秋田の強豪・明桜で1年の2019春からマウンドに上がっていた風間球打(かざま きゅうた)投手。
身長180cm超の恵まれた体格で、球速150キロのストレートを武器に将来が楽しみな本格派右腕です。
バッティングも良く、2021ドラフト候補として今後さらに注目を集めていくでしょうね…!
東北地区に現れた世代トップクラスの右腕、明桜の風間球打投手を特集していきましょう。
参考:2021ドラフト候補の高校生投手【最新】黄金世代の目玉は誰だ
目次
風間球打の中学時代は笛吹ボーイズ出身
明桜高校に進路を決めた風間球打投手は山梨県の出身で、甲州市立奥野田小学3年からピッチャーを始めました。
甲州市立塩山中学に通った中学時代には笛吹ボーイズに所属。大谷翔平選手を参考にしているというプレーは投打にスケールの大きさを感じさせます。
昨日先発した1年生、風間球打(きゅうた)くん
ナイスピッチングだったみたいですね‼️先輩たち頑張れよ⚾️#明桜高校野球部#春季東北大地区高校野球 pic.twitter.com/G7nRtHEL93
— Believe (@sisinji) 2019年6月7日
中学時代に目立った実績こそないものの大型の本格派としてのポテンシャルは見せており、高校入学早々、2019春の東北大会で136キロの球速をマークしたことも納得です。
ドラフト期待の明桜・風間球打は球速に注目
最速150キロの大台
明桜期待の風間球打投手の持ち味を語る上で、まずストレートは欠かせません。
2019夏の秋田大会準々決勝・大曲工戦では先発のマウンドに上がり、春にマークした自己最速を更新する138キロのストレートを投げ込みました。
さらに2020夏の時点で最速150キロまで球速がアップしているんですよね…!
明桜•風間球打(2年) 自己最速150km pic.twitter.com/Pc1LBkjUtD
— F (@_F_8_9_) July 18, 2020
身長182cm・体重80kgの体格もまだまだ大きくなりそうですし、下半身の強化などこれからのトレーニングで更に球速が伸びることは間違いないでしょう。
いずれにしても1年で10キロ以上も球速を伸ばしているあたり、今後も目が離せません…!
同世代で青森山田の中学日本代表右腕・藤森粋七丞投手らとは、今後もドラフト候補としてしのぎを削ることになりそうです!
真っ直ぐには角度も
また風間球打投手のストレートは球速にくわえ、角度がある点にも注目です。
長身にくわえ手足の長さは天性と言うほかないですが、オーバースローから投げ下ろす角度のある真っ直ぐは質が高く、今後も投球の軸として重宝されるでしょうね…!
風間球打投手も「角度の高さには自信がある」と話していますし、2020ドラフト期待の長尾光投手ら先輩投手らも大いに刺激を受けているでしょう。
参考:長尾光(明桜)はドラフト期待|球速だけじゃない注目株は上位指名も
明桜のドラフト候補・風間球打は打撃にも注目
右投げ左打ちの風間球打投手は投手としての才能に注目が集まる一方で、打撃センスも非凡なものを感じさせます。
左打席での鋭いスイングにも定評がある選手で、打線の軸としてもこれから存在感を放っていきそうですね…!
打者としてもすごい振り!
— yuki (@draft_kaigi) 2019年7月17日
パンチ力があり長打にも期待できる選手ですから、今後は投打で明桜を引っ張ってくれることに期待です。
スケールの大きなプレーを見せてくれる選手だけに、秋田からのプロ入りが楽しみですね…!
風間球打は明桜から2021ドラフトに期待
変化球も素晴らしい
「怪物候補」と称されるなど大物としての成長に期待がかかる風間球打投手ですが、ポテンシャルを考えると、今後全国区の選手になっていくことは間違いないでしょう。
その上で重要になるのは何と言っても制球力で、1つ1つのボールは良いものを持っているだけに、いかにコースを突けるかが鍵になります。
ちなみに2020春の時点での球種はスライダー・カーブ・フォークを投げ分けています。
ブレーキのきいた100キロ台のカーブで緩急をつけるのも上手なうえに、打者の手元で落ちるフォークも非常に良いボールを持っているんですよね。
変化球でカウントを取れずにストレートを狙い打ちされることは絶対に避けたいですから、制球力が高くなると、もうワンランク上のピッチャーになれると思います。
2019夏の甲子園で一躍全国区となった秋田中央の捕手・野呂田漸選手との県内での対決も非常に楽しみです…!
兄弟も話題に
余談ですが、風間球打投手は兄弟も話題になっています。
というのも4兄弟全員の名前に「球」が入っており、父・啓介さんも元高校球児で塩山商OBなんですよね…!
長男 球道(きゅうどう)
次男 球星(きゅうせい)
三男 球打(きゅうた)
四男 球志良(きゅうしろう)明桜の1年・風間球打投手の兄弟の名前がもうお父様の野球愛で溢れてる‼️
— ダル君 (@mukaikomagi) 2019年6月8日
兄・球星さんは2018まで甲府工でキャッチャーとして活躍していましたし、風間球打投手がドラフトで指名されるようなことがあると大きな話題になりそうですね!
仙台育英の147キロ左腕・笹倉世凪投手をはじめ、東北地区には本格派の逸材が揃っていますから、今後の風間球打投手にも大いに期待して応援していきたいと思います。