大阪の強豪・履正社で1年秋からベンチ入りしている田上奏大(たのうえ そうた)選手。
小学時代にはオリックスジュニアに選出されたほか、中学では出身の西成ボーイズで関西選抜も経験している逸材です。
随所に見せる打撃センスは非常に高いものを持っており、今後の活躍にも期待がかかりますね!
強打の履正社打線においても中心選手への成長が期待される、田上奏大選手を特集していきます。
参考:履正社の2020新入生を特集!注目選手が集結の豪華メンバーに期待
目次
田上奏大は小中学時代から注目のバッター
小学時代にはオリックスジュニア
右投げ左打ちの田上奏大選手は、小学2年の時に地元の少年野球チームで野球を始めました。
母子家庭だったこともあり毎日の練習には祖父が付き合ってくれていたそうですが、叔父には元ソフトバンクの田上秀則選手がおり、幼い頃から野球が身近な存在だったのではないでしょうか…!
履正社新チームは池田くん、小深田くん、岩崎くんと全国制覇したチームから活躍していた選手、関本くんや田上くん、大西くんなど甲子園のベンチで優勝を目の当たりにした選手、夏ベンチ外からレギュラーを勝ち取って素晴らしい活躍をしている両井くん、島野くんなど、期待できる楽しみなチームやな^_^
— 【祝 履正社日本一!】アライグマちょーたろう (@taro_cho) 2019年10月4日
小学6年時にはセレクションを通過し、オリックスジュニアに選出。
履正社でもチームメイトの両井大貴選手がオリックスジュニアのキャプテンを務めていましたから、こういった繋がりがあるのは面白いですね!
参考:両井大貴(履正社)は中学日本代表|左の大器は悔しさを糧に伸びる
出身の西成ボーイズで関西選抜
中学への進学後は硬式野球チームの西成ボーイズに所属していた田上奏大選手。
主力としての活躍が評価され、中学3年時には鶴岡一人記念大会の関西選抜に選出されました。
履正社打線もレベルは本当に高かった。
その象徴だったのが代打で出てきた田上。ストレート4球で追い込まれた後の、フォークを捉えるも、1塁線の打球は惜しくもファール(入っていれば同点打になったかもしれない)。代打で出てきた2年生が、初見の136㌔フォークを捉えるか普通…w pic.twitter.com/wS46118E8H
— ぶるーたす (@bluamabase) 2019年3月23日
中学時代は投手も務めていた田上奏大選手は、ボーイズのオールスター大会で行われたスピードガンコンテストで球速130キロを記録。
当時から180cmあった身長を活かし、伸びのあるストレートを投げていましたね!
履正社では主にセンターを守っている田上奏大選手ですが、外野の守備で見せる強肩にも注目です。
履正社・田上奏大は打撃センスに期待
2019秋からセンターのスタメンとして多くの試合に出場している田上奏大選手ですが、一番の魅力は打撃センスでしょう。
バットをやや低い位置に構えたフォームから柔軟なスイングが出来る選手で、広角に打ち分ける技術の高さは素晴らしいものがあります。
履正社、田上奏大くん。
西成ボーイズ出身。
東海大仰星戦。 pic.twitter.com/7nTmolCiDL— 🤮にゃんこ🤮 (@nyankobaseball) 2019年10月8日
身長184cm・体重74kgの長身から、捕らえた打球の鋭さにも注目ですね!
球場でも「あっという間にフェンスに到達した」と声が上がるほどの鋭い打球を放ちますし、強打の履正社打線において大阪大会で先頭打者を務めていたのも納得です。
上位打線で活躍する資質は十分に持っている左打者ですから、ドラフト注目の主砲・関本勇輔主将らと共に、打線の中心として大いに暴れてほしいものです…!
参考:関本勇輔(履正社)は中学での強肩が凄い|イケメン捕手は強打にも注目
田上奏大は履正社の主力に成長してほしい
2019秋からの新チームでは多くの試合にスタメンで出場している田上奏大選手は、夏の甲子園優勝もベンチ経験した選手の一人です。
外野守備の要としても重要なポジションですし、身体能力が高い野手だけに攻守でまだまだ成長を見せてくれるでしょう。
また前チームから主力の池田凛選手・小深田大地選手らは相手バッテリーも当然警戒を強めるでしょうから、大西蓮選手に田上奏大選手といった前後のバッターの働きは見逃せません。
履正社の躍進には不可欠な選手であることは間違いなく、この先のさらなる成長にも期待して応援していきましょう!
参考:大西蓮が履正社の中軸に座る理由|中学で関西選抜も豪快さだけじゃない
田上奏大は球速150キロ超で履正社からドラフトへ
田上奏大選手は2020秋のドラフトへ向けて、プロ志望届を提出しました。
かねてから強肩ぶりは群を抜いていましたが、2020夏にはなんと投手で最速151キロをマークしているんですよね…!
ピッチャーでの可能性も十分に示しており、進路にも注目が集まっていた田上奏大選手。
以前は大学進学をほのめかしていたところから一転、プロ志望届の提出に至っていますから、なにか心境や状況の変化などがあったのかもしれません。
いずれにしても履正社からのドラフトには大いに期待したい選手だけに、球速150キロ超という投手での将来性もぜひスカウトに評価されてほしいものです!