2021ドラフト野手

野呂田漸(秋田中央)はドラフト期待|中学時代に培った捕手の資質

1年生ながら2019夏の甲子園でスタメンマスクをかぶり、一気に全国区となった秋田中央の野呂田漸(読み方は「のろた ぜん」)選手。

大舞台で見せたその落ち着き払ったプレーは、高校野球ファンを魅了しましたね…!

攻守で示した将来性に2021ドラフトを期待する声も多く、これからが楽しみなキャッチャーです。

東北を代表するキャッチャーになるであろう、秋田中央の野呂田漸選手を特集していきましょう。

目次

秋田中央・野呂田漸はドラフト期待の守備力が話題

甲子園での二塁送球で魅せる

秋田中央で1年生ながら正捕手として活躍を見せる野呂田漸選手は、2019夏の甲子園・立命館宇治戦でまず二塁送球で魅せました。

初回に四球で出してしまったランナーの盗塁を見事に阻止。

ともすれば一気に相手に流れが傾きかねない場面で、見事な送球を見せましたね!


2019ドラフト候補として注目されている智弁和歌山・ 東妻純平選手らのような驚くほどの強肩ではまだないものの、素早いスローイングはとても1年生とは思えません。

参考:東妻純平(智弁和歌山)にはドラフト以上に期待したいことがある

フィールディングも抜群

加えて野呂田漸選手が守備力の高さを発揮したのがバント処理です。

軽快なフットワークから躊躇なく二塁へ送球できるのは素晴らしいですね…!

ワンバウンドのボールを止める捕球技術にも長けているのですが、2019春の大会で自身のパスボールにより失点してから猛特訓を重ねたと言います。

その自信の表れなのか、堂々としたプレーぶりで「1年生キャッチャーで大丈夫なの?」と思っていた高校野球ファンを一気に魅了しました。

中学卒業からまだ数ヶ月でこれだけ動きが良いと、ドラフトに期待してしまう気持ちもまったく不思議ではありませんね…!

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秋田中央・野呂田漸は中軸を打つ打撃センスも

秋田大会で満塁ホームラン

守備力の高さが話題になっている一方で、野呂田漸選手はバッティングでも非凡なセンスを見せています。

2019夏の秋田大会では、準決勝の能代戦でレフトスタンドに満塁ホームランを叩き込みましたね!


五番・キャッチャーでレギュラーとして出場し、チームトップとなる8打点もマーク。

身長170cm・体重74kgのどっしりとした体格から力強いスイングを見せており、打てるキャッチャーとしても注目が集まりそうです。

U18日本代表候補にも選出された中京学院大中京の藤田健斗捕手とはサイズ的にも近く、野呂田漸選手も強肩強打でどんどん注目を浴びてほしい選手ですね。

参考:藤田健斗(中京院中京)はドラフト注目|強肩のスローイングは高校随一

ミートの上手さで高打率

ホームランを放ち長打力も見せましたが、野呂田漸選手のバッティングはミートの上手さが光ります。

2019夏の甲子園でもレフト前にヒットを放っていますし、何より秋田大会では5割の高打率を残しました。


アウトコースへの対応力も高く、しっかりと右方向に運べるあたりにも巧さを感じます…!

今後は秋田大会で同世代の明桜・風間球打投手らとの対戦も予想され、秋田の主導権争いも非常に楽しみになりそうです。

参考:風間球打(明桜)に漂う大物の予感|角度のある真っ直ぐは球速以上

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ドラフト注目・野呂田漸が中学時代に培った資質

野呂田漸選手は前述した攻守の能力の高さに加え、落ち着いたプレーと巧みなリードで注目度が急上昇しています。

小学5年からキャッチャーを務めているとのことで、出身の三種町立山本中学では野村克也氏や古田敦也氏の著書を熟読して配球を学んだエピソードは有名なもはや話です。

トイレにまで持ち込んだというあたり、勉強熱心であることが伺えますよね!


また巨人の小林誠司捕手ら、プロの選手の足の運びを動画で研究するなど、中学から培われてきたキャッチャーとしての資質はそのプレーから十分に見てとれます。

ただ本を読んでリードが上手くなるかというとそんな単純な話ではないですし、その点、野呂田漸選手は座学を実践に活かせているあたり相当な反復練習を積んだのでしょうね。

将来はプロ野球選手になりたいと話しつつも、「高校からでは難しいかもしれない」との理由から勉学も考えて秋田中央へ進学したあたり見事すぎませんか…!

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秋田中央・野呂田漸にドラフト期待の声

最後に、野呂田漸選手に寄せられているドラフト期待の声を一部だけ紹介します。

野呂田漸選手は小学時代に東北大会優勝を果たしたほか、中学でも県大会決勝に進むなど経験の面でも非常に大きな選手なんですよね。

仙台育英の1年生キャッチャー・木村航大選手も早くも2021ドラフト注目と話題になっていますし、これからの東北はキャッチャーが熱いです!

秋田中央・野呂田漸選手のさらなる成長に期待して、応援していきたいと思います。

参考:木村航大(仙台育英)は中学で全国準優勝|1年から正捕手を務める理由は

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