全国屈指の名門・横浜高校で、入学早々に2019春からスタメンとして出場を果たしている安達大和(あだち やまと)外野手。
優れたバットコントロールでヒットを放つ打撃センスなど、ライトのポジションでとても1年生とは思えないプレーを見せています。
背番号は17ながら実質レギュラーとして活躍していましたから、少し前まで「新入生」であることが嘘だったかのようです。
金井慎之介でもベンチ入りしていないのに、1年生スタメン
17番何者や笑#横浜高校#安達大和 pic.twitter.com/Or0GvX8pSu— かず (@kazu10211) 2019年4月21日
ただ、出身の江戸川中央シニアでも出場した大会でベストナインに選出された経験があるほか、小学時代には読売ジャイアンツジュニアにも名を連ねるなど、1年生でレギュラーとして起用されるのも納得の逸材なんですよね!
横浜高校を引っ張っていく存在になっていくであろう安達大和選手を特集していきましょう。
参考:横浜高校の2020新入生は?メンバーは注目選手がズラリで期待大!
目次
安達大和は小中学時代からの注目株
小学時代には読売ジャイアンツジュニア
横浜高校のスーパールーキー・安達大和(あだち やまと)外野手は葛飾区立上千葉(かみちば)小学校の出身で、野球は葛飾アニマルズでプレーしていました。
チームでキャプテンを務めていた当時から野球センスは光るものがあり、6年生となった2015年には読売ジャイアンツジュニアに選出されていますね。
背番号は「1」で外野手として登録されていましたが、「NPB12球団ジュニアトーナメント」ではファーストで試合に出場。
葛飾アニマルズではキャッチャーとしてマスクをかぶるなど、複数のポジションをこなす器用さを持ち合わせていたことがわかります。
全日本学童大会の支部予選ではライトオーバーの三塁打を放っていますし、ジャイアンツジュニアでファーストとして出場したのも打撃を買われてのことだったのでしょうね…!
同じく横浜高校で注目されている1年生左腕・金井慎之介投手も横浜ベイスターズジュニア出身ですし、これからの横浜高校もまた凄くなりそうです。
参考:金井慎之介(横浜)の球速はまだ伸びる|中学時代に完投0の理由が凄い
中学時代には出身の江戸川中央でベストナイン
小学時代からその野球センスを見せつけていた右投げ左打ちの安達大和選手ですが、葛飾区立双葉中学に進学してからは強豪・江戸川中央シニアに所属していました。
葛飾アニマルズ(読売ジャイアンツジュニア)東京都葛飾区立上千葉小学校→江戸川中央リトルシニア(東京都葛飾区立双葉中学校)→横浜高校1年生🌸(背番号17)
春季神奈川大会・横浜高校1年生7番&9番右翼手 出場
リトルシニア日本選手権大会ベスト4(中学3年時)
安達大和君✨ pic.twitter.com/w4Eur2Sg2M— Masanao (@MASANAO_0416) 2019年5月7日
2年生時には二刀流として活躍する怪物・山村崇嘉選手(東海大相模)を擁する武蔵府中を6対5で破る立役者にもなっていますね。
1点ビハインドで迎えた6回裏に、レフトオーバーのタイムリーツーベースを放ち同点に。
前の試合でも同点から勝ち越しのタイムリーを打っていますし、勝負強いバッティングは中学時代から健在でした。
リトルシニア関東連盟夏季大会では準決勝で敗れたものの、自身はベストナインに選出されていることからも、実力が高く評価されていたことがわかりますね!
参考:東海大相模・山村崇嘉がホームラン量産|二刀流はどちらでプロ入りか
安達大和は横浜高校の次世代を引っ張る選手になる
読売ジャイアンツジュニアに江戸川中央シニアではベストナイン選出と、高校入学前から高い評価を受けていた安達大和選手。
2019春の県大会で17だった背番号も夏を前にして「9」に変わっています。
名門・横浜高校でも中心選手として全国区のプレイヤーになる逸材だと思うのですが、その理由は大きく3つあります。
巧みなバットコントロールを見せるバッティング
まず安達大和選手の持ち味として欠かせないのがバッティングの技術です。
元々ミート力には定評のある好打者なのですが、追い込まれてからも落ち着いて打席に立てるというか、バットコントロールが上手なため簡単に空振りしないんですよね。
香川招待試合・尽誠戦では一番の打順に入るなど、平田徹監督からも大いに期待されている存在であることがわかります。
この試合でもライト前にタイムリーヒットも放っていますし、毎試合シャープなバッティングを見せているあたり、2019春の県大会初戦からスタメンに抜擢されたのも納得ではないでしょうか。
横浜・安達大和選手(1年)の打撃.既に背番号一桁を背負い試合に出場しているのは期待の表れ.今後チームの中心選手になるであろう風格があり,右翼手としての強肩も要マーク.#高校野球 pic.twitter.com/fspo5YY3O7
— tk89navi (@tk89navi) 2019年6月3日
下半身は現時点でもどっしりとした印象を受けますが、スイングスピードなどパワーの面では高校でのトレーニングでさらに成長を遂げるでしょう。
センターを中心に打ち返す打撃センスはもとより脚力もあり、スピードも兼ね備えていますから、外野の間を抜いての長打は今後かなり増えていくでしょうね…!
強肩を誇る守備でも貢献
また高い評価を受けるバッティングはもちろん、安達大和選手はライトのポジションに就く守備にも注目です。
俊足はライトの守備でも大きな武器になっていますし、強肩のため相手チームの走塁にプレッシャーをかけられる存在でもあるんですね。
如何せん打撃センスが優れているため、どうしてもそちらに注目が集まりがちではあるものの、走攻守三拍子揃った選手として話題になるのは間違いないと思います。
ドラフト注目の右腕・木下幹也投手に松本隆之介投手ら投手陣の層も厚いため、好守で盛り立ててほしいものです。
参考:木下幹也(横浜)の魔球に注目|中学全国MVPの本格派は球種でも翻弄
横浜・安達大和はドラフト期待の大物感にも注目
横浜高校で注目の安達大和選手ですが、すでにグラウンドでは風格が漂っているんですよね。
天才打者としてドラフト注目の度会隆輝選手らと共に、横浜高校の中心選手として全国的な選手になる可能性は十分に秘めています!
2019/4/13
2019年神奈川県高等学校野球春季県大会平塚球場
3回戦
vs星槎国際湘南高校
安達 大和 1年(江戸川中央シニア)#高校野球 #横浜高校 #安達大和 pic.twitter.com/gBabmlddm1
— だばし (@dabashi0810) 2019年4月13日
高校初の公式戦でも落ち着いたプレーを見せていましたし、上級生に物怖じしない強心臓ぶりも随所に感じさせます。
教えて出来ることでもないですから、プレーに華があることも大きな才能ではないかと…!
走攻守すべてにおいてハイレベルで魅せられる安達大和選手は、これからの成長が本当に楽しみなプレイヤーなので、横浜を引っ張る存在として大いに期待したいと思います。
参考:度会隆輝(横浜)はドラフト注目|骨折の怪我から復帰の天才打者