1年の2019夏から桐蔭学園でレギュラーとして出場を果たし、話題になっている木本圭一(きもと けいいち)選手。
中学時代には出身の静岡裾野シニアでは全国制覇を経験したほか、U15日本代表にも選出されて国際大会も経験した逸材です。
そのバッティングセンスは突出したものがあり、高校野球ファンを沸かせてくれる活躍には大いに期待したいですね!
早くも2021ドラフトに期待の声も挙がっている桐蔭学園期待のホープ・木本圭一選手について詳しく見ていきましょう。
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目次
桐蔭学園・木本圭一の中学時代が凄すぎる
出身の静岡裾野シニアでは全国MVP
中学時代を静岡裾野シニアでプレーした木本圭一選手は、優れた野球センスで当時から注目を集める存在でした。
2018年8月に神宮球場でおこなわれた「日本リトルシニア日本選手権大会」では中心選手としてチームを優勝に導いた上に、自身も最優秀選手に輝いています。
全国の舞台でMVPを受賞している時点で高い実力を持ち併せていることがわかりますよね…!
16年ぶり6度目の選抜に挑む名門・桐蔭学園。その中に4月から加わる静岡の天才・木本圭一(新1年)。強豪・静岡裾野シニアでは中軸を担い、春の全国8強に続き夏は日本一と輝かしい実績を誇る。走攻守に抜群の実力を誇り、U15日本代表でも6打点の活躍。20年ぶりの夏制覇を狙う上で頼もしすぎる男が加わる! pic.twitter.com/i9lgfVRCTC
— 富山の高校野球 (@nozomilabu) 2019年3月21日
この頃には投手兼二塁手として出場していたほか、準決勝では2安打1打点2盗塁の活躍を見せるなど三番打者としても存在感を示していました。
このときのベストナインには横浜・安達大和選手もいましたから、同じく神奈川の強豪でレギュラーを掴んだ1年生同士、切磋琢磨して大きく成長を遂げてほしいですね!
参考:安達大和が横浜高校を引っ張るプレイヤーになると思う3つの理由
U15日本代表にも選出
静岡裾野シニアで見せていた実力が認められた木本圭一選手は、U15日本代表にも選出されて世界大会を経験しています。
智弁学園・小畠一心選手や横浜・金井慎之介投手ら、世代を代表する選手たちと共にプレーした経験は大きな刺激になったとのことで、このときの学びは高校での活躍にも大きく影響していることでしょう。
また侍ジャパンでも持ち前の打撃センスは健在で、抜群のミート力を武器に6打点を挙げる活躍を見せました。
その能力の高さゆえに、強引に打ちに行く場面も散見されましたが、打撃センスは世代トップクラスのものを持っていると見て間違いありません。
参考:小畠一心(智弁学園)が持つ球速以上の武器に二刀流の可能性を感じる
桐蔭学園・木本圭一はドラフト期待の逸材
桐蔭学園に入学して間もなく「2021ドラフトでも注目の選手になる」と高い評価を受けている木本圭一選手。
身長174cm・体重70kgとバランスの良い身体つきで、高いレベルで走攻守のバランスが整った選手ですが、注目すべきポイントは大きく3つあります。
ミート力に長けた打撃センス
まず欠かせないのが優れたバッティングセンスで、初の公式戦となる2019夏の1回戦・横浜立野戦では先頭打者ホームランを含む3安打4打点の大活躍を見せました。
あわやサイクルヒット達成という打撃内容で、一番・セカンドでの起用に十分すぎるほど応えましたね…!
桐蔭学園スーパールーキー木本。
公式戦初打席でいきなり本塁打。
その後も特大ファールに、中堅越え走者一掃の二塁打、三塁打と大暴れ。これが16才?もうバッティングが出来上がってるし、4番打たせても良いくらい。この子は高橋由伸や茂木栄五郎クラスに育てないといけません。 pic.twitter.com/fYOUfP7ldJ
— おーにゃ (@0038sbo) 2019年7月12日
桐蔭学園を率いる片桐健一監督も「1年生とは思ってない」とのコメントを残していますが、思い切りの良い1年生のバッティングがチームに与える影響は計り知れないものがあります。
先頭打者として「とにかく出塁する」ことを念頭に置いて低いライナーを飛ばすよう練習を重ねてきたと語る一方で、甘いコースのボールは軽々と長打にできるパンチ力もあるバッティングには夢しかありません…!
2019夏の甲子園では中京学院大中京・小田康一郎選手がブレイクしていましたが、木本圭一選手もぜひ全国の舞台で観たいバッターです。
参考:小田康一郎(中京院中京)は中学でも猛打|かわいいと話題のおかわり二世
チャンスでの勝負強さ
木本圭一選手は高い打撃技術を持っている選手ですが、得点圏での勝負強さにも定評があります。
中学時代に侍ジャパンとして臨んだワールドカップでも、その精神的な強さは際立っていましたね。
第2戦のオランダとの対戦では、日本は4回までノーヒットに抑え込まれる厳しい展開。
5回に変わった相手投手の出ばなをくじいて一死満塁のチャンスを迎えたところで、木本圭一選手が代打で登場しました。
この打席で放ったサード強襲の当たりは走者一掃となり逆転しています…!
結果としてワールドカップで6打点を叩き出していることも、木本圭一選手の勝負強さを印象付けるものになりました。
桐蔭学園でも「浅いカウントから自分のスイングが出来る」と片桐健一監督の信頼を勝ち取っていますし、当時から見せていた思い切りの良さは得点圏にランナーを置いたときでも健在です。
間違いなく今後もチームの主力選手として活躍するでしょうし、木本圭一選手の打席からは目が離せません。
ドラフト注目の木本圭一は守備力にも期待
非凡な打撃センスを感じさせる一方で、木本圭一選手は守備でも魅せることが出来るため穴がありません。
中学時代に強豪・静岡裾野シニアでエースを務めていたことも能力の高さを証明していますが、俊敏なセカンドの守備は動きにキレがあります。
令和元年7月20日
第101回全国高校野球選手権
神奈川大会四回戦
向上 対 桐蔭学園
木本 圭一 選手 桐蔭学園1年
五回裏レフトへ4点差に迫るソロホームランを放つ!#神奈川大会 pic.twitter.com/XKXaPTSZXd— まおきち (@mao20010101maom) 2019年7月20日
桐蔭学園では2019ドラフトで1位指名を受けた森敬斗選手と二遊間を組んでいたことも、多くのことを学べるチャンスになっていますね!
守備範囲の広さに正確なスナップスローも兼ね備えていますから、攻守に注目していきたい選手です。
参考:森敬斗はドラフト1位確定|中学で桐蔭学園に進学した理由から見る強さ
木本圭一は桐蔭学園からドラフトにかかる
中学時代には全国で最優秀選手に選ばれて、侍ジャパンでも主力として活躍。
並外れた野球センスで高校でも早々から注目を集める木本圭一選手に、早くもドラフトへの期待の声が聞こえているのも何ら不思議ではありません。
広島カープの鈴木誠也選手に憧れを抱いているとのことですが、匹敵するようなスケールの大きい選手に成長できるポテンシャルは十分すぎるほど感じる選手ですね…!
同世代では盛岡大付の松本龍哉選手や健大高崎・小澤周平選手らもレギュラーとして強打を見せつけていますが、木本圭一選手もプレーから尋常じゃない可能性が伝わってきます。
2021ドラフトを語るのはやや気が早い気もしますが、高校での飛躍に期待して、木本圭一選手を応援していきましょう!
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