2019年、U18野球日本代表のメンバーが選出された。
もちろん若き侍ジャパンを全力で応援するのだが、「この選手を選んでほしかったよ!」という想いがあるのも事実である。
この記事では、ひたすらにその想いだけを書く。
参考:2019甲子園のベストナインを1・2年生の選手から選んでみた
目次
大前提として
まず大前提として、「この選手よりもこっちの選手の方がイイ」と主張する気はない。
ぶっちゃけショート多すぎじゃね?と思ってはいるが、「じゃあアナタが選んで」と言われたときにメンバーを決められる自信がまるでない。
だから単に批判するつもりは毛頭ないというのは大前提。
そもそもU18日本代表に選ばれるだけあってメンバー全員が本当に優れた選手であり、選考裏の諸事情などは僕らにはわかりようがない。
ただ、「この選手が侍ジャパンで見たかった!」的な話くらいはしても良いんじゃないか。
ひょっとしたら同じような想いを抱えている人も少なくないんじゃないか。
そんな気持ちから、自由に妄想を膨らませていきたい。
参考:2019ドラフト高校生野手【最新版】志望届の提出状況と進路は?
【2019】U18野球日本代表に選出してほしかった選手
さすがに甲子園不出場の選手を含んでしまうとキリがないため、2019夏の甲子園に出場した選手から選ぶ。
U18野球日本代表に選出してほしかった選手たち。
履正社・井上広大右翼手
2019夏の甲子園を見て「どのバッターが凄かった?」と聞いたら確実に名前が挙がる強打者。
身長187cm・体重94kgの体格で、侍ジャパンの四番に座ることを想像するとワクワクする。
外野手、そして右打者としても日本代表にいてほしかった。
参考:井上広大(履正社)がドラフト注目の理由は飛距離だけじゃなかった
履正社・桃谷惟吹中堅手
ほぼ同上。間違いなく2019夏の甲子園を沸かせてくれた選手の一人であり、木製バットでも十分に対応できると予想していた。
先頭打者として毎試合1打席目に鋭い打球を放っていたバッティングは、これから上の世界でもぜひ観てみたい強打者。
俊足の一番が大好きな僕でも、このバッターを先頭に置きたいと思った。
参考:桃谷惟吹(履正社)はオリックス出身|豪快な先頭打者は甲子園で雪辱なるか
智弁和歌山・黒川史陽二塁手
確かに2019夏の甲子園では苦しんだものの、経験・ポテンシャルが申し分ないセカンド。
何よりキャプテンとしての存在感がハンパなく、打力や走力のほかに「主将力」という項目があったとしたら彼のための言葉なのではと思うほど。
個性的な選手が集まる侍ジャパンの主将は黒川選手で確定だと思っていた。
参考:智弁和歌山・黒川史陽は中学でも関西一|ドラフト注目主将は野茂ジャパン
智弁和歌山・東妻純平捕手
星稜・山瀬慎之助捕手と並ぶ高校球界トップクラスのキャッチャー。
2019夏の甲子園でもホームランを放つなど、打てるキャッチャーとしての実力は甲子園でも示した。
池田陽佑投手とのバッテリーはもう一度観たかった。
参考:東妻純平(智弁和歌山)にはドラフト以上に期待したいことがある
近江・有馬諒捕手
鉄壁のディフェンスは高校随一で、U18日本代表の投手たちをどうリードするのかを楽しみにしていた高校野球ファンも多いはず。
何より林優樹投手とのバッテリーはもう一度観たかった。
参考:近江・有馬諒がドラフト確定と言われる理由は目に見えない力にある
中京学院大中京・藤田健斗捕手
U18日本代表候補にも選出され、甲子園ベスト4だけに名前があってほしかった。
山瀬慎之助捕手・水上桂捕手の人選に何も異論はないが、キャッチャーがもう一人いても良かったのでは…。
(作新・横山陽樹選手も捕手は出来るのだけど)
参考:藤田健斗(中京院中京)はドラフト注目|強肩のスローイングは高校随一
作新学院・石井巧遊撃手
2019夏の甲子園でバックスクリーンに放り込むなど、攻守に抜群のセンスを見せつけた。
