今や甲子園でも人気上位の強豪となった明石商業で、2019秋からショートのレギュラーを務める井上隼斗(いのうえ はやと)選手。
守備力の高さは観客を魅了するほどの華があり、シートノックを一目見て「上手い」とわかる内野の要です。
バッティングでも中軸を務めるなど、これから明石商業の中心選手として活躍を見せてくれるプレイヤーでしょうね!
浜寺ボーイズ出身の注目ショート、井上隼斗選手を特集してみました。
参考:明石商業の2020メンバーは逸材揃い|攻守に期待のキーマンとは
明石商業・井上隼斗の華麗な守備に注目
前チームから試合に出場していた明石商業の井上隼斗選手ですが、まず目につくのは守備力の高さです。
俊敏性を活かした軽快な守備は躍動感があり、守備の堅さに定評のある明石商業においてもショートのポジションでひと際、輝きを放っています。
明石商業。 井上くん。 pic.twitter.com/PUVsSO6LOa
— タケソ (@tkcB_B) 2019年10月5日
明石商の井上すごい。持ち替えが早すぎて見えないのに送球はブレてない。リズム感がプロのそれやん。
— みしマン (@mishimangn) 2019年10月6日
スローイングも非常に安定していますし、捕ってから送球まで握り替えの速さは高校トップクラスと言っても過言ではないでしょう。
ドラフト注目の中森俊介投手も、井上隼斗選手がセンターラインにいることは非常に心強いでしょうね…!
2019夏の甲子園でも背番号17でベンチ入りしていましたが、これから明石商業の中心選手として全国的に有名になってほしいショートストップです。
参考:中森俊介(明石商業)はドラフト注目|球速以上に高く評価される理由
明石商業・井上隼斗はバッティングにも期待
守備力の高さに注目が集まる一方で、井上隼斗選手は左打席でのバッティングも目が離せません。
身長168cm・体重62kgとやや小柄ではあるもののミートが上手く、2019秋からの新チームではクリーンナップを務めているのも納得です。
シャープな打撃でヒットを量産しているほか、甘く入ったボールをホームランにする長打力も秘めているんですよね!
2019秋の兵庫大会準決勝・神戸国際大付戦でもライトスタンドへホームランを放ち、勝利に大きく貢献しました。
小技を使える器用さも兼ね備えていますし、狭間善徳監督の緻密な野球に不可欠な存在とも言えるでしょう。
2020ドラフトにも期待がかかる来田涼斗主将と共に、井上隼斗選手はバッティングでも打線の中心として大いに暴れまわってほしいものです!
参考:来田涼斗がドラフト上位と言われる理由|豪快ホームランの柳田二世に注目
井上隼斗は夏の悔しさを胸に飛躍してほしい
明石商業で攻守に存在感を放つ井上隼斗選手ですが、2年生の2019夏には悔しい経験もしている選手です。
兵庫大会では背番号6をつけていながら、甲子園ではレギュラーを1学年上の河野光輝選手に譲りました。
河野選手は甲子園でも堅実な守備を武器に素晴らしい活躍を見せており、選手層の厚さを感じましたが、井上隼斗選手としては自身がそのグラウンドに立ちたい気持ちも当然あったことでしょう。
しかしこの先の追い込みに必要な転機だったと考えることも出来ますから、このときの悔しさをバネにして一層の成長を見せてくれることに期待しています。
1学年下には強打に注目の福本綺羅選手もいますし、チームをグイグイ引っ張ってほしいところ。
激戦区の兵庫県を制すためにも井上隼斗選手は明石商業のキーマンになると思いますから、ぜひとも攻守の要として更なる活躍を見せてほしいものです!
参考:福本綺羅(明石商業)はドラフト期待|打撃センス抜群の注目株