仙台育英で1年の2019春からベンチ入りを果たし、夏の甲子園には背番号2でレギュラーとなった木村航大(きむら こうだい)選手 。
身長170cm・体重70kgと小柄ながら巧みなリードなど存在感は抜群で、秀光中の中学時代には全国で準優勝も果たした逸材です。
渡邉旭選手らと共に、仙台育英の黄金期再来とも呼ばれる世代で中核を担うことになる、キャッチャーの木村航大選手を特集していきましょう。
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目次
木村航大は中学時代から攻守にハイレベル
秀光中学で全国準優勝を経験
仙台育英の木村航大選手は秀光中学の出身で、スーパー1年生として話題の笹倉世凪投手・伊藤樹投手らと共に全国トップクラスに位置していました。
中学1年では一度、中学2年時に二度と計三度の全国ベスト4を経験したほか、中学3年時には2018年全国中学校軟式野球大会で準優勝を果たしていますね!
⚾️明治神宮野球大会⚾️
仙台育英🦁 木村 航大君 pic.twitter.com/gMdwZsicwl
— sisimaru (@sisimaru_lion) 2019年11月22日
木村航大選手はマスクを被る一方で、打っては中軸としても活躍。
中学時代からその実力は攻守に高く評価されていた選手です。
参考:笹倉世凪(仙台育英)の出身は楽天ジュニア|豪腕が誇るもう1つの武器
野球への向き合い方も見事
また木村航大選手はその野球センスはもちろんのこと、取り組む姿勢においても非常に素晴らしい選手なんですよね…!
木村航大選手を実際に見た野球ファンから絶賛の声が挙がるのも納得です。
これだけの実績があれば驕りが出てしまってもおかしくないように思いますが、そんな雰囲気はプレーから一切感じることがありません。
秀光中が出雲に来て高知中と練習試合してるとこ見たけど、木村くんの捕手としてのカバーとか全力でやってるところ見て中学生でもこんなにできるんだって感動したもん
— きなこ (@carp_sff5161) 2019年8月2日
後述するキャッチャーとしての働きが高校1年生離れしているのも、しっかりと準備を重ねて試合に入っている証拠と言えるでしょう。
参考:伊藤樹(仙台育英)は球速だけじゃない|楽天ジュニアでは捕手経験も
木村航大が仙台育英で早々に正捕手を勝ち取った理由
巧みなリードが冴える
秀光中学時代から全国区だった木村航大選手ですが、強豪・仙台育英で早くも背番号2を奪取している実力はダテではありません。
キャッチャーとして巧みなリードが光り、打者の裏をかく配球が非常に上手なんですよね。
仙台育英の強力投手陣は個々の能力が高いことはもちろん、木村航大選手の好リードがあるからこその活躍だとも感じます。
#飯山 × #仙台育英
仙台育英 笹倉と木村の1年生バッテリー
2回連続 3者凡退に打ち取る!#バーチャル高校野球 でライブ中継❗️https://t.co/8futSJs9fE#高校野球 #甲子園 pic.twitter.com/cDlXD0GIZT— バーチャル高校野球 (@asahi_koshien) 2019年8月9日
2019夏の甲子園初戦でも先発マスクをかぶり活躍しましたが、やはり宮城大会決勝・東北との一戦は木村航大選手の良さが顕著に表れた試合だったように思います。
15対10のスコアとなったこの一戦は、2回までに6点を失う厳しい展開でした。
しかし木村航大選手はマスクを被って3回から8回までを4失点にまとめて乱打戦を落ち着かせ、仙台育英に勝利を呼び込んでいます。
エースの大栄陽斗投手ら上級生とも息が合っているあたり、ピッチャーそれぞれの特徴を捉えるセンスが抜群なんでしょうね!
参考:仙台育英・大栄陽斗は中学で全国4強|球速以外の武器も全国屈指の本格派
二塁送球タイムは2秒を切る強肩
また木村航大選手はリード面の素晴らしさに加え、強肩でもピッチャーを助けます。
1年生ながら二塁送球タイムは2秒を切るなどスローイングの良さもあり、甲子園の舞台でもまったく他チームの正捕手に見劣りしません。
仙台育英
5.26 宮城県大会決勝
1年生バッテリー⚾️
② #18 伊藤樹
③ #20 木村航大 pic.twitter.com/uauI0PqgY6— さとみん (@os_lion4f) 2019年5月28日
ドラフト注目の近江・有馬諒捕手も卓越したリードとフットワークの良さで鉄壁の守備を誇りますが、木村航大選手も世代を代表するキャッチャーとして全国区になっていくでしょう。
参考:近江・有馬諒がドラフト確定と言われる理由は目に見えない力にある
キャッチングも上手い
そして木村航大選手は低めのボールへのケアも一級品です。
仙台育英の投手陣は140キロを超える真っ直ぐに加えて変化球も鋭いボールを投げ込んできますが、低めのワンバウントなども決して後ろに逸らさないんですよね…!
木村航大捕手の、低いボールも止めるぞ的な動き。ポジションはいるときに、だいたいやっている気がします。#仙台育英 pic.twitter.com/0a7Fb5VynS
— ⚾ささきゆきえ⚾ (@sasayuki07281) 2019年8月6日
これによりピッチャーとしては安心して低めに集めることが出来ますし、 木村航大選手が厚い信頼を獲得している背景にはキャッチングの上手さもあるように思います。
これから更にフレーミングが上手になってくると、「世代ナンバーワン」と呼ばれても何ら不思議ではありません。
仙台育英・木村航大はバッティングにも魅力
キャッチャーとしての守備力の高さが光る木村航大選手はバッティングも良く、ミート力がある右打者のため攻撃面でも注目です。
昨日が高校公式戦デビューの木村君(秀光中出身)
キャッチャーとしては、先輩投手を無難にリードし 初ヒットも出て
上々のデビューでした pic.twitter.com/8Jt6yNGCcy
— YE&YL(青い人) (@baseballyeyl) 2019年4月20日
初の甲子園となる2019夏にも初戦からマルチヒットを記録していますし、秀光中学時代に中軸を張っていたのも納得のバットコントロールを見せます。
重心の低い打撃フォームはさながら大阪桐蔭の森友哉選手(西武)のようにも感じますね!
仙台育英にはドラフト注目の強打者・入江大樹選手ら良いバッターが揃っていますが、木村航大選手のバッティングにも注目していきたいと思います。
参考:入江大樹(仙台育英)は強打でドラフトか|ひと冬での進化に感じる可能性