2020ドラフト野手

内山壮真(星稜)はドラフト上位|高校通算ホームランにも注目の逸材

甲子園常連の強豪・星稜高校で1年生の秋から四番を務める内山壮真(うちやま そうま)選手。

早々にショートのポジションを任されていましたが、2019秋の新チームからは捕手として攻守の要で期待がかかります。

抜群の打撃センスはもちろんのこと、俊足強肩と身体能力と高い身体能力を誇り、早くも2020年のドラフトでは上位指名確実と目されていますね。

2019夏の甲子園でも二打席連続ホームランを放つなど、高校通算ホームランにも期待の強打者。

ドラフト期待の逸材・星稜の内山壮真選手について、詳しく見ていきましょう。

目次

内山壮真の身体能力は空手でも証明されていた

注目の星稜高校・内山壮真選手は富山県の出身で、地元の上市町立宮川小学校を卒業したのち、中高一貫の星稜中学に進みました。

星稜中学を選んだ理由が「甲子園で優勝するため」とのことで、このときすでに高校での目標が決まっていたという意志の強さに驚かされます。

そんな内山壮真選手は将来「メジャーでトップクラスの選手になる」という目標を掲げており、本当にハートが強い選手だなと。

壮大な夢や目標はなかなか口に出せない高校生も多いと思いますが、この芯の強さというのが「大事な場面で一本が打てる」と、星稜高校を率いる林監督が信頼を置く所以なのでしょう。

ちなみに小学生時代には父・彰博さんの影響により空手も経験しており、富山県大会を4度にわたり制覇するという実績も残していました。

このあと5年生からは野球一筋で活動していたとのことですが、抜群の身体能力のルーツはこの辺りにもあったのかもしれませんね!

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星稜・内山壮真は中学日本代表でホームラン王

星稜中学で全国制覇

小学3年生で滑川東部スポーツ少年団にて野球を始めた内山壮真選手ですが、高校入学前の実績も申し分ありません。

星稜中学時代には1年時にショートでプレーし、2年生の途中からはキャッチャーに転向しました。

所属する星稜中学は2016年夏、2017年春と全日本少年軟式野球大会で優勝。

同じく日本代表に選出された荻原吟哉投手らと共に見事日本一を勝ち取っています。

星稜高校に進んでからもホームランを連発していますが、当時から強打は健在でしたね…!

参考:荻原吟哉(星稜)は抜群の制球力で魅せる|中学全国制覇の本格派右腕

日本代表でベストナインの経験も

全国優勝の時点で相当に凄いことですが、内山壮真選手はさらに日本代表にも選出されています。

侍ジャパンでの経験値も、高校で見せる落ち着いたプレーぶりから伺えますね。


2017年のU15日本代表にも選出されてアジア選手権での優勝に貢献したほか、自身は5試合で2本のホームランを放って本塁打王に輝き、大会ベストナインにも選出されました。

若き侍ジャパンの中心選手であったということはもちろん立派ではあるものの、そんな実績さえも過去の産物だと思わされるような今があることが、本当に素晴らしい選手だなと感じさせられますね!

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星稜・内山壮真がドラフト確実だと言われる理由

早くも2020年のドラフト上位指名に期待が寄せられている内山壮真選手は、なぜここまで注目を浴びるのか。

結論からいうと、走攻守すべてにおいてずば抜けた可能性を感じる、ということがその理由でしょう。

「走攻守三拍子揃った~」とはよく言いますが、その表現がこれほどまでに相応しい選手も珍しいです。

卓越した打撃センスと優れた選球眼

まず打撃に関してですが、1年生として上級生相手に戦った2018年の打率は公式戦26試合で3割8分9厘(95打数37安打)を記録。

ホームラン2本(うち1本が場外弾)を含む長打が15本と、最上級生でも難しいような数字を残しています。


この長打率の高さには50メートル6秒3の俊足も大きく影響しており、対戦する相手ピッチャーにとっては恐怖でしかないでしょうね…!

