<2019ドラフト>

香川卓摩(高松商)はドラフト注目|中学から四国屈指の左腕は抜群のキレ

抜群のキレを誇るボールを武器にドラフトでの指名に期待が寄せられる高松商業の好左腕・香川卓摩(かがわ たくま)投手。

2019春のセンバツ甲子園では強打の春日部共栄(埼玉)打線から13奪三振の快投を見せるなど、ストレート・変化球共に高い評価を受けています。

U18日本代表候補に選出されて合宿にも参加しており、中学時代から「四国屈指のサウスポー」と呼ばれていたに相応しいピッチングで、高校球界でも上位に位置する実力の持ち主であることは間違いありません。

身長165cm・体重62kgと小柄ながら、三振を奪えるストレートのキレは目を見張るものがありますね…!

強気のピッチングでメンタルの強さも見せるドラフト注目のサウスポー・香川卓摩投手について特集してみました。

 

目次

香川卓摩は中学時代から四国屈指の左腕

高松商OBの父の影響で小学2年から野球

2019ドラフト注目の香川卓摩投手は小学2年から「さぬき中央少年クラブ」で野球を始めました。

父親の影響だったとのことですが、香川卓摩投手の父・竜志さんも高松商の野球部出身なんですよね。

センターを守り1996年に甲子園にも出場を果たすなど素晴らしい経歴の持ち主で、野球一家に育ったことが伺えます。

小学時代には独立リーグ・香川オリーブガイナーズの試合で始球式を務めた経験もありますし、持ち前のマウンド度胸は幼少期から養われていたようです…!

出身の東かがわシニアでは全国も経験

さぬき市立志度中学校出身の香川卓摩投手は、中学では東かがわシニアに所属しています。

ピッチャーのポジションで当時から130キロ台の球速をマークするなど能力は高く、優れた打撃センスも兼ね備えておりチームの中心選手として活躍を見せていましたね。


また3年時にはリトルシニア全国選抜野球大会も経験しており、四国屈指のサウスポーとして県外の高校でのプレーも考えていたそうですが、その気持ちを覆したのは高松商業でした。

2016春のセンバツ甲子園で準優勝に輝いた戦いを見て「地元でみんなと力を合わせて甲子園で戦いたい」との想いが芽生えたと語っていますから、タイミングというか、高松商業との縁を感じますね…!

徳島出身でプロ注目の八戸学院光星・武岡龍世遊撃手とは練習試合で対戦していたそうで、今でも親交があるとのこと。

2018秋の神宮大会でも対戦がありましたが、この二人の対決はぜひ夏にも観たいですね。

参考:武岡龍世はドラフト上位の逸材|守備走塁も一級品のイケメンショート

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高松商・香川卓摩がドラフト注目の3つの理由

球速表示以上に速いストレート

U18日本代表候補に選出されるなどポテンシャルが高く評価されている高松商業の香川卓摩投手ですが、ストレートは球速以上の速さを感じさせます。

2019夏前の時点で最速こそ141キロではあるものの、回転数の多いストレートは十分に空振りを奪えるボールで、ダイナミックなフォームから投じる真っ直ぐのキレは群を抜いていますね。

小柄ながら遠投110メートルを記録する肩の強さに加え、身体の使い方も上手く、指先にしっかりとかかったボールは綺麗な球筋でキャッチャーミットに刺さります。

関東では浦和実業の右腕・豆田泰志投手も球速は140キロ前後ながらキレのあるボールで奪三振の多さに注目が集まっていますが、香川卓摩投手は夏の大会で145キロに届きそうな期待感もあります。

コンスタントに140キロ台中盤をマークするようになると、いよいよ手が付けられない投手になると思うので、夏の快投はドラフトにも直結しそうですね…!

参考:浦和実業・豆田泰志の奪三振が凄い|中学時代には東日本最速の注目株

変化球でも相手打線を翻弄

質の高いストレートに加えて豊富な変化球でも相手打者を翻弄できるのは、香川卓摩投手の大きな強みと言えます。

球種はスライダー・カーブ・チェンジアップを主に投げ分けていて、特にスクリュー気味に落ちるチェンジアップはしっかりとブレーキが利いた素晴らしいボールです。


2018秋には県大会で合計28イニングに登板し、41個の奪三振という数字も見事ですよね…!

四国ではトップクラスの実力で有名な投手だけに、甲子園の舞台での強力打線との対戦は非常に楽しみです。

2019新入生では高知の150キロ右腕・森木大智投手や明徳義塾の大型左腕・代木大和投手ら1年生投手が話題になっていますから、香川卓摩投手には一味違った投球も見せてほしいところですね。

参考:森木大智(高知)にドラフト12球団1位指名を期待してしまう4つの理由

抜群のマウンド度胸

ストレートに変化球とキレのある素晴らしいボールを持つ高松商業のエース・香川卓摩投手は、マウンドでの立ち振る舞いにも注目で、負けん気の強さが全面に出ている投げっぷりも非常に見ごたえがあります。


臆することなく相手打者のインコースをズバズバと突いていける投手ですし、身体を目一杯に使ったフォームも打席では相当に勢いを感じるはずです。

また大舞台に強さを発揮するタイプでしょうから、最後の夏でもうひと伸びしてくれることに期待しつつ応援していきたいと思います。

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香川卓摩はドラフトで将来性も評価されてほしい

魅力溢れるサウスポーだけにプロのスカウトも香川卓摩投手のピッチングには目を光らせていますが、目に見えない部分でも強さを持った投手であることは間違いありません。

前述のマウンド度胸だけでなく洞察力にも優れており、試合の中で相手打線の狙い球などを冷静に汲み取ることができる投手なんですよね。

高松商業では野球ノートをつけているとのことで、これまでの経験も現在の投球に活かされていることが伺えます。


自信満々に投げ込んでいく姿は見ていて気持ちが良いですし、チームに勢いをもたらすこともできるピッチングはまさにエースとしての理想形と言えるでしょう。

2018春に腰椎分離症を経験したときには焦りや悔しさなど様々な感情が渦巻いたでしょうが、もどかしい期間を過ごしたことも香川卓摩投手の成長にとっては大切なことだったようにも感じますね。

全国に注目される実力は十分に持っている投手ですから、甲子園とドラフトを楽しみに追いかけていきましょう!

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