中学野球の強豪・門真ビックドリームスの主力で活躍し、2020春からは敦賀気比に進路を決めた上加世田頼希(読み方は「うえかせだ らいき」)投手。
球速140キロ超えのストレートと多彩な変化球を操る注目の本格派右腕です。
門真ビックドリームスでは全国ベスト4の成績を残していることにくわえ、日本代表にも選出されてアジア制覇に貢献した逸材なんですよね…!
敦賀気比でもさらなる成長に期待がかかる、上加世田頼希投手を特集していきましょう。
参考:敦賀気比の2020新入生は?メンバーは投打に将来性抜群で大注目
目次
上加世田頼希の小学時代はオリックスジュニア出身
上加世田頼希投手は大阪の大東市立北条小学校の出身で、父の影響で3歳から野球を始めました。
小学時代は軟式野球チームのジュニアライガースに所属し、チームの中心で活躍。
小学6年時には厳しいセレクションに通過し、オリックスバファローズジュニアのメンバーにも選出されていますね!
グループC オリックス・バファローズJr. vs 中日ドラゴンズJr.
オリックス・バファローズJr.スタメン
1(右)藤田竜太朗
2(二)辻村大我
3(捕)河田紘輝
4(投)上加世田頼希
5(一)田野裕真
6(中)根木遙也
7(三)松山古都美
8(遊)稲岡俊太
9(左)國富瑞穂— baseballgate (@baseballgate) December 27, 2016
背番号16をつけて四番・ピッチャーで出場するなど、実力のある選手が揃ったチームの中でも存在感を放っていました。
ちなみにオリックスバファローズジュニアでは龍谷大平安・辻村大我選手ともチームメイトでしたから、強豪校同士、高校での激突もぜひ実現してほしいものです!
上加世田頼希は中学でも日本代表でエース格
門真ビックドリームスで全国ベスト4
大東市立北条中学校に進学後は、軟式野球チームの門真ビックドリームスでプレーしていた上加世田頼希投手。
中学3年時には投打にわたり主力で活躍を見せ、チームの全国ベスト4に大きく貢献しました。
また、全国大会ではサヨナラヒットも放つなど勝負強い打撃も見せており、まさに大黒柱といえる選手だったことは間違いありません。
敦賀気比でも持ち前のセンスを発揮して、早い時期からの活躍に期待したいですね!
侍ジャパンで優勝に貢献
門真ビックドリームスでの活躍が評価された上加世田頼希投手は、U15日本代表にも選出されました。
投手としてはオープニングラウンドのチャイニーズ・タイペイ戦に先発し、4回を1安打無失点の好投。
一方で打者でも四番を務めるなど、日本のアジア選手権優勝に大きく貢献していましたね!
ちなみにこのときの日本代表には、門真ビックドリームスでバッテリーを組んでいた渡辺優斗選手も選出されています。
二人は同じく敦賀気比に進路を決めており、高校でも黄金バッテリーとして全国を沸かせてくれそうです…!
参考:渡辺優斗(敦賀気比)は強肩が弩級|中学日本代表でMVPの注目株
敦賀気比・上加世田頼希は球速に注目の本格派
中学の日本代表でも主力で活躍していた上加世田頼希投手の大きな魅力は、やはり力のあるストレートです。
中学3年時のアジア選手県では最速142キロのストレートで海外の打者も力で抑え込んでいて、圧巻の投球を見せていました…!
活躍の舞台を大阪から福井に移し、北陸勢初の夏の日本一を掴み取る剛腕・上加世田頼希(1年)。強豪・門真ビッグドリームスではエースを担い、U15日本代表でもエース格として活躍。最速142㎞の直球は海外打者も封じ込む威力を誇る。4月から名門・敦賀気比に進学。目指すは150㎞到達+ドラ1! pic.twitter.com/N3SRUbLtZi
— 富山の高校野球 (@nozomilabu) February 19, 2020
身長176cm・体重77kgの体格からフォームのバランスも良く、高校での球速150キロも十分に射程圏内と言えるでしょう。
敦賀気比でも自慢のストレートには磨きがかかるでしょうし、大阪桐蔭の147キロ右腕・別所孝亮投手らと共に世代屈指の本格派として大いに注目したい逸材です。
敦賀気比・上加世田頼希は豊富な球種で体育会TVも
球速140キロ超のストレートを投げ込む一方で、多彩な変化球も兼ね備えているのが上加世田頼希投手の強みです。
主な球種はスライダー・チェンジアップ・スプリットで、どの球種も精度の高いボールをコースに投げ分けることが出来ます。
中学時代には天才投手として『炎の体育会TV』にも出演していましたね!
門真ビックドリームスより、「炎の体育会TV🔥」に16期生 上加世田 頼希が出演します✨
#体育会TV pic.twitter.com/SJRzDiRr6t— 橋口 和博 (@bigdreams2430) August 20, 2019
力任せのピッチングではなく完成度の高さも兼ね備えていますから、制球力がさらに増せば非の打ち所がない投手に成長するでしょう。
敦賀気比には2020ドラフト注目の笠島尚樹投手もいますし、世代トップクラスのエース右腕からも多くを吸収してほしいものです!
参考:敦賀気比・笠島尚樹は球速より速い|ドラフト候補は変化球のキレも注目
上加世田頼希は敦賀気比からドラフトも期待
門真ビックドリームスでは全国ベスト4の実績を残し、アジア選手権優勝の日本代表でも中心選手としてポテンシャルの高さを示した上加世田頼希投手。
高校でも球速140キロを超えるストレートを軸に、マウンドで注目を集めることは間違いないでしょう。
敦賀気比でも早い時期から投手陣の柱になれるだけの投手ですし、2022ドラフトでも上位を狙える可能性も十分。
1学年上にも大島正樹選手がいたりレベルの高い選手が並びますが、上加世田頼希投手にはその中でも一段と飛躍を遂げてほしいですね!
世代屈指の右腕がどこまで大きくなるのか、ぜひ応援していきましょう。
参考:大島正樹(敦賀気比)は京都嵐山出身|俊足強打で吉田正尚二世なるか