加えて、特筆すべきが四死球の多さです。バットを振らずに20の出塁を果たしており、選球眼の良さも目を見張るものがあります。

この数字から、相手もコースを丁寧についての投球であることは想像に難くありませんから、打率の高さが更に凄みを帯びてきますね。

天才と呼ばれる左打者・度会隆輝選手(横浜)らと並び、世代トップクラスのバッティングからは目が離せません。

参考:度会隆輝(横浜)がドラフト一巡目で消えてもまったく驚かないと思う

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高校通算ホームランはどこまで伸びるか

内山壮真選手は長打力も素晴らしいものを持っており、2019夏の甲子園でも準々決勝・仙台育英戦で2打席連続のホームランを放っています。


2019秋の時点で高校通算ホームランは30本にのぼり、どこまで伸びるのかにも大きな期待がかかります。

同じく2019夏の甲子園で満塁ホームランを放ったスラッガー・今井秀輔選手らと共に、今後の星稜を支えることは間違いありません。

参考:今井秀輔(星稜)はホームランに注目|圧倒的な飛距離を誇るスラッガー

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ドラフト注目の星稜・内山壮真は守備力も魅力

スーパープレー連発の守備

次いで守備に関してですが、ショートに加えて中学時代に本職としていたキャッチャーでも試合に出場しています。

本人も「今はショート一本だが、最上級生になれば捕手も頭に入れている」と話しており、ここでもマルチな才能を見せつけているんですよね。

その背景には遠投110メートルを誇る強肩という武器があるわけですが、ショートでのグラブさばきには安定感があります。

2018年に続き、2019夏の甲子園でも守備で圧巻のプレーを連発。ドラフト候補として名が挙がるのも当然でしょう…!


身長的にも明豊高校時代の今宮健太選手(ソフトバンク)を彷彿させるというか、さほど大型ではないにも関わらず随所でセンスを感じさせます。

まだまだ伸び盛りということを考慮すると、今後の活躍に期待せずにはいられないですよね。攻守で魅せるスター候補から目が離せません。

捕手で二塁送球タイムにも注目

2019秋から本職である捕手のポジションにコンバートした内山壮真選手。

持ち前のリーダーシップはもとより類まれなセンスを見せ、投手陣をリードしています。

また二塁送球タイムは1秒8をマークするなど、ドラフト注目の身体能力を遺憾なく発揮していますね…!

先を見据えて捕手に転向したとも語っていますし、これからの可能性を考えても楽しみで仕方ありません。

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星稜・内山壮真と小園海斗の対談秘話

最後に報徳学園からドラフト1位で広島カープに入団した小園海斗選手とのエピソードにも触れていきましょう。

小園選手は高校を代表するショートストップとして活躍していた選手ですが、内山壮真選手は彼から守備についてアドバイスをもらったそうです。

というのも、星稜高校の先輩である奥川恭伸投手が2018年にU18に召集された際、奥川投手が電話を繋いでくれたんだとか。

そこで守備のフットワークや打球への一歩目について学び、チームにも共有して取り入れているそう。

テニスのレシーブを参考にしながら反応速度を高めているということで、こういったハイレベルな選手たちの交流も素敵だなと…!

アドバイスをすぐにチーム内に浸透させているあたり、この頃から内山壮真選手のリーダーシップは際立っていましたね。

捕手にポジションを移してからもフットワークの良さは光りますし、ディフェンス面での働きもドラフト候補としてぜひ注目していきましょう!

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星稜・内山壮真は甲子園での大化けにも期待

すでにハイレベルな選手ですので「大化け」という表現が適切かどうかはやや疑問ですが、やはり甲子園での好投手との対戦や接戦での緊張感が球児に与える刺激は計り知れないものがあります。

内山壮真選手はバッターボックスでは狙い球を絞るような待ち方をしない、いわゆる「本能型」のバッターですから、全国の好投手と対戦する中で適応能力も磨かれていくでしょう。


常に堂々としているグラウンド上での振る舞いも画になる選手ですし、2019秋の活躍を見てもこれからが本当に楽しみですね!

更なる覚醒に期待して、星稜の内山壮真主将を引き続き追いかけていきたいと思います。

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