全国屈指の名門・大阪桐蔭で、1年の2019秋からスタメンで出場している前田健伸(まえだ けんしん)選手。
中学時代には山口東シニアの四番打者として、チームを全国準優勝に導く活躍をみせました。
当時から打撃センスは群を抜いており、天才野球少年として「ビートたけしのスポーツ大将」でテレビ出演も果たしていたんですよね…!
大阪桐蔭で中心選手としての成長に期待がかかる強打者・前田健伸選手について特集してみました。
参考:大阪桐蔭の2021メンバーは?ドラフト候補ズラリの豪華布陣!
目次
前田健伸は出身の山口東シニアで中学30発
左投げ左打ちの前田健伸選手は山口県の出身で、下松市立末武中学に通う傍ら、野球では強豪の山口東シニアに所属していました。
小学時代はソフトボールでプレーして日本代表に選ばれた実績を持つものの、中学での野球転向当初はマウンドとの距離感や練習のレベルの高さに戸惑ったと振り返っています。
山口東シニアでは野球の知識・トレーニング方法に関する資料を定期的に選手に配布しているとのことで、この資料が前田健伸選手の飛躍のきっかけになったそうです。
その資料からプロ野球選手のフォームを研究するなどして、打撃技術が劇的に向上。
中学通算30本のホームランを放つスラッガーに成長したのは見事ですよね!
投球練習場で会話を交わす二人。
前田健伸と三奈木亜星。
昨夏のリトルシニア日本選手権準優勝(全国2位)と言う快挙の立役者の二人。二人が並んで投球練習するのはおそらく本日が最後だと思う。
春から別々の道を歩んで行く事になる二人。甲子園での再会に期待したい❗ pic.twitter.com/oIhXuR1l2k— jobin33375 (@jobin33375) 2019年1月2日
このとき山口東シニアのチームメイトには浦和学院で1年から四番を務める三奈木亜星投手らがおり、甲子園での激突にも期待がかかります。
中学3年時には全国大会で準優勝も果たしていますし、この強豪チームでの経験は大阪桐蔭での活躍にも大きな影響を与えていくでしょう。
参考:三奈木亜星(浦和学院)は中学で全国準優勝|投打に魅せる抜群のセンス
前田健伸は中学時代にスポーツ大将でテレビ出演
山口東シニアで全国準優勝という結果を残したほか、さらに全国大会でベストナインにも選ばれた前田健伸選手。
当時からバッティングには大きな注目が集まっており、中学時代には「ビートたけしのスポーツ大将」に出演しました。
中学生チームの四番として、元巨人の桑田真澄投手と対戦していますね…!
ビートたけしのスポーツ大将、ネクスト甲子園球児SPで桑田と対戦した山口東リトルシニアの前田はうちのリアル叔父さんが小学生の時に指導した選手なんだと!ちなみに進学先は大阪桐蔭!横浜などからも声かかったらしいが大阪桐蔭になったんだと。#ビートたけしのスポーツ大将 pic.twitter.com/tus1INDfb5
— 山ピー (@VIPmountain) 2018年9月16日
前田健伸選手は試合前の練習でもホームランを連発。
対戦結果はファーストライナーに終わったものの、強烈な打球を放って大きなインパクトを残しました。
同じく中学時代にテレビ出演を果たしている1学年上の東海大相模・山村崇嘉選手も2020ドラフト候補として注目を浴びていますし、前田健伸選手の成長からは目が離せません。
参考:東海大相模・山村崇嘉はドラフト注目|中学時代は二刀流でも全国屈指
大阪桐蔭・前田健伸が誇る二刀流のポテンシャル
長打力が自慢のバッティング
大阪桐蔭で2019秋のスタメンに名を連ねた前田健伸選手の魅力は、やはりその豪快なバッティングでしょう。
どっしりとした構えからのスイングは鋭く、逆方向にも大きな打球を打てる技術も持ち合わせています。
リストの柔らかさも感じさせますし、力強さにくわえて対応力といった点でも非凡なものを見せていますね!
大阪桐蔭、前田健伸くん。山口東シニア出身。渋谷高校戦。 pic.twitter.com/8zZZ371sfi
— 🤮にゃんこ🤮 (@nyankobaseball) 2019年9月14日
身長174cm・体重70kgとバランスのとれた体格は高校でも更に大きくなるでしょうし、西野力矢選手らと並んでクリーンナップを務める可能性も十分だと思います。
参考:西野力矢(大阪桐蔭)はドラフト注目|技術で運ぶ非凡なセンスが凄すぎる
投手としても球速130キロ超
前田健伸選手はバッティングに注目が集まる一方で、山口東シニアでは左のエースとしても活躍していました。
中学時代には最速131キロをマークしたほか、カーブ・スライダー・チェンジアップ・フォークと球種も多彩なサウスポーでしたね。
2018.8.4日本リトルシニア選手権大会準決勝
神宮球場
山口東シニア4番ファースト前田君
ちなみに中3
すでに高校生以上の体格(^^;#中学野球 #リトルシニア pic.twitter.com/44uXFS7kh8— fk (@fk_fk_7) 2018年8月4日
左の強打者としてはもちろんのこと投手としても十分な実力を持っており、二刀流で活躍できるポテンシャルを秘めている選手と言えます。
大阪桐蔭では野手に専念していくことになるでしょうが、優れた身体能力の持ち主だけにこれからの成長が楽しみです…!
前田健伸は2019秋に大阪桐蔭で初スタメン
黄金世代とも呼ばれるほど逸材揃いである、大阪桐蔭の2019新入生。
20名以上いる大阪桐蔭1年生メンバーから、前田健伸選手は2019秋の大阪大会初戦で唯一のスタメン出場を果たしました。
1年生でスタメン出場の前田健伸選手 pic.twitter.com/zFkRTJbmDr
— tomo (@SK_TH5191) 2019年9月14日
中学時代には「四番で甲子園優勝」が目標と話しており、今後の中心選手として期待せずにはいられません。
背番号8を勝ち取っている池田陵真選手も出場を果たしていますし、大阪桐蔭打線にはまた甲子園を沸かせてほしいですね!
参考:大阪桐蔭・池田陵真は右の森友哉|中学日本代表の四番は主軸に座るか
前田健伸は2019秋の近畿大会で豪快ホームラン
大阪大会に続き、近畿大会でもベンチ入りを果たした前田健伸選手は、初戦の立命館守山戦で持ち前の長打力を見せつけました。
佐藤薬品スタジアムのライトスタンド場外まで運ぶ、豪快なホームランは見事でしたね…!
大阪桐蔭<3回裏の攻撃>
代打前田くんのツーランホームラン
立命館守山0-15大阪桐蔭 pic.twitter.com/pYa87C3jBw
— ヤマモト アルフ&ビシュラ (@Yama_AlfBissula) 2019年10月20日
フルスイングで捕らえた鋭い打球はもちろんながら、プロセスも見事だったんですよね。
代打で出場し、ノースリーのカウントから甘く入ったボールを一振りで仕留めたんです…!
しっかり振り切れるあたりにも素質を感じますし、強気で打ちにいく積極性も素晴らしいものがあります。
吉安遼哉選手や仲三河優太選手ら、左の強打者が揃う大阪桐蔭で、ドンドン存在感を示してくれることに期待しています!
参考:仲三河優太(大阪桐蔭)はドラフト注目|中学日本代表は怪我で野手転向?