強豪・京葉ボーイズでエースを務め、2020春からは常総学院に進路を決めた伊藤地宏(いとう ちひろ)投手。
優れた制球力が持ち味のサウスポーで、打者を手玉に取る投球術は世代トップクラスといっても過言ではないでしょう。
U12カル・リプケンで日本代表を経験しているほか、中学でも全国大会優勝を果たすなど、注目左腕が高校でどんな投球を見せるかは本当に楽しみですね…!
常総学院でも次期エース候補と期待が高まる、伊藤地宏投手を特集していきましょう。
参考:常総学院の2020新入生は?メンバーは注目選手が揃って期待大
目次
伊藤地宏は小学時代から大舞台を経験
千葉ロッテマリーンズジュニア選出
左投げ左打ちの伊藤地宏投手は小学時代、我孫子リトルイーグルスでプレーしていました。
優れた野球センスはこの頃から光るものがあり、我孫子市少年野球秋季大会の決勝でも六回を1安打無失点。
球数82球で8奪三振と圧巻のピッチングを見せるなど、地区では有名な左腕でした。
主戦で活躍していた小学6年時には千葉ロッテマリーンズジュニアにも選出され、トーナメントではベスト4まで勝ち上がる経験もしていますね!
カルリプケンで日本代表も
千葉ロッテマリーンズジュニアを経験した伊藤地宏投手は、カル・リプケンでU12日本代表にも選出されました。
世界大会で日本代表は優勝を果たしていますし、早くから大舞台を経験している左腕なんですよね…!
ちなみにこのときのチームメイトには、中学で最速140キロ超の近江・山田陽翔投手らがいました。
伊藤地宏投手は高校でも世代をリードするポテンシャルは秘めているだけに、日本代表を経験した選手たちとは名勝負を見せてほしいですね!
伊藤地宏は中学でも京葉ボーイズで進路が話題に
早くから注目を浴びていた伊藤地宏投手は、中学時代には強豪・京葉ボーイズでプレーしていました。
この世代の京葉ボーイズは「中学5冠」を目指すほどのチームでしたが、伊藤地宏投手は中学屈指の強豪でもエースとして君臨。
中学3年時にはジャイアンツカップこそ優勝を逃したものの、何度も全国大会で頂点に輝いた実績は申し分ないですよね…!
U12日本代表でも共にプレーした大阪桐蔭・海老根優大選手らと、京葉ボーイズの主力で存在感を示していました。
鶴岡一人大会でも東日本選抜に選ばれていますし、高校の進路が話題になっていたのも不思議ではありません。
参考:海老根優大(大阪桐蔭)は中学日本代表|ホームランに期待の怪物野手
常総学院・伊藤地宏は優れた投球術に注目
常総学院に進路を決めた伊藤地宏投手ですが、注目したいのが打者を翻弄していく投球術です。
両コーナーに投げ分けられる制球力は素晴らしいものがあり、変化球は決め球だけでなくカウントを整えられる点も魅力です。
第49回ボーイズ春季全国大会
決勝戦京葉ボーイズのエース伊藤地君!
この日120Kも低めのスライダーを丁寧に投球!完投勝利! pic.twitter.com/HaFusRAIcx— 全力野球 (@aa1218000) March 30, 2019
ボールのキレはもちろんのこと、直球と変化球のコンビネーションも抜群。
常総学院では三輪拓未選手をはじめ守備力の高い選手がバックにつきますし、攻撃にリズムを与えられるピッチングは高校でも活躍を見せるでしょうね…!
バランスのとれた投球フォームも魅力ですから、ぜひ甲子園のマウンドで躍動する姿を見たいものです!
参考:三輪拓未(常総学院)は中学日本代表|華麗な守備は世代トップレベル
常総学院・伊藤地宏は球速にも期待したい
制球力の高さや鋭い変化球など完成度の高さが光る一方で、伊藤地宏投手はストレートも見逃せません。
中学時代には最速125キロと驚くような球速ではないものの、質の高い真っ直ぐは打者を差し込む場面が何度も見られました。
ジャイアンツカップ開幕
京葉ボーイズといえば、海老根くんの話題が多いですけど、エースの伊藤くんも素晴らしいですね。
豪速球を投げるわけではないですが、変化球の制球力、体の柔らかさと光るものを感じさせます
まだ細いので、体ができてくれば自然と球速も上がってくると思います— 長浜NYC (@NYCYOKOHAMA) August 12, 2019
身長171cm・体重65kgと体格的にも伸びしろを感じさせますし、これから身体が出来て球速もアップしてくると更に楽しみになりますね…!
変化球でかわすというよりもストレートを軸とした組み立てをする投手ですから、球速もついてくるとドラフト候補として名前が挙がる可能性も十分。
常総学院にはドラフト注目の菊地竜雅投手もいますし、どんどん盗んで高校でも頂点を目指してほしいものです!
参考:常総学院・菊地竜雅の中学時代の球速は?ドラフト注目の150キロ右腕