全国屈指の強力打線で激戦区の埼玉を制した花咲徳栄で、中心選手として活躍する三番・ショートの韮澤雄也(読み方は「にらさわ ゆうや」)選手。
走攻守三拍子揃ったプレーで1年春からベンチ入りを果たしている逸材だけに、2019夏の甲子園でも好守に注目が集まります。
全国制覇を果たした2017年の三番・西川愛也選手(現西武)を彷彿とさせる打撃フォームも話題になっていますし、ドラフト2位指名を勝ち取った先輩に追い付けるかも非常に楽しみですね!
ドラフトにも期待がかかる新潟出身の好打者・韮澤雄也選手を特集してみました。
目次
韮澤雄也は中学時代に新潟シニアで全国を経験
小学時代からショート
新潟県魚沼市出身の韮澤雄也選手は、幼い頃からショートのポジションでプレーしていました。
魚沼市立堀之内小学校に通っていた当時、新潟南リトルでは一番・ショートとして活躍。ピッチャーも兼任するなど野球センスはその頃から光っていたと言います。
2009年に日本文理が甲子園で準優勝を飾ったことも地元の少年に夢を与えたとのことで、韮澤雄也選手も甲子園を見てドンドン野球にのめり込んでいきました。
その日本文理は新潟大会を勝ち抜いており、中学日本代表の長谷川優也選手らを擁する総合力の高いチームですから、夏の甲子園で対決があるとそれも楽しみですね!
参考:長谷川優也(日本文理)は中学日本代表|攻守で光る3つの注目ポイント
中学時代には新潟シニアの主力
堀之内中学に進学した韮澤雄也選手は強豪・新潟シニアに所属し、中学3年時には主将を務めるなど素晴らしい成長を見せました。
下級生の頃から上位打線に入るなど、抜群の打撃センスは当時から健在でしたね!
新潟シニア。2番ショート韮澤君。4打数2安打2打点の大活躍。 pic.twitter.com/JX0lX9jUdF
— fk (@fk_fk_7) 2015年8月1日
主将を務める一方、三番・ショートで攻守の中心として戦った中学3年の夏にはジャイアンツカップで全国大会も経験していますし、新潟では有名な内野手でした。
ちなみに魚沼市在住だった韮澤雄也選手は車で片道1時間をかけて新潟シニアの練習に参加しており、親子二人三脚で野球に打ち込んできたことも素晴らしいなと!
花咲徳栄・岩井隆監督もドラフトで指名を受けプロ入りした選手たちを引き合いに出し「岡崎大輔(現オリックス)のような三番・ショートになれる」と、その才能に太鼓判を押していますが、中学時代の努力を知ってさらに応援したくなりました…!
ドラフト注目・韮澤雄也は甲子園でも必見
見事なバットコントロール
強打の花咲徳栄打線で中軸を担う韮澤雄也選手ですが、右の強打者・井上朋也選手との三・四番は2017年の西川愛也・野村佑希の両選手を彷彿とさせます。
韮澤雄也選手は卓越したバットコントロールでヒットを量産できる好打者で、2018夏の甲子園でも最速153キロを誇るプロ注目左腕の横浜・及川雅貴投手からタイムリーヒットを放っていますね!
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1回裏、連覇を目指す花咲徳栄は3番韮澤のセンター前ヒットで先制!#バーチャル高校野球 #高校野球 #甲子園 #100回大会 #100回目の夏 pic.twitter.com/lI0qbPJW1U
— バーチャル高校野球 (@asahi_koshien) 2018年8月14日
コースに逆らわず左右に打ち分ける打撃技術も持ち合わせていますし、スカウトから高評価を受けているのも何ら不思議ではありません。
強いて言えばバットコントロールが上手いだけにボール球も当てることが出来てしまうので、見極めも意識して強い打球を飛ばしてほしいですね!
俊足も兼ね備えた選手ですから、外野の間を抜く長打にも期待していきましょう。
参考:井上朋也(花咲徳栄)はドラフト注目|フルスイングに期待の長距離砲
守備範囲の広さと安定感
ミートセンスに長けたバッティングで中軸として活躍する一方、韮澤雄也選手は守備力の高さもドラフトで注目を浴びる理由の1つです。
U18日本代表でも八戸学院光星の武岡龍世選手ら、プロ注目のショートと共にプレーしたことが大きな刺激になったと語っていましたが、正確なスローイングなど守備の安定感は素晴らしいものがあります。
花咲徳栄のショート韮澤君、ナイスプレー♪ pic.twitter.com/kjbKBkht7K
— オノケン (@okbb0606) 2018年5月19日
加えて守備範囲も広く、難しいプレーをサラッとやってのけるあたり能力の高さが光りますね!
落ち着いた守備は花咲徳栄にとっても大きな武器であることは間違いないですから、夏の甲子園でも華麗な守備で魅せてくれることに期待しています。
個人的には同じく三番・ショートでチームを引っ張る智弁学園・坂下翔馬主将との対決が非常に楽しみです…!
参考:坂下翔馬(智弁学園)はドラフトも注目|小中学で全国制覇の最強主将
韮澤雄也は花咲徳栄を選んでよかったと思う
1年で全国制覇を経験
攻守にポテンシャルの高さが際立つ韮澤雄也選手は甲子園でも大いに観客を沸かせてくれると思いますが、やはり花咲徳栄で1年時に全国制覇を経験できたことは今後の野球人生に大きなプラスになると思います。
花咲徳栄
16番、韮沢雄也
①年生でベンチいり‼️
来年②年生で先発勝ちとってね
地元みんな応援してるよ。#高校野球決勝 #花咲徳栄 #花咲徳栄高校 pic.twitter.com/n8lKEaxJr9— ゆかりん (@karin0422kurumi) 2017年8月23日
この夏は出場機会こそ少なかったとはいえ、守備力に定評のあったショート・岩瀬誠良(ともはる)選手のプレーを常に後ろで見られたことは確実に自身のレベルアップに繋がったでしょう。
事実として中学時代には「課題」だと自覚していた守備もここまで成長を遂げました。
また早くからその才能を見抜きメンバーに抜擢していた、名将・岩井隆監督の目もさすがと言わざるを得ませんね!
フォームが似てる西川愛也からの学び
そして何と言ってもバッティングの面では西川愛也選手の存在が大きかったように感じます。
打撃フォームが本当によく似ていることもそうですし、バットの出し方や下半身の使い方・体重移動など当時教わったことは今でも大事にしていると語っていますね。
テイクバックや足の運びなどは本当に西川愛也選手そっくりです…!
花咲徳栄、韮澤雄也君のバッティングフォームが西川先輩にそっくり‼️
西川愛也選手に近づけるようにガンバレ😆 pic.twitter.com/Jz8xwsjpmX— GrandSlam 写真係📷 (@grandslam018) 2019年7月27日
韮澤くんのフォーム西川じゃん
— しらたき (@shirataki02171) 2019年7月28日
「先輩たちには本当に優しくしてもらった」と話している韮澤雄也選手ですが、先輩たちから学んだものをこれからの野球人生で活かしてくれることに期待しましょう。
東海大相模・遠藤成選手ら強打者が揃うU18日本代表でも三番を務めた打撃センスは誰もが認めるところですし、ドラフトもどの球団から指名を受けるのかが楽しみですね!
参考:遠藤成(東海大相模)はドラフト注目|二刀流はスイングスピードも一級品