天理高校で1年の2019夏からベンチ入りを果たしていた達孝太(読み方は「たつ こうた」)投手。
身長192cmを誇る大型右腕で、長身から投げ下ろす140キロ超のストレートを軸に、2019秋の近畿大会決勝で大阪桐蔭を相手に好投を見せました。
制球力などストレート以外にも魅力が多い投手だけに、2021ドラフトも楽しみな逸材ですね!
天理投手陣の一角として今後に期待がかかる、達孝太投手を詳しく見ていきましょう。
参考:天理の2020新入生が熱い!破壊力抜群の打線は全国トップレベル
目次
達孝太の中学時代は泉州阪堺ボーイズ出身
達孝太投手は大阪府堺市の出身で、中学の頃には堺市立浜寺南中学に通っていました。
野球では泉州阪堺ボーイズに所属しており、中学3年時にはボーイズの春季全国大会でベスト8の成績も残していますね!
達孝太投手は小学生の頃には捕手としてプレーしていましたが、中学からは投手としてマウンドに上がっていました。
8点差の大差を付け名門・大阪桐蔭を下し近畿大会を制した名門・天理。その中で決勝の大舞台で見事快投を披露したnextダルビッシュ・達孝太(1年)。身長192㎝の長身から最速141㎞の直球と変化球を武器に、強力打線を4失点に抑え込む力投。選抜でも再びこの男の快投に期待せよ! pic.twitter.com/ahuFd9zBLT
— 富山の高校野球 (@nozomilabu) 2019年11月4日
ちなみに泉州阪堺ボーイズは、2019ドラフトで楽天に2位指名を受けた智弁和歌山・黒川史陽選手が所属していたチームでもあります。
ポテンシャルは秘めている投手だけに、達孝太投手も2021ドラフトを沸かせる成長に期待してしまいますね!
天理・達孝太は球速以上の真っ直ぐでドラフト期待
天理高校では1年夏からベンチ入りを果たした達孝太投手ですが、やはり長身から投げ込むストレートは見ものです。
2019秋の時点で最速141キロをマークしており、コンスタントに130キロ台後半のスピードを出せる馬力があるんですよね…!
達孝太① 最速141㌔右腕
(泉州阪堺ボーイズ →天理)
秋季近畿大会 大阪桐蔭戦
①アウトローへの直球
②スライダー③カーブ④フォーク
+全4奪三振
ダルビッシュ有投手を参考にしてるといい、192cmの長身から投じられるアウトローへの直球は一級品 pic.twitter.com/5o5mYblwCs— おくら (@okura_NHSBC) 2019年11月4日
身長192cm・体重80kgとやや細身ではあるものの、これからのトレーニングで体重が増えたときのボールは今から楽しみです。
2019秋に神宮大会で活躍した健大高崎・橋本拳汰投手もドラフト期待の逸材ですし、大型右腕の激突は全国を沸かせると思います。
球速150キロの大台を突破する可能性も十分ですし、角度に加えて回転数も多いストレートは間違いなくこの先で全国区になるでしょうね!
参考:橋本拳汰(健大高崎)の中学の球速は?野茂ジャパン出身右腕はドラフト期待
達孝太がドラフト期待の理由は球速だけじゃない
抜群の制球力
2019秋の近畿大会決勝・大阪桐蔭戦でインパクトを残した達孝太投手ですが、そのピッチングからは球速以上に完成度の高さを感じました。
強打の大阪桐蔭打線を相手に7回を投げ、5安打4失点にまとめた要因として、抜群の制球力も見逃せません。
天理1年の達孝太投手(190cm80kg)は注目のドラフト候補になりそうな雰囲気。190cmだけど意外と器用そうで、才木を初めて見た時の衝撃に似ている。
— 兵庫人 (@shinzakiichi) 2019年11月4日
右打者のアウトローへのコントロールをはじめ制球力も素晴らしいものを持っており、内外角のコースいっぱいに決めるあたりからも指先の感覚が優れている印象を受けます。
変化球での緩急も
また達孝太投手は、長身から操る変化球にも注目です。
天理、5年ぶり9度目V 1年生192センチ右腕・達孝太が大阪桐蔭斬り https://t.co/CNlaeW0hqL pic.twitter.com/0opykRFO9j
— 高校野球ニュース (@Kokoyakyu_News) 2019年11月5日
球種は主にスライダー・カーブ・チェンジアップを投げ分けており、カーブやチェンジアップにはかなりの球速差を感じました。
鋭い変化を見せるスライダーで空振りを奪う場面も多く見られましたし、大阪桐蔭の154キロ右腕・関戸康介投手らと共にドラフト候補としてこれから更に注目を浴びるでしょうね…!
参考:関戸康介が大阪桐蔭を選んだ理由|ドラフト注目右腕の球速以上の武器
ドラフト期待の天理・達孝太はメジャーを目指す
2019秋の近畿大会での快投が話題になっている天理の達孝太投手。
今後も間違いなく注目を浴びる逸材だと思いますが、「高卒メジャー」も話題になっていました。
実際には日本のプロ野球で活躍してからメジャーに挑戦したいとの意向を語っていましたが、高卒メジャーもリアルに受け取られるだけの逸材だという裏返しでしょう…!
達孝太投手は世代を牽引するだけのポテンシャルを秘めていると思いますし、2019秋での経験を皮切りにどんどん飛躍を遂げてほしいものです。
同世代では高知・森木大智投手らと共に2021ドラフトを盛り上げてくれるでしょうから、高校での飛躍には大いに注目したいところ。
甲子園での快投やドラフトにも期待しつつ、今後の成長を楽しみに追い掛けていきましょう。
参考:森木大智(高知)はドラフト注目|中学で球速150キロの怪物右腕