2017夏の甲子園で優勝を果たした埼玉の強豪・花咲徳栄で、入学早々にスタメンを勝ち取った井上朋也選手。
1年生で出場した2018夏にも甲子園を沸かせた強打者ですが、そのフルスイングに魅せられた高校野球ファンは少なくありません。
2020年にはドラフトにも期待がかかる右の大砲ですし、高校通算ホームランがどこまで伸びるかも楽しみですね!
世代トップクラスの強打者である、花咲徳栄・井上朋也選手を特集していきましょう。
目次
花咲徳栄・井上朋也の高校通算ホームランは?
1年終了時点で13本をマーク
花咲徳栄の大砲・井上朋也選手ですが、2019年の初陣となった4月14日の越谷南戦ではホームランこそなかったものの、5打数3安打2打点と存在感を示しました。
この試合では四番・サードとして出場しており、2018年にドラフト2位で日本ハムから指名を受けた野村佑希選手と姿を重ね合わせている人も多いでしょう。
1年生として上級生相手に戦った2018年終了時のホームランは13本と上々の数字でしたから、これからどこまで伸びるかが非常に楽しみですね!
第101回全国高等学校野球選手権大会
花咲徳栄
◎井上朋也去年の悔しい思いを胸にバットを見つめる2年生。
次こそは、3年生としてこの場に立って2年分の悔しさを晴らしたい。#花咲徳栄 #高校野球 #甲子園 #キャナカメラ pic.twitter.com/hiVoSMqKLP— あみさん。 (@base25ball_) 2019年8月19日
また新チームとなった2019秋にも東海大相模との練習試合で豪快なホームランを放つなど、ホームラン数も順当に伸ばしていますね。
2019秋の時点で高校通算ホームランは47本をマーク。
身長181cm・体重85kgの体格も素晴らしいものがありますし、ドラフト注目のスラッガーとして今後も注目を集めることは間違いありません。
目標は高校通算80本のホームラン
井上朋也選手は憧れの存在として野村佑希選手の名前を挙げていると同時に、「卒業までに野村先輩を抜いて80本を打ちたい」とホームラン数で上回る意欲を見せています。
ちなみに野村佑希選手の高校通算は58本。
野村選手の記録を抜く資質は十分にありますし、花咲徳栄としても甲子園制覇を目指す上では主砲の更なる成長が不可欠になってくるでしょう。
井上朋也くん、3打席目は本日5打点目となるツーランHR
驚きすぎてめちゃめちゃキモい声が入ってしまいました pic.twitter.com/VYFOkLl9dj— かいだ (@ORIX03) 2018年9月23日
詳しくは後述しますが、井上朋也選手の獲得に乗り出した経緯について花咲徳栄・岩井隆監督は「大砲がいないと甲子園では勝てない」とも話していました。
俊足の南大輔選手ら2020世代の花咲徳栄にはチャンスメイク出来る打者は揃っているだけに、ドラフト注目のスラッガーにかかる期待も大きくなりますね!
参考:南大輔(花咲徳栄)は攻守に注目|俊足巧打のリードオフマンの進化
花咲徳栄・井上朋也はホームランだけじゃない
2020ドラフト候補としても注目が集まる花咲徳栄の井上朋也選手ですが、その魅力はホームランが打てるバッティングだけではありません。
50メートル6秒1の俊足も兼ね備えており、岩井隆監督もこれまでプロに進んだ選手と比較し「彼らよりも身体能力は上」と太鼓判を押しています…!
2019冬には内野手としてサードのポジションに再挑戦するなど(2019春にも三塁を守ったことがありました)、守備面でも強肩ぶりは見ものです。
抜群のセンスで魅せる浜岡陸選手らと共に、攻守に光る身体能力の高さにも注目していきたい選手ですね!
参考:浜岡陸(花咲徳栄)は小学で日本代表|俊足好打のイケメン野手に注目
花咲徳栄・井上朋也は2020ドラフトにも注目
強豪・花咲徳栄の四番に座る井上朋也選手には全国から熱い視線が注がれているわけですが、甲子園での活躍はもちろん2020年のドラフトも非常に楽しみな選手ですよね。
野村佑希選手と同じく日本ハムでの指名を熱望する声や、2017甲子園優勝時にチームを牽引した西川愛也選手がいる西武に!との声も見られます。
花咲徳栄1年生井上朋也選手のタイムリーで8回表に逆転 花咲徳栄5ー4鳴門 #高校野球 #花咲徳栄 #鳴門 #井上朋也 pic.twitter.com/cimrSCMowW
— とらちゃん (@toraneko2001) 2018年8月8日
1年生時に井上朋也選手を見たソフトバンクの宮田スカウトが絶賛したフルスイングはさらに評価が上がっていくでしょうし、2020シーズンの活躍からは目が離せません。
大阪桐蔭・西野力矢選手や東海大相模・山村崇嘉選手らも含め、強豪チームの主軸に座る強打者たちを各球団のスカウトがどう見るのかがすごく興味深いところですね…!
井上朋也選手はドラフト上位とも見られている逸材だけに、ライバルとの戦いの中でも実力を見せつけてほしいものです!
ドラフト注目の井上朋也は出身中学でも話題
大阪桐蔭にも注目されていた
進路として花咲徳栄を選んだ井上朋也選手は奈良の生駒ボーイズ出身で、中学3年生時にはボーイズ日本代表として世界大会優勝も経験した逸材です。
中学では通算24本のホームランを放っており、20校以上の高校からスカウトされていたようですね。
出身の生駒ボーイズは大阪桐蔭グラウンドのすぐ近くですし、名門・大阪桐蔭からも声がかかっていたと言われているのも納得です。
2019夏の甲子園で優勝を果たした履正社の好打者・池田凛選手とは中学時代のチームメイトですから、今後の対戦にも期待したいところですね…!
参考:池田凛(履正社)は中学で関西選抜|抜群の野球センスで攻守の要に成長
花咲徳栄を選んだ理由
ドラフト注目の井上朋也選手が花咲徳栄へ進むことを決めた理由は岩井隆監督の熱心な姿勢にあり、ポジションに関係なくプロ選手を輩出している手腕を丁寧に伝えてくれたとのこと。
「この高校に行けば成長できそうだ」と感じるものがあったのでしょうね。
2019/04/24 徳栄vs春東#花咲徳栄#井上朋也 pic.twitter.com/nsLmxt8Vim
— ⚾️J🎶️️L89 (@_Jun_0501_) 2019年4月24日
岩井監督が生駒ボーイズの試合を観に行ったのは、生駒ボーイズを率いる石田監督が東北福祉大時代の先輩からとの理由ですから、井上朋也選手が他のチームでプレーしていたらこの縁はなかったと考えると運命的なものも感じます。
甲子園を勝ち上がるために必要になる「大砲」との出会いが、人の繋がりから生まれているとは何とも素敵なエピソードです。
エース左腕・高森陽生投手らとは2019夏の甲子園で初戦敗退の悔しさも経験していますから、2020シーズンでの雪辱にも注目していきましょう。
最上級生となる今後の活躍にも期待して、応援していきたいと思います。
参考:高森陽生(花咲徳栄)は球速以上のキレ|秋田出身左腕の急成長が凄い