<2019甲子園の注目選手>

宮口大輝(明石商)がベンチ外から復活|怪我を支えた水上桂との絆

明石商業で2019夏の甲子園から背番号12で登録された宮口大輝(みやぐち ひろき)投手。

新チームから投手陣の一角を担ってきたものの兵庫大会ではベンチ外も経験。

怪我の影響もあって悔しい想いをしましたが、最後の夏に最高の舞台で投げる準備は整いました。

最後の夏に懸ける明石商業の宮口大輝投手について、特集してみました。

 

目次

明石商業・宮口大輝がベンチ外になった理由は怪我?

調子を落として苦しんだ

2018秋の近畿大会で報徳学園を完封するなど好投を見せ、春のセンバツの立役者となった宮口大輝投手。

キレのある変化球を武器にエース・中森俊介投手と二枚看板として活躍していましたが、2019夏の兵庫大会ではメンバーから外れてベンチ外となりました。


右指の怪我の影響でセンバツ以降は思うようなピッチングが出来ず、調子を落としていたことが原因だったよう。

もちろん宮口大輝投手本人はベンチに入れると思っており、このときのショックは想像に難くありません。

怪我で自分のピッチングが出来ないもどかしさもあったでしょうね…。

参考:中森俊介(明石商業)はドラフト注目|球速150キロ以外の武器とは

狭間善徳監督は見ていた

しかし宮口大輝投手は気落ちすることなく、チームへ献身的なサポートを続けました。

マッサージや荷物運びなど、これまで自分が支えてもらった想いが胸にはあったと言います。

その姿勢を明石商業の狭間善徳監督は見ていたんですよね。

「ベンチ外になっても腐らなかった」と、夏の甲子園から宮口大輝投手に背番号12を授けたのです。

明石商業は2019夏の甲子園でベスト4に進みましたが、この先の戦いで宮口大輝投手の登板がありそうな気がしてなりません。

参考:明石商業・狭間善徳監督のガッツポーズは絶対にやめてほしくない

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明石商業・宮口大輝の注目ポイント

丁寧にコーナーを突く制球力

身長180cm・体重73kgの宮口大輝投手はストレートの球速は130キロ台と驚くような球威こそないものの、丁寧にコースを突くピッチングが冴えます。

スリークォーターから繰り出すボールは精度が高く、ベルト付近の甘いボールを投げない強さがあるんですよね。

この持ち味を発揮することが出来れば、強力打線を相手にしてもそう簡単に点数を取られることはないでしょう。

左腕の杉戸理斗投手もそうですが、明石商業のピッチャーは相手の狙いを外していくコントロールが本当に素晴らしいですね…!

参考:杉戸理斗(明石商)の急成長に注目|技巧派左腕は安定感だけじゃない

キレのある変化球

また宮口大輝投手は、変化球のキレも素晴らしいものがあります。

球種としては主に110キロ台のスライダーを駆使していますが、このボールは空振りを奪える決め球としても威力を発揮していますね。


2019夏の甲子園で好投を見せている溝尾海陸投手もナックルカーブを投げることで話題になっていますが、 宮口大輝投手のスライダーも見逃せません。

参考:溝尾海陸(明石商)に絶賛の声|ナックルカーブを武器に甲子園で躍動

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明石商業で宮口大輝を支えた水上桂との絆

ベンチ外も経験するほど不調に陥った宮口大輝投手ですが、その時を支えたのがキャッチャーの水上桂選手だったと言います。

二人は中学時代にも選抜チームからバッテリーを組んでおり、その実力はお互いに認めるところ。

水上桂選手が「あいつの変化球の魅力は自分が一番知っている」と話しているのが最高ですね…!

兵庫大会を粘り強い戦いを見せた背景として、宮口大輝投手らベンチ外の選手たちの想いまで背負って戦ったことは間違いありません。

怪我から復帰した宮口大輝投手は、ぜひ甲子園のマウンドで躍動してほしいですね!

最高の舞台でこのバッテリーが再び見られることを、心から楽しみにしています。

参考:水上桂(明石商)はイケメンキャッチャー|強肩に加えて打撃センスも

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