石川の強豪・遊学館で1年生の2018年夏からベンチ入りを果たしている高田竜星(たかだ りゅうせい)投手。
2019秋の「くまのベースボールフェスタ・練習試合in熊野2019」では、2019秋の東北大会で準優勝を果たした鶴岡東を完封するなど、順調な成長を見せています。
兼六中学時代にはチームのエースとして活躍し、全国大会ベスト8の成績を残した好投手でもあるんですよね…!
打倒星稜に燃える遊学館のドラフト候補・高田竜星投手について特集していきましょう。
目次
高田竜星は出身の兼六中学でノーヒットノーラン
高田竜星投手は金沢市立兼六中学の出身で、中学時代は兼六中学の軟式野球部に所属していました。
その中学時代にはエースとして活躍し、全国大会にも出場。
全国大会の1回戦ではノーヒットノーランを記録するなど好投を見せ、チームを全国ベスト8まで導きました。
今日の朝日新聞から遊学館の高田投手の写真と記事。小学生のころ、甲子園に出場した遊学館の試合を見て「このチームでエースになって甲子園に出る」誓い、兼六中では全国8強。遊学館に入り背番号1に。が、大会直前に肩の痛みで「キャッチボールが精いっぱい」「気持ちで痛みを抑えながら」投げ抜いた。 pic.twitter.com/JlAlWrOykb
— 緑 (@jikkyonomidori) October 14, 2018
当時から本格派右腕として注目を集めていましたが、遊学館入学後の1年生の2018夏には公式戦デビュー。
小松明峰戦では九回の1イニングを全て三振で締めくくり、3投手でのノーヒットノーランリレーを達成しました。
遊学館でも着実に力をつけていますし、今後の活躍にも大きな期待がかかりますね!
遊学館・高田竜星はドラフト期待の本格派
140キロ超の球速
高田竜星投手の武器として、まず注目したいのが球速140キロを超えるストレートです。
2019秋の石川大会では最速145キロをマークしており、球威は申し分ないものを持ち合わせています。
遊学館・高田投手 pic.twitter.com/ylizeiYKMB
— 8ウラ (@hachikaiura) 2018年10月14日
くまのベースボールフェスタでは、2019秋の東北大会準優勝の鶴岡東を相手に3安打完封の好投。
2019ドラフトでヤクルトから1位指名を受けた星稜・奥川恭伸投手を彷彿とさせるフォームから勢いのあるボールを投げ込んでいますね!
身長175cm・体重70kgと体格にもまだまだ伸びしろを感じますし、ドラフト候補として話題になる可能性は十分と言えるでしょう。
参考:奥川恭伸が中学時代に見せた大器の片鱗|ドラフト注目右腕の根底にあるもの
外角低めへの制球力
球速150キロの大台を射程圏内にとらえるストレートだけでなく、制球力も大きな武器になっている高田竜星投手。
特に外角低めへのコントロールは抜群で、見逃し三振も多く奪っている点も見逃せません。
昨夏、石川県予選で奥川・星稜を追い詰めた、遊学館・高田投手が鶴岡東を3安打完封と!これは山本監督嬉しいだろう。来夏のうちとの激突が楽しみだ! https://t.co/SJ7m53XQ5a
— 石黒謙吾 (@ishiguro_kengo) 2019年11月23日
外角低めへのコントロールを強く意識したのは強豪・星稜との対戦だったそうで、星稜打線を抑えるためにどうすべきかを考えた末に外角低めへの精度を高めることに注力したんだとか。
日本航空石川・嘉手苅浩太投手や金沢龍谷・井上透摩投手ら好投手がひしめく石川の、熾烈な争いは今後も楽しみですね!
今後ドラフト候補にも名前が上がってくると思いますし、さらなる成長に期待していきましょう。
参考:井上透摩(金沢龍谷)はドラフト期待|中学で東海選抜の大型左腕
ドラフト期待の遊学館・高田竜星のライバルは?
2018秋、2019夏・秋と3度に渡って星稜に敗れている遊学館。
高田竜星投手もリベンジに燃えていることは間違いなく、そのために星稜・荻原吟哉投手をライバル視するコメントを残しています。
インタビューでも「荻原投手を超えて、春と夏の県大会は必ず優勝する」と話していますし、こういったライバルの存在は高校生を急成長させる原動力になりますからね…!
遊学館への入学後は黙々と走り込みをしたり、体幹を鍛えたりと着実に力をつけている高田竜星投手。
2020ドラフト候補として注目が集まる星稜・内山壮真選手らとの対戦も非常に楽しみです。
ハイレベルな石川大会の覇権争いにも注目しつつ、高田竜星投手のピッチングに注目していきましょう。
参考:荻原吟哉(星稜)は球速以上の存在感|中学全国制覇の次世代エース