中学では門真ビックドリームスで正捕手として活躍し、2020春からの進路を福井の敦賀気比に決めた渡辺優斗(わたなべ ゆうと)選手。
遠投100メートルを超える強肩が売りの捕手で、高校でも注目を集めることは間違いありません。
中学時代の門真ビックドリームスでは全国ベスト4を経験しているほか、日本代表ではベストナインも受賞した注目選手なんですよね…!
敦賀気比でも正捕手候補として期待がかかる、渡辺優斗選手を特集していきましょう。
参考:敦賀気比の2020新入生は?メンバーは投打に将来性抜群で大注目
目次
渡辺優斗は中学日本代表の正捕手でMVP受賞
門真ビックドリームスで全国ベスト4
右投げ右打ちの渡辺優斗選手は大阪市立茨田南小学校の出身で、小学時代は軟式野球チームのオール住道に所属していました。
野球を始めた理由は「キャッチャーがつけている防具に憧れて」とのことで、捕手へのこだわりが強い選手だということが分かりますね!
大阪市立茨田中学校への進学後は、軟式クラブチームの強豪・門真ビックドリームスに入団。小学1年生からずっと捕手一筋でやってきた経験も光り、早い時期から主力で活躍を見せていました。
中学3年時にはチームの全国ベスト4にも大きく貢献しており、攻守に渡ってチームを牽引していた選手の一人です。
侍ジャパンでベストナインも
強豪の門真ビックドリームスで存在感を放っていた渡辺優斗選手は、優れた実力が認められてU15日本代表メンバーにも選出されました。
U15アジア選手権では主に五番・キャッチャーで出場し、日本代表の優勝にも大きく貢献。
vs #China
侍ジャパン Starting lineup1左 #浅野翔吾
2一 #坂本海斗
3投 #金田優太
4三 #金子永
5捕 #渡辺優斗
6遊 #山下恭吾
7 二 #青山廣大
8右 #石井羚
9中 #小林洸貴今日も勝って決勝へ!#第10回BFAアジア選手権 #SuperRound #u15 #侍ジャパン #中野連 #JJBF #KWB #KBALL #Kボール pic.twitter.com/4m4NxUdKO7
— 日本中学生野球連盟(元KWB野球連盟) (@jjbfofficial) August 24, 2019
好リードを見せて大会を通じ無失点に抑えたことも高く評価され、捕手でのベストナインと最高殊勲選手(MVP)にも選ばれたのは見事ですよね…!
日本代表でともにクリーンナップを打った金田優太選手は浦和学院に進路を決めていますから、高校でも甲子園での激突にも注目していきましょう。
敦賀気比・渡辺優斗の強肩はドラフト級
遠投100メートル超
敦賀気比でも扇の要として期待がかかる渡辺優斗選手ですが、やはり圧倒的な強肩には注目です。
門真ビックドリームス入団時には68メートルだった遠投も、中学3年時には110メートルをマーク。
強肩を活かした二塁送球は見もので盗塁阻止率も高く、中学時代の日本代表でも要所で盗塁を阻止してチームに流れを呼び込みました…!
同世代では東海大相模に進路を決めた平岡大和選手も、二塁送球タイム1.8秒台の強肩で注目されていますが、世代ナンバーワン捕手の座をかけた争いにも注目したいところです。
捕球技術も抜群
遠投110メートルの強肩だけでなく、高い捕球技術でもレベルの高さを見せている渡辺優斗選手。
投手のボールを後ろに逸らすことはほとんどなく、安定したキャッチングとフットワークの良さも光ります。
中学のアジア選手権・韓国戦では、ショートバウンドとなったホームへの送球をすくい上げてランナーをアウトにするなど、グラブさばきの巧さも見せていましたね!
敦賀気比にはドラフト注目の笠島尚樹投手や松村力投手ら好投手が揃いますから、ハイレベルな投手のボールを受けてさらに成長を遂げてほしいものです。
参考:敦賀気比・笠島尚樹は球速より速い|ドラフト候補は変化球のキレも注目
敦賀気比・渡辺優斗はバッティングも期待
世代トップクラスの守備力に加えて、勝負強いバッティングにも期待したい渡辺優斗選手。
ミートが非常に上手い右打者で、チャンスでの勝負強さは高校でも打線の中核として大きな武器になるでしょう。
中学日本代表でも五番を任され、チャイニーズ・タイペイとの試合では2安打と勝利に貢献していましたね!
身長168cm・体重60kgと体格的にはまだまだ伸びしろがあり、1年から甲子園で活躍した大島正樹選手らと共に打線でも活躍が期待できる選手。
敦賀気比でも早くから出場機会を掴むでしょうし、全国の高校野球ファンを沸かせてほしいですね…!
参考:大島正樹(敦賀気比)は京都嵐山出身|俊足強打で吉田正尚二世なるか
渡辺優斗は敦賀気比で全国区の捕手に
門真ビックドリームスでは全国も経験し、日本代表でも主力を務めるなど、渡辺優斗選手は同世代の捕手の中でも注目を集める存在です。
特に肩の強さは世代トップクラスであることは間違いなく、二塁送球タイムも今後は話題になるでしょうね…!
また、中学時代には日本代表でもバッテリーを組んだ上加世田頼希投手と「高校でもバッテリーを組みたい」との想いも敦賀気比に進路を決めた理由の1つだと言います。
U15日本代表では不動の正捕手として投手陣を牽引し、大会MVP&ベスト9を受賞した司令塔・渡辺優斗(1年)。球を逸らさない抜群の捕球技術に走者を走らせない強肩は圧巻。打者としても非凡な才能を誇り、指揮官も信頼を寄せる逸材。バッテリーを組む上加世田頼希(1年)と共に名門・敦賀気比で活躍を期す! pic.twitter.com/tgnst88F8T
— 富山の高校野球 (@nozomilabu) February 20, 2020
全国的にも有数のバッテリーが揃って敦賀気比に進路を決めたということで、今後も福井から高校野球を盛り上げてくれるでしょう…!
ドラフト期待の捕手として高校でどこまで進化を遂げるか、渡辺優斗選手の活躍をこれからも応援していきたいと思います。
参考:上加世田頼希(敦賀気比)は球速に注目|中学日本代表はドラフト期待