中学時代に最速141キロをマークした青森山田の藤森粋七丞(読み方は「いきなすけ」)投手に注目が集まっています。
U15日本代表に選出され侍ジャパンの一員として臨んだワールドカップではチーム最多の5試合に登板するなど、チームに貢献したことも高く評価されていましたね。
抜群のキレを持つストレートが高校でどこまで伸びるのか、その成長がとても楽しみな右腕です。
テレビ番組にも出演し話題になった経験もある藤森粋七丞投手について、詳しく見ていきましょう。
参考:青森山田の2020新入生は?野球センスに注目のメンバーがズラリ
目次
藤森粋七丞の出身は青森山田シニア
父親の影響で野球を始める
藤森粋七丞(読み方は「いきなすけ」)投手は父親が野球好きだったことをきっかけに、小学2年生から野球をスタートしました。
小学時代にはバラエティー番組「ぐるぐるナインティナイン」にも出演していますね。
未来の横綱発掘を目指す「金星相撲部」という企画に野球代表として挑戦するなど、その運動能力は当時から健在だったことがわかります。
中学では2年秋からエース
青森の五所川原市出身の藤森粋七丞投手は五所川原南小学校を卒業後、中学は青森山田シニアでプレーしています。
2年秋からエースとして活躍しているわけですが、当時の同学年には6人しか選手がいなかったんですよね。
僕自身も高校時代には同学年の野球部が5人という状況を経験していることもあり、そんな中でひたむきな努力を続けたことが見事だなと…!
青森山田高校 藤森粋七丞(いきなすけ)くん
(1年、青森山田リトルシニア)
もっともっと活躍しますよ pic.twitter.com/db4iGY94IL— チョコパン (@smalto19) 2019年9月21日
試合に出られる確率で言えば高いものの、どこか張り合いがなかったり、大所帯の相手チームを羨ましく感じたこともあるでしょう。
そんな中で淡々と取り組んでの侍ジャパン選出はものすごく価値が高かったと思いますし、五所川原出身の投手が日本代表に選ばれたことは、青森でプレーする少年球児たちに大いに希望を与えたのではないでしょうか。
日本代表でのチームメイトだった中京大中京・畔柳享丞投手との投げ合いはぜひ観てみたいものです!
参考:畔柳亨丞(中京大中京)の中学時代の球速は?日本代表は奪三振も凄い
藤森粋七丞は中学日本代表でも存在感
本格派として推薦を受けてセレクションに参加した藤森粋七丞投手は、約130人が参加する中から20人の侍ジャパンに選出されました。
日本代表として国際大会を経験したことは確実に今後の糧になると思いますし、本人も「すべてが刺激になった」と語っている通り、同世代の高いレベルを肌で感じられたことで更なる成長を誓ったはずです。
そして世代トップクラスの投手陣の中でも、藤森粋七丞投手はそのポテンシャルを見せつけていたんですよね…!
「第4回WBSC U-15ワールドカップ」初戦のオーストラリア戦ではピンチの場面で急きょ最終回のマウンドに上がり、失点こそあったものの4対2での勝利に大きく貢献しました。
チーム最多の5試合に登板したことも信頼の表れと言えますし、ストレートのキレが並み居る好投手の中でも際立っていたことを侍ジャパンのチームメイト・齋藤広空選手(日大三)が語っています。
藤森粋七丞(青森山田リトルシニア)は球の切れがすごかったです。球速では畔柳亨丞(SASUKE名古屋ヤング)や樋上が速いのですが、藤森は打席で見て「うおっ」と思いましたね。
引用元:高校野球ドットコム
大阪桐蔭の樋上颯太投手も当時から話題になっていますが、藤森粋七丞投手の武器であるキレのある速球が甲子園の舞台で全国を沸かす日が待ち遠しいですね…!
参考:樋上颯太(大阪桐蔭)は中学日本代表|球速が3年で20キロUPの剛腕
青森山田・藤森粋七丞は球速150キロ超に期待
中学時代には「ビートたけしのスポーツ大将」にも出演するなど話題性にも富んでいる藤森粋七丞投手。
藤森粋七丞投手の最大の持ち味とも言えるのはストレートで、メジャーでも活躍した岩村選手からも空振りを奪っていました…!
現在放送中のビートたけしのスポーツ大将
青森山田リトルシニアの藤森粋七丞くんがソフトバンク内川を相手に141キロの真っ直ぐを投げ込んだ— チョコパン (@smalto19) 2019年3月3日
U15 藤森粋七丞VS元プロ野球選手 岩村明憲さん(5ヶ月ぐらい前だけど) pic.twitter.com/KwuhkwrjQv
— たいが (@VMcCEtiU5qqIbbA) 2019年3月25日
ただ、そんなキレのあるボールを投げられるピッチャーが150キロの大台を超えてくるとどうなるのか?
超ミーハーな視点ではありますが、高校野球ファンとしては期待せずにはいられないんですよね。
明桜の150キロ右腕・風間球打投手らと並び、2021ドラフトを沸かせてくれることに期待。
質の高いボールを投げられる藤森粋七丞投手が150キロを投げられるようになると、相手打線としても手が付けられないことになりそうな予感がします。
参考:風間球打(明桜)はドラフト期待|球速の伸び方も異次元レベル
藤森粋七丞は青森山田からドラフト注目投手へ
中学日本代表を経験して、青森山田の発奮材料にもなっている藤森粋七丞投手。
2019秋の青森大会準決勝・東奥義塾戦では3安打9奪三振で公式戦初完投。チームを東北大会に導く、素晴らしいピッチングを披露していましたね…!
このとき自己最速となる142キロもマークしていますし、2020夏の青森大会でも力強いボールを投げていました。
青森山田 藤森粋七丞 pic.twitter.com/UfhK21ITJa
— ラフィット (@Lafittebird) July 26, 2020
2020ドラフト注目の小牟田龍宝投手らと並んで、青森山田投手陣の柱となっています。
次世代のエース候補になってくることは間違いなく、2021ドラフトも大いに沸かせる投手へと成長してほしいところ。
青森山田の躍進と共に、藤森粋七丞投手の活躍も追い掛けていきたいと思います!
参考:小牟田龍宝(青森山田)はドラフト期待|球速に注目の右腕は怪我を越える