埼玉の強豪・昌平高校で四番を務める渡邉翔大(読み方は「わたなべ しょうだい」)選手に注目が集まっています。
2018年には1年生ながらチームの四番を任されて長打を連発するなど、左の強打者にプロのスカウトも熱視線を送っていますね。
2019春の時点で21本を記録する高校通算ホームランはどこまで伸びるのか。ドラフト期待の左打者、昌平の渡邉翔大選手について特集しました。
参考:昌平の2020新入生は?メンバーは攻守に戦力充実で躍進に期待大!
目次
昌平・渡邉翔大はドラフト注目の強打者
身長177cm・体重78kgとどっしりとした体格で左のバッターボックスに入る渡邉翔大選手は、1年生だった2018年から四番を任される逸材です。
その悠然とした姿は履正社時代、大いに騒がれた安田尚憲(現ロッテ)を彷彿とさせるものがあり、2018夏に渡邉翔大選手を見たプロのスカウトは「あれで1年生なの?」と驚きを隠せなかったんだとか。
草加ボーイズでプレーしていた中学時代からバッティングの才能は群を抜いていて、多数の強豪校からの誘いを断って昌平高校への進学を決めました。
昌平の渡邉翔大は格が違うな( •̅_•̅ )
— 観 (@yakyu_kansen) 2018年9月7日
これほどの打撃センスをみせる強打者ですから、どの高校も中軸に据えたい逸材だったでしょうね…。
ちなみに昌平を選んだ理由については「練習の雰囲気が良かった」ことを語っていますが、昌平高校はまさにこれから全国区へのし上がろうとしているチームです。
ドラフト注目の浅田将汰投手(有明)もそうでしたが、自身が牽引して強豪校を倒し、甲子園で勝ち上がっていくストーリーに胸を躍らせたのかもしれません。
昌平・渡邉翔大は高校通算ホームランにも期待
昌平の主軸として期待がかかる渡邉翔大選手。
もちろんチームが勝ち上がることが最重要事項になることは言うまでもないですが、昌平が激戦の埼玉を勝ち抜くための鍵はそのバットが握っているといっても過言ではありません。
主砲の一発がチームに与える勢いは計り知れないものがありますし、渡邉翔大選手は一振りで試合の流れを変えるような働きが出来る数少ない選手の一人でしょう。
昌平4番渡邉翔君 4打数3安打5打点
3安打は逆風をものともせず、全て強烈な3ベースヒット
この男 すごいです。❇ pic.twitter.com/spOXwBwA2T— 埼玉高校野球FANCLUB (@koukouyakyuFC) 2018年9月7日
そんな中でホームランへの期待がかかるのは当然かと思いますが、スイングスピードが速くて打球がものすごく鋭いんですよね。
どこまでホームランの記録を伸ばすかもやはり楽しみになってきます。
2019春の時点で21本を記録していた高校通算ホームランは、2020夏に高校通算43本まで伸びています…!
個人的には同じ左のスラッガーで東海大相模・山村崇嘉選手と並んで注目したい強打者。
埼玉の高校野球を面白くしてくれる注目選手の一人だと思います。
参考:東海大相模・山村崇嘉がホームラン量産|二刀流はどちらでプロ入りか
昌平・渡邉翔大はバッティングだけではない
走力も兼ね備える強打者
抜群の打撃センスと長打力でスカウト注目の渡邉翔大選手ですが、その魅力はバッティングだけではありません。
長打力があるため隠れがちではあるものの、なかなかの脚力も持ち合わせています。三塁打を放った際の到達タイムは11秒95。
ちなみにプロの俊足自慢の選手たちは11秒を切るとトップレベルと言われており、売り出し中のオリックス・福田周平選手で10秒90のタイムです。
スラッガータイプの打者として、ここまでの走力があるのは非常に魅力的ですよね…!
昌平、吉野創、渡邉連続HRとか!
恐るべし1.2年生!渡邉は昨夏も市営で打ってたな!!— Lions_BBB (@Lions__BBB) 2019年7月17日
特に右中間の当たりなんかは、二塁打と三塁打では大きな違いがありますし、脚も1つの武器になるでしょう。
レフトを守る外野守備で強肩ぶりを見せていることからも、身体能力の高さが見てとれますね。
同じく埼玉の春日部共栄で主軸として活躍する平尾柊翔選手もプロ注目の好打者ですから、激戦区の埼玉は今後も熱い戦いが見られそうです!
参考:春日部共栄・平尾柊翔はドラフト期待|広角に打てる強打で中学通算30本
四番抜擢に物怖じしないメンタル
そして、渡邉翔大選手の活躍を支えるのが強靭な精神力と言えます。
最近では下級生が入学早々に試合で活躍するような事例も少なくないですが、やはり1年生で四番を任されるプレッシャーは想像を絶するものがあります。
しかしながら渡邉翔大選手は1年生の夏に「自分が甲子園に連れていきたい」とまで話しており、その物怖じしない度胸にも非常に驚かされました。
3年生に交じってここまで言い切れるってなかなか難しいですよね…!
昌平4番渡邉翔君ライトスタンドへ3ラン!
❏春季高校野球埼玉県大会3回戦
昌平 5 – 3 上尾
4月27日(土)熊谷公園球場 pic.twitter.com/zL17T8fZ2Y— 埼玉高校野球FANCLUB (@koukouyakyuFC) 2019年4月27日
バッターボックスで四番としての風格を漂わせている要因には、この内側から来る自信や強さといった面も大いに関係していると感じます。
1学年下にもドラフト期待の右打者・吉野創士選手がいますし、左右の強打者が並ぶ昌平打線はこれからも注目を集めそうですね!
チームを引っ張る渡邉翔大選手の活躍にも期待して、これからの成長を応援していきたいと思います。
参考:吉野創士(昌平)はドラフト期待|ロッテジュニア出身の強肩強打に注目