埼玉の強豪・浦和学院で1年の2018夏から背番号をもらい、ベンチ入りを果たしている美又王寿(読み方は「みまた おうじゅ」)投手。
サイドよりのスリークウォーターから、球速150キロに迫るストレートと鋭い変化球を投げる右腕です。
小学時代はソフトバンクホークスジュニア、中学では飯塚ボーイズで全国優勝を果たすなど、常に世代のトップを走っている選手でもあるんですよね!
浦和学院の強力投手陣の一角を担う、ドラフト注目の美又王寿投手について特集してみました。
参考:浦和学院の2020新入生は?注目選手が揃う充実ぶりは全国上位
目次
浦和学院・美又王寿は小中学時代から注目選手
小学時代にはソフトバンクジュニア
右投げ右打ちの美又王寿投手は飯塚市立頴田小学の出身で、頴田ライオンズで野球を始めました。
当時から抜群の野球センスを発揮し、四番・ピッチャーで完全試合を達成するなど投打の大黒柱として活躍。
小学6年時には厳しいセレクションを通過し、ソフトバンクホークスジュニアにも選出されています。
美又王寿が完全試合やったことあるとかやばすぎる!
ホークスJr.に選ばれるだけあるわ!
将来が楽しみたい! pic.twitter.com/3vR9gkuIIU— がんばルビィ筋肉マン寝そべり@BBQ (@Uematsu51love) 2017年9月1日
惜しくも決勝トーナメント進出は逃したものの、このときに全国のマウンドを経験していますね!
ソフトバンクホークスジュニアのチームメイトには打撃で注目を集めている大阪桐蔭・上野海斗選手とチームメイトでしたし、甲子園での対決にも期待したいですね!
参考:上野海斗(大阪桐蔭)の勝負強さに注目|ホームランも期待の強打者
出身の飯塚ボーイズでは全国優勝
美又王寿投手は飯塚市立頴田中学に進学後、硬式野球チームの飯塚ボーイズでプレーしていました。
飯塚ボーイズでも早くから頭角を現し、エースとして活躍しましたね。
中学3年時にはボーイズ選手権大会で優勝。準決勝でサヨナラヒットも放ち、チームの全国制覇に大きく貢献しています。
美又王寿 (飯塚ボーイズ→浦和学院) 1年 投手
*18夏予選*
4試合 防0.00 回数4 奪三振3 与四死球1最速143キロの次期エース。カットボール、チェンジアップを駆使し1年夏の甲子園メンバーに背番号"10"で登録された。ボーイズ選手権で優勝した過去を持つ。ちなみに王寿=おうじゅ。 pic.twitter.com/MRdNFmXP5s
— M (@mizuken_sports) 2018年8月11日
飯塚ボーイズでは全国優勝を経験したほか、鶴岡一人記念大会では九州ブロックの代表にも選出されました。
中学時点ですでに球速140キロのストレートを投げていた美又王寿投手は、進路が注目される選手の一人でしたが、地元を離れて埼玉の浦和学院に進学。
経験・ポテンシャルともに期待の投手だけに、この先の活躍も本当に楽しみです。
浦和学院・美又王寿はドラフト注目の投手
美又王寿投手の大きな武器は、スリークウォーターから繰り出す球速150キロに迫るストレートです。
浦和学院でも1年の2018夏に甲子園で登板を果たし、球速143キロを記録していましたね!
2019秋の埼玉大会準々決勝では、同じくドラフト注目の内田了介投手を擁する埼玉栄と激突。ストレートを軸にしたピッチングで4回無失点の好投を見せました。
2019秋の時点でストレートの最速は148キロを記録し、2020ドラフト候補としても期待がかかります。
打者としては慣れない軌道で投げ込まれる上に、ストレートの球速はまだまだ伸びてくるでしょうから、今後も美又王寿投手の活躍からは目が離せません。
参考:内田了介(埼玉栄)はドラフト注目|球速だけでなく打撃センスも凄い
ドラフト注目の美又王寿は球速だけじゃない
変化球のキレが抜群
球速150キロ目前のストレートで注目を浴びる一方で、美又王寿投手は変化球のキレにも定評があります。
球種は主にカットボール・スライダー・チェンジアップを投げ分け、三振を奪える強さも兼ね備えているんですよね!
スライダーは縦と横の変化を操りますが、特に縦のスライダーは落差も大きく決め球としての威力も抜群です。
ストレートとのコンビネーションで変化球も活きてくると思いますし、美又王寿投手は奪三振数にも注目ですね!
マウンド度胸も満点
質の高いボールを投げ込むだけでなく、マウンド上での投げっぷりでもチームに勢いを与えられることも美又王寿投手の強みと言えるでしょう。
臆することなくどんどん内角にストレートを投げ込んでいきますし、雄叫びをあげてナインを鼓舞する場面も見られます。
美又王寿 浦和学院2年
スリークウォーターからのMax146㌔の力強いストレートが武器の右腕。浦和学院では1年夏より甲子園で登板を果たすと、2年秋には背番号10ながら埼玉大会の準々決勝では埼玉栄相手に4回無失点、準決勝では花咲徳栄相手に9回途中まで1失点の好投をみせた。#本日の選手紹介 pic.twitter.com/xGHT3ZnxYj— ぶるーたす (@bluamabase) 2019年11月2日
1学年下の三奈木亜星投手もドラフトに期待がかかる好投手ですし、浦和学院の投手陣は非常にハイレベルですから、2020年の戦いにも大いに期待したいですね!
参考:三奈木亜星(浦和学院)はドラフト期待|中学で全国準優勝の二刀流
美又王寿は浦和学院からドラフトに期待
2020ドラフト候補としても名前が挙がる美又王寿投手ですが、1年の2018夏以降は甲子園から遠ざかっています。
2019秋の埼玉大会では準決勝で花咲徳栄に敗れて関東大会出場を逃し、2020センバツの可能性は消滅。※2020夏の甲子園も中止になりました。
激戦区の埼玉ではありますが、吉田匠吾選手をはじめ浦和学院は打線も好打者が揃っていますし、夏の独自大会を勝ち抜く可能性は十分にあるでしょう。
球速も伸びて確実にパワーアップしている美又王寿投手は、甲子園がなくなった今、プロの舞台でもう一度見たいですね!
浦和学院の躍進に欠かせない存在であることは言うまでもないですから、ドラフトにも期待しつつ今後の活躍を追いかけていきましょう。
参考:吉田匠吾(浦和学院)は中学日本代表|いわき出身のずば抜けた打撃センス