及川雅貴投手は「スーパー中学生」としてテレビ番組への出演を果たしたことでも話題になりました。
最速140キロに迫るストレートは健在で、「ビートたけしのスポーツ大将」ではプロの強打者を相手に堂々のピッチングを披露しています。
及川雅貴君とは? pic.twitter.com/AnJFEaZuVC
— 安部 勇樹 /yuki_abe (@yuki_abe0416) 2017年2月26日
大阪桐蔭時代には高校屈指のスラッガーとして名を馳せた中日の平田良介選手から三振を奪ったことも、及川雅貴投手が全国的に有名になるきっかけだったように思います。
ロッテジュニアから始まり、侍ジャパンやスポーツ大将など、常に世代のトップを走ってきたことも見事ですね!
1学年下の剛腕・松本隆之介投手に同じく日本代表を経験した2019新入生・金井慎之介投手ら、左の好投手が多く揃っている横浜高校の戦いはやはり楽しみです。
東海大相模など強豪と甲子園を争う最後の夏での活躍、そしてドラフトにも期待して、及川雅貴投手のこれからを応援していきましょう。
参考:金井慎之介(横浜)の球速はまだ伸びる|中学時代に完投0の理由が凄い