ポジションはショートではあるが右打ちで、打撃センスが高いバッターのため木製にも普通に対応しそうに感じる。
参考:石井巧(作新学院)はドラフトで兄に続くか|センス抜群の三番ショート
関東一・大久保翔太中堅手
2019夏の甲子園でも一番だったのでは?と思うほど驚愕の俊足を誇るセンター。
普通のセカンドゴロでギリギリアウトの足は、ちょっと次元が違うレベルだったように思う。
日本が誇る韋駄天を世界にも見せつけてほしかった。
参考:大久保翔太(関東一)の俊足が凄すぎる|攻守に光るスピードは全国一か
関東一・平泉遼馬一塁手
甲子園でも2本のホームランを放った、高校通算38本をマークしている右の強打者。
U18日本代表で恒例になりつつある、あれ?ファーストいなくね?問題も解消される。
参考:平泉遼馬(関東一)は高校通算40本なるか|出身の強豪シニアは全国常連
敦賀気比・杉田翔太郎一塁手
甲子園でのサイクルヒット達成が偶然ではない打力の持ち主。
星稜から複数選ばれているためメンバーが北信越に偏らないことを考慮した気もするが…。
最後の試合が初回の死球で終わってしまったため、単純にまたバッターボックスに立つ姿を見たかった。
参考:杉田翔太郎(敦賀気比)の高校通算は?サイクル達成にドラフト期待の声も
旭川大・能登嵩都投手
星稜打線を1点に封じ、奥川恭伸投手との投手戦に持ち込んだ初戦の投げっぷりには大いに感動した。
140キロ台半ばの球速以上に2019夏の甲子園ではインパクトを残しただけに、本格派が揃う侍ジャパンの投手陣の中でも一味違った魅力を発揮できたように感じる。
参考:2019夏・旭川大高の注目選手|能登嵩都は北海道屈指の右腕
花咲徳栄・橋本吏功中堅手
侍ジャパンに選出されていないことが不思議なほどの外野手。
身体能力の高さ・走攻守のバランス、いずれも高校野球界トップクラスの逸材である。
2019夏の甲子園メンバーでベストナインを組めと言われたら、間違いなく二番には彼を選ぶ。
参考:花咲徳栄・橋本吏功はドラフト注目|北海道出身の俊足強打は最強二番
智弁和歌山・根来塁左翼手
智弁和歌山で一番とも言われるあの天才的なバッティングを世界でも観てみたかった。
それ以上でも以下でもなく、世界大会で観てみたかった。
参考:根来塁(智弁和歌山)が突然ドラフトで指名されても驚かないと思う
高松商・香川卓摩投手
サウスポーがもう少しいてもいいんじゃない?という台所事情を無視しても侍ジャパンにいてほしかった投手。
パワーに勝る海外のバッターを手玉に取るところが観たかった。
林優樹投手とのリレーが見られたら、何も言うことは無い。
参考:香川卓摩(高松商)はドラフト注目|中学から四国屈指の左腕は抜群のキレ
富島・松浦佑星遊撃手
密かにU18日本代表での選出を期待していた俊足巧打のショート。
ん?誰だ?となる人もまだ多いとは思うが、そんな空気すら吹き飛ばして魅了するだけのポテンシャルを秘めている。
全国的にもっと知れ渡ってほしい逸材。
参考:松浦佑星(富島)はドラフトで絶対指名してほしいほど攻守に素晴らしい
星稜・寺沢孝多投手
奥川恭伸投手に隠れてはいるが、生で観ると本当にキレのある素晴らしいボールを投げるサウスポー。
元智弁和歌山の高嶋監督も中京学院大中京戦の登板を見て「この左いいなあ」と普通に漏らしていた。
事情が事情だけに致し方ないことは承知の上で、もっと投げる姿を見たい。
参考:星稜・寺沢孝多の球速だけで語れない魅力を全力で伝えようと思う
東海大相模・井上恵輔捕手
キャプテンとして優勝候補の東海大相模を引っ張ってきた井上恵輔選手。
2年生からレギュラーで出場していた強打のキャッチャーで、怪我を克服して臨んだ最後の夏の戦いには本当に痺れた。
侍ジャパンでもマスクをかぶってほしかった。
参考:井上恵輔(東海大相模)は死球から復活|読売出身の主将は攻守に存在感