旭川実業で1年の2019秋からエースナンバーを背負う田中楓基(たなか ふうき)投手。
小学時代には北海道選抜の主将も務めており、中学時代には最速137キロをマークした逸材です。
ポテンシャルの高さは群を抜いていますから、2021ドラフトへの期待が高まる本格派右腕ですね…!
将来が楽しみな旭川実業の本格派、田中楓基投手を特集してみました。
参考:2021ドラフト候補の高校生投手【最新】黄金世代の目玉は誰だ
目次
田中楓基は小学時代に北海道選抜で全国準優勝
旭川新富小学出身の田中楓基投手は、小学1年から旭川新富野球少年団で野球を始めました。
小学6年時には北海道選抜にも選出され、広島で行われた全国大会に出場しています。
わずか18人の選抜メンバーに選ばれるあたりからも実力の高さが伺えますね…!
ちなみに田中楓基投手は主将を務めており、岡山との準決勝では先制の口火となる右中間へのヒットを放つなど、全国大会準優勝に大きく貢献していました。
田中楓基は出身の明星中学で球速140キロ超え
北海道選抜の主将として活躍した小学時代を経て、旭川明星中学に進んだ田中楓基投手。
中学時代には軟式でプレーしたわけですが、旭川の「高木スポーツ旗争奪中学校大会」では2年生ながら敢闘賞に輝くなど順調な成長を見せます。
投手としての才能も開花し、中学3年時には球速137キロをマークしているんですよね…!
引用元:https://hochi.news/articles/20190922-OHT1T50247.html
さらには高校の体験練習会に参加した際には球速141キロを記録し、中学卒業時には多くの強豪校から声が掛かったとのこと。
大阪桐蔭に進んだ旭川大雪ボーイズ出身の松浦慶斗投手が北海道ナンバーワン左腕なら、田中楓基投手も中学の北海戦ナンバーワン右腕といっても過言ではないでしょう。
参考:松浦慶斗(大阪桐蔭)は中学日本代表|球速160キロ左腕とは従兄弟
旭川実業・田中楓基はドラフト期待の本格派
球速140キロ超えのストレート
高校での成長にも期待がかかる田中楓基投手は、なんといっても右腕から繰り出すストレートに魅力があります。
2019秋の時点で最速142キロをマークしており、全国的に見ても世代トップクラスの真っ直ぐを持っている投手です。
今日先発の旭川実業エース田中選手
相手の打線を7回2安打無失点に抑える好投を見せました
また7回には自らのバットで追加点を挙げる場面もあって
この時塁上では笑顔ものぞかせてました pic.twitter.com/rOQ61kxAFe— クリスタル映像&画像ラボ (@crystaleizourab) 2019年9月22日
身長177cm・体重65kgと細身な印象を受ける体格もこれから更に大きくなるでしょうし、球速150キロの大台を突破するポテンシャルを秘めていますね…!
駒大苫小牧の最速146キロ・北嶋洸太投手がドラフト期待の右腕として北海道では注目を集めていますが、田中楓基投手への注目度も間違いなく高まっていくでしょう。
2019秋の旭川大会決勝・旭川永嶺戦では7回を2安打7奪三振で完封していますから(7回コールド勝ち)、この先の快投にも期待です!
参考:駒大苫小牧・北嶋洸太の奪三振に注目|佐々木監督が全幅の信頼を置く理由
鋭く曲がる変化球も
田中楓基投手は球速に注目が集まる一方で、キレのある変化球も見逃せません。
特に決め球としても投じている切れ味抜群のスライダーは素晴らしく、低めに決まれば簡単に捕らえられるボールではないですね…!
2019秋の時点では制球力に課題が残るものの、今後の伸びしろを考えると楽しみで仕方ありません。
旭川実業・田中楓基は2021ドラフトにも期待
旭川実業の投手陣の中心としても期待がかかる田中楓基投手ですが、2021ドラフトで注目を集める可能性は十分にあると思います。
前述の通り、直球・変化球ともに制球の面では改善の余地が大いにありますし、実際に2019秋には旭川西戦で8回11失点と打ち込まれました。
ただ、粗削りな面もかえって今後の成長を期待してしまう投手なんですよね…!
2020ドラフト期待の白樺学園・片山楽生投手との投げ合いは北北海道大会を沸かせてくれそう。
下半身や体幹などのトレーニングによって安定感も増すでしょうし、この先での活躍も楽しみに追い掛けていきたいと思います。
参考:片山楽生(白樺学園)はドラフト期待|球速以上の逸材は中学で全国4強
ドラフト期待の田中楓基は最速更新で150キロ間近
ドラフト期待の田中楓基投手ですが、2年の2020シーズンに入っても成長は止まりません。
2020夏の北北海道大会では自己最速の147キロをマークしており、早くも球速150キロの大台も射程圏内となっています。
旭川実業 田中選手147kmをマークしたようですね
これは自己最速になりますね— クリスタル 現地観戦 お知らせ用 (@crystaleizourab) August 5, 2020
さらに140キロを超えるストレートが多く、平均球速の面でもパワーアップした姿を見せつけていますね!
同世代では明桜の風間球打投手が2020夏に最速150キロをマークしていますが、田中楓基投手も負けていないため旭川実業は今後さらに注目度がアップするのではないでしょうか。
参考:風間球打(明桜)はドラフト期待|球速の伸び方も異次元レベル