2019夏の甲子園で優勝候補と見られている東海大相模で、背番号1をつけるエースの紫藤大輝投手。
右のサイドハンドから繰り出す140キロ近いストレートを軸に、神奈川大会でも無失点の好投を見せた投手です。
今年の東海大相模は豊富な投手陣の継投で勝ち上がってきただけに、甲子園でもピッチャーの中心として期待がかかりますね!
東海大相模のエースピッチャー・紫藤大輝投手を特集してみました。
目次
東海大相模・紫藤大輝はストレートが良い
球速以上のスピードを感じる
キレのあるボールを投げる東海大相模の紫藤大輝投手ですが、まず注目したいのがストレートです。
130キロ台後半と驚くようなスピードではないものの非常にキレがあり、どんどん差し込んでいけるピッチャーなんですよね!
2019夏の甲子園初戦・近江戦でもピンチの場面で登板し、三振で切り抜けて見せました。
#東海大相模 × #近江
近江の反撃をエース紫藤が食い止める!
動き出した試合は最終回へ!#バーチャル高校野球 でライブ中継❗️https://t.co/8futSJs9fE#高校野球 #甲子園 pic.twitter.com/DUiw4aLjuq— バーチャル高校野球 (@asahi_koshien) 2019年8月11日
自己最速は138キロとされていますが、サイドスローということもあり相手打者としては球速以上に速く感じるでしょう…!
高校最後の甲子園で140キロ超えの自己最速を投げ込む可能性も十分にありますし、紫藤大輝投手の真っ直ぐには注目していきたいと思います。
コースに決まる真っ直ぐは見もの
また紫藤大輝投手のストレートは球速だけでなく、際どいコースへの制球も見ものです。
右打者のアウトローへの出し入れで相手を翻弄するピッチングも出来ますし、真っ直ぐがしっかり決まっている際の変化球とのコンビネーションは素晴らしいものがあります。
加えて、ストレートのみで強気で押す投球にも気持ちの強さを感じますね!
東海大相模が誇る投手陣のなかで右投げは遠藤成投手と紫藤大輝投手のみですから、甲子園でも貴重な戦力として大車輪の活躍に期待したいものです。
参考:遠藤成(東海大相模)はドラフト注目|二刀流はスイングスピードも一級品
東海大相模のピッチャー・紫藤大輝の球種は?
ストレートに強みを持つ紫藤大輝投手は、一方で変化球のキレにも注目です。
球種はスライダーにカーブ・チェンジアップを投げ分けているほか、ツーシームも操るなど持ち球は豊富な印象。
特にスライダーは変化も大きく、低めにコントロールできると全国の強力打線と言えどもなかなか攻略は難しいでしょう。
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紫藤 大輝くん③ (二宮中)
第101回全国高等学校野球選手権大会
神奈川大会 準々決勝
2019.07.25 @横浜スタジアム#東海大相模#高校野球— A子 (@photobyAko) 2019年8月6日
諸隈惟大投手らの後ろでリリーフでの登板が多くなっていますが、緩急を上手く使うピッチングも出来る投手です。
投球の「幅」という点でも、紫藤大輝投手にはぜひ注目していきましょう。
参考:東海大相模・諸隈惟大は中学全日本MVP|抜群のキレと投球術は見もの
東海大相模・紫藤大輝が秘めた想い
神奈川大会決勝でも最後のマウンドを任されるなど、門馬敬治監督からの信頼も厚い紫藤大輝投手。
最終回を託した門馬監督の「ここ一番で苦しい場面を乗り切ってきた投手」との言葉も、紫藤大輝投手のチームへの貢献度を表しているように感じます。
紫藤君ナイスピッチ!!
東海大相模おめでとう!! pic.twitter.com/Y7OYoacuIU— 終着駅は始発駅 (@3jyahi) 2019年8月11日
その紫藤大輝投手は船橋市立二宮中学の出身なのですが、当時は軟式でプレーしていたんですよね。
最近では二宮中学の野球部員が減っていることも気にかけており、「軟式出身でも活躍できる」ことを証明したい想いを胸に最後の夏に臨んでいます。
また、神奈川大会こそ遠藤成選手に背番号1を譲ったものの、最後の甲子園ではやはり紫藤大輝投手がエースナンバーを任されたんですよね!
後輩たちへ示したい姿の先に東海大相模の悲願も待っているでしょうから、背番号1をつけて甲子園のマウンドで躍動する紫藤大輝投手を応援していきたいと思います。