南北海道大会の激戦を制して2年連続の甲子園出場を決めた北照高校。
エースで四番の桃枝(もものえ)丈投手を中心に切れ目のない打線には力があり、全国の舞台でも躍進に期待がかかります。
またショートを守る伊藤陸主将が守備力の高さを随所で見せるなど、堅い守備にも注目ですね。
好打者が揃う北照の注目選手をピックアップしていきましょう。
目次
北照の大黒柱・エースで四番の桃枝丈
最速143キロのストレート
まず北照の注目は何と言ってもエースの桃枝丈投手です。
サイドハンドに近いスリークォーターから繰り出す最速143キロのストレートを武器に、夏の全試合に先発している大黒柱的な存在と言えるでしょう。
北照高校 ⚾︎
桃枝 丈くん #1 pic.twitter.com/XGA9fUhGWc
— り り か (@baseball_11_14) 2018年10月3日
キレのある真っ直ぐで空振りを奪えるほか、右打者のアウトコースに決まるスライダーも素晴らしく、一巡目で捕らえるのはなかなか難しい印象を受けますね。
左打者に対しても上手く変化球を沈めることができれば、甲子園の舞台でも大崩れすることは考えにくい好投手でしょう。
予選で怪我をして投げられなかったチームメイト・水川大地投手のためにも絶対に負けられないとの想いはマウンドでひしひしと伝わってきましたし、ピンチでも動じずに投げ切る精神力も見ものです。
四番の打撃センスにも注目
一方で桃枝丈投手はバッティングも良く、打線の中心としても目が離せません。
ミートが上手な右打者で、札幌創成戦で見せた4安打の固め打ちは観客からため息が漏れるほどでした。
小樽支部予選で1試合2本のホームランを放つなど長打力も兼ね備えていますし、身長171cmと小柄ながら投打の中心として北照を引っ張る選手ですね!
守備の要はショートの伊藤陸
激戦の南北海道大会を制した背景には、主将も務める伊藤陸選手の再三にわたる好守備がありました。
ショートのポジションで見せる守備は非常に軽快で、試合終盤にイレギュラーしたゴロも難なくさばくなど北照の守りを支える選手です。
実際に、目に見えないレベルのファインプレーが幾つもあったんですよね…!
北照のショートの伊藤くんがほんとうにうまい
— natsu (@coconnt) 2019年7月21日
甲子園に出場した2018年にも2年生ながら唯一のベンチ入りを果たしていましたし、伊藤陸選手が打つと異様な盛り上がりを見せることからも信頼の厚さが見てとれます。
笑顔で内野陣を引っ張るなど献身的なプレーが光る選手ですので、甲子園の舞台でも堅い守備からリズムを作ってほしいものです。
打線の鍵を握るリードオフマン・星野央
北照打線の得点力の高さは、一番・ライトの星野央選手の存在が非常に大きいです。
左打者としてかなり能力が高く、アウトになっている打球は野手の正面に飛んでいるものの、しっかり捕らえている打席が非常に多いんですよね…!
当たりに当たっていた準決勝の駒大苫小牧戦と、苦戦した決勝の札幌国際情報戦では打線の勢いにも差がありましたから、チームに大きく影響をもたらすバッターと言えるでしょう。
一方、ライトの守備でも強肩ぶりを発揮してチームに貢献していますし、北照の主力選手として甲子園での活躍も非常に楽しみです。
打撃センスに長けた三番・斎藤優斗
星野央選手と並んで打線のカギを握るのが三番・レフトの斎藤優斗選手。
以前は四番を務めていたこともある左の好打者で、南北海道大会でも鋭い打球を連発していました。
特にインコースを上手にさばくあたりは打撃センスの高さを感じますね!
北照 3番 斎藤優斗 くんは
打つね pic.twitter.com/zUi6oAVI9V— たいむりーひっと (@tsuku1122) 2019年7月20日
桃枝丈選手の前を打つ斎藤優斗選手が好調を維持していることで打線も機能していましたし、相手バッテリーの警戒がより強まるであろう甲子園でも、持ち前の積極的なバッティングを見せてくれることに期待しています。
北照打線の繋がりに注目
上記の選手たちに加え、二番・キャッチャーで存在感を示した佐藤陸斗選手、復調した五番の國方海成選手ら、切れ目のない北照打線が甲子園でどのような攻撃を見せるかは非常に楽しみですね。
4・5点の勝負になる試合が増えそうな気がしますし、北照が勝ち上がっていくためには打線が好調を維持することが不可欠だと思います。
南北海道大会でも見せた強打が披露されると全国の強豪とも好ゲームが期待できるチーム力は十分ですので、甲子園での戦いにもぜひ注目していきましょう!