明石商業で貴重な左腕として甲子園での活躍に期待がかかる杉戸理斗投手。
左スリークォーターから丁寧な投球が光り、2019夏の兵庫大会でも5試合の登板で5失点と安定感を見せました。
驚くような球威はないものの、ストレート・変化球ともにキレのあるボールは見ものですね!
明石商業のキーマンとも言われるサウスポー・杉戸理斗投手を特集してみました。
目次
明石商業・杉戸理斗の注目ポイント
抜群のコントロール
甲子園での登板に注目が集まる明石商業の杉戸理斗投手ですが、まず注目すべきは制球力の高さでしょう。
左打者に対してもインコースを積極的に突くことが出来ますし、スリークォーターから内角を突かれるのは相手打者としても非常に厄介でしょう。
また右打者のアウトコースの出し入れも見事なピッチングを見せるため、キャッチャーの水上桂選手もリードしやすいでしょうね!
参考:水上桂(明石商)はイケメンキャッチャー|強肩に加えて打撃センスも
キレのある変化球
杉戸理斗投手は変化球のコントロールも良く、低めに集まるボールを捕らえるのはなかなか難しいと思います。
主にスライダーを操りますが、このボールにキレがあるため腰が砕けたようなスイングになる打者が目立ちます…!
2019夏の兵庫大会でも準々決勝の姫路南戦で好リリーフを見せており、一巡目で捕らえるのは非常に難しいと言えます。
右打者のアウトコースに落ちるボール(チェンジアップでしょうか)も精度が高く、杉戸理斗投手の登板が非常に楽しみです。
杉戸理斗の強みは安定感だけじゃない
抜群の安定感を誇る技巧派左腕として存在感を示している杉戸理斗投手ですが、俗にいう「技巧派」とはやや毛色が異なります。
というのも奪三振が多く、実際に兵庫大会でも24回2/3を投げて27個と投球回数以上の三振を奪っているんですよね…!
ピンチの場面で三振を狙えるピッチャーでもありますし、キレで勝負できる素晴らしい投手だと感じます。
【練習試合】
日本体育大 – 明石商業高6/1(土) 日体大健志台球場
▼第2試合
\123456789 RHE
日000000001 130
明03000003X 660日体大:恩田、早稲田、川畑 – 猪原
明石商:中森、杉戸 – 水上#大学野球 #日体大 #明石商 #高校野球 pic.twitter.com/AGwCC6L1tH— まこしん (@makoshin76) 2019年6月1日
明石商業入学当初は110キロほどだったストレートの球速も130キロを超えるまでに成長していますし、真っ直ぐのキレという点でも杉戸理斗投手には大いに期待していきましょう。
本格派の中森俊介投手と並び、明石商業の躍進を支えている理由がわかるはずです。
参考:中森俊介(明石商業)の奪三振に注目|ドラフト注目右腕の球速以外の武器
杉戸理斗が明石商業の鍵を握ると言われる理由
エースの中森投手が全国屈指の右腕のため目立っていないものの、背番号10の杉戸理斗投手は明石商業の鍵を握るとも言われています。
左腕からキレのあるボールを投げる杉戸理斗投手が、明石商業の投手陣に「選択肢」をもたらしたことは本当に大きいですよね…!
中森投手一本で対策を練ってどうにかなるチームではなくなりましたし、左右の好投手がいることは相手にとっても脅威でしょう。
先頭の来田涼斗選手や四番を務める強打者・安藤碧選手ら、野手陣も非常にレベルが高い明石商業です。
杉戸理斗投手が好投を見せることで、全国の頂点も現実味を帯びてきますね!
甲子園での登板を楽しみにしたいと思います。
参考:安藤碧(明石商)は抜群の身体能力|ドラフトの将来性に加えて文武両道