中学時代は長崎・日野中学の主力でプレーし、大崎高校でも1年の2020秋からスタメンで出場している田栗慶太郎(たぐり けいたろう)選手。
ヒットを量産している抜群の打撃センスに加えて、ホームランを打てるパンチ力も武器にしている左の強打者です。
過去にはU12日本代表・U15日本代表にも選出されてチームをアジア選手権優勝に導いており、世代トップクラスの選手として高校でも注目したいところですね…!
2022ドラフト候補への成長も期待される、大崎高校の田栗慶太郎選手を特集していきましょう。
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目次
田栗慶太郎はU12日本代表で最優秀救援投手
右投げ左打ちの田栗慶太郎選手は小学校の低学年でソフトボールをはじめ、小学4年から軟式野球チーム・戸尾ファイターズで野球を始めました。
当時から抜群の野球センスは健在で、2016年にはU12日本代表のメンバーにも選出。投打にわたってチームの中心で活躍し、BFAアジア選手権優勝にも貢献していました。
実力が高く評価され、個人でも『最優秀救援投手』を受賞するなど一際存在感を放っていましたね…!
このときU12日本代表では健大高崎の星川心選手ともチームメイトでしたし、ともに強豪校でプレーしているため甲子園の舞台での再会も非常に楽しみですね!
田栗慶太郎は中学時代も選抜でプレーの注目選手
日野中学出身で長崎選抜
中学への進学後には、佐世保市立日野中学の軟式野球部に所属していた田栗慶太郎選手。
中学2年の2018年にはショートのポジションでレギュラーