2019夏の甲子園6日目。
初戦随一の好カードが並ぶといっても過言ではない、6日目の見どころと注目選手をお伝えする。
大会6日目のスケジュールは以下の通り。
08:00~第1試合 | 筑陽学園×作新学院 |
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10:30~第2試合 | 東海大相模×近江 |
13:00~第3試合 | 中京院中京×北照 |
15:30~第4試合 | 花咲徳栄×明石商 |
第1試合から熱戦が予想され、この日は「何時に球場へ行けば入場できるのか」も1つの見どころなのではないかと思うほど。
各対戦カードに関して、参考になるものがあれば嬉しい。
参考:甲子園7日目の見どころと注目選手【2019夏】第3試合は壮絶な打ち合いか
参考:夏の甲子園2019【組み合わせ】日程ごとの見どころも紹介します
目次
第1試合:筑陽学園×作新学院の見どころと注目選手
筑陽学園のエース右腕・西舘昂汰投手と強打の作新学院打線が激突。
筑陽学園の注目ポイント
プロ注目の右腕であるエースの西舘昂汰投手は、最速145キロを誇る本格派。
福岡大会では準決勝・決勝と完投勝利を飾るなど、7試合を投げて失点8と安定感を見せた。
特に準決勝で強豪の九州国際大付を完封したピッチングは見事のひと言。
作新学院打線に対してどんな投球を見せるかは多くの高校野球ファンが注目しているだろう。
また、粘り強さが光る打線は46の四死球を記録しており、どの打者も選球眼が良い。
第101回全国高等学校野球選手権福岡大会、決勝。『筑陽学園―西短大附』。
*筑陽学園・福岡大真選手のバッティング。
8回表、高めの初球を引っ張って、ライトフェンス直撃のタイムリーツーベース!
谷繁(笑)
(※NHK高校野球中継より。) pic.twitter.com/BeeTNabjiD— backnet裏のごんさん。 (@gonsan_2018) 2019年7月30日
中でも注目なのは四番・福岡大真右翼手と強肩強打の進藤勇也捕手。
福岡選手は予選こそ打率2割と苦戦したものの、パンチ力を兼ね備えたバッティングでチームを引っ張る左の強打者である。
また進藤選手は決勝で逆転ツーランホームランを放っているほか、強肩ぶりも光る。
2019春の選抜ベスト8を上回る戦いを見せられるか。
参考:筑陽学園の注目選手【2019甲子園】ドラフト候補のバッテリーは必見
作新学院の注目ポイント
5試合53得点の強力打線は、スタメン9人中5人が打率4割を超えた。
三番・ショートの石井巧主将が攻守の要で、5割の打率にくわえチームトップの9打点を叩き出した勝負強さがある。
右の好打者だけに、筑陽学園・西舘昂汰投手との対戦が非常に楽しみだ。
作新学院の石井巧くん(主将)、打撃も守備も素晴らしい👏
甲子園でも頑張ってほしい!!
日ハム石井一成選手の弟✨
石井家すごい‼️#作新学院 #高校野球 #甲子園 #石井一成 #日ハム #ファイターズ #Fighters pic.twitter.com/VONjA2tGnQ— apple (@3088269241114aa) 2019年7月31日
また、石井選手と並んで2018夏の甲子園を経験した先頭打者の横山陽樹選手にも注目したい。
チームトップの10安打をマークした中島義明一塁手と組む一・二番の出来は大きなカギになる。
一方の投手陣は、エース左腕の林勇成投手に安定感がある。
試合を作れるピッチャーで先発が予想されるが、丁寧にコースを突く投球が出来るか。
参考:作新学院・横山陽樹は中学世界一の四番|大阪桐蔭戦を糧に大きくなれ
第2試合:東海大相模×近江の見どころと注目選手
2019夏の甲子園、初戦屈指の好カードとなったこの一戦は別記事に見どころと予想を書いた。
反響がものすごいので、ぜひこちらのコラムをご一読いただきたい。
参考:東海大相模VS近江は2019夏の甲子園を大きく左右する一戦になる
第3試合:中京院中京×北照の見どころと注目選手
いずれも打線に力があるチームだけに、投手の出来が大きなカギを握る。
中京院中京の注目ポイント
チーム打率4割2分6厘と強打で岐阜大会を勝ち上がった中京院中京は、まず1年生の小田康一郎選手に注目したい。
予選では6割3分2厘と当たりに当たっており、12安打のうち5本が長打。初の甲子園でもその打撃には期待がかかる。
さらに小田選手と並んで個人的に注目しているのが元謙太選手。
粗さはあるもののポテンシャルが高い選手で、大舞台でブレイクする可能性は十分に秘めている。
中京学院中京
1年 元君 思い切りの良いスイング(((o(*゚▽゚*)o)))
左中間の深い場所へ
先制ツーラン(⊙ө⊙) pic.twitter.com/2GHCz0yQTG— 伸やん 立宇治初勝利おめでとう (@GodShinji0621) 2018年10月27日
また、U18日本代表にも選出された藤田健斗捕手のバッティングも見もの。
捕手としての強肩はプロも注目だが、4割近い打率を残しながら打点がわずかに1だっただけに大舞台で四番としての仕事が出来るか。
中学でU15日本代表を経験しているエース左腕・不後祐将投手も、制球力を武器とした安定感のあるピッチングに注目だ。
参考:小田康一郎(中京院中京)の打撃が凄い|中学は八王子シニアでベストナイン
北照の注目ポイント
エースで四番の桃枝丈投手が投打の中心選手。
右横手からの140キロを超えるストレートを軸に、7試合をほぼ一人で投げ切った一方、主軸としても2本のホームランを含む4割8分3厘をマークした。
身長171cm・体重64kgと小柄ではあるものの、チームの中心として欠かせない。
その桃枝投手を、ショート・伊藤陸主将を軸とした守備も盛り立てる。
北照6-4駒大苫小牧
北照2年連続甲子園王手🔥🔥🔥
上林先生頑張れー!!! pic.twitter.com/FDpSdgsmiH— SHINJI (@katuonotatakida) 2019年7月20日
打線ではリードオフマンの星野央右翼手と三番・斎藤優斗左翼手、二人の左打者のセンスが光る。
さらに五番の国方海成二塁手もシャープなバッティングが持ち味で、スタメンに並ぶ5人の左打者が中京院中京のエース・不後祐将投手に対し、いかに逆方向中心の打撃を見せるかにも注目したい。
参考:北照の注目選手を紹介【2019夏】桃枝丈を中心に破壊力のある打線
第4試合:花咲徳栄×明石商の見どころと注目選手
6日目の第4試合も強豪校同士、今大会有数の好カードとなった。
東海大相模VS近江と同じく別の記事にて詳しく書いたので、以下を参考にしていただけたら嬉しい。
参考:花咲徳栄VS明石商の予想|見どころは「徳栄打線と中森投手」以外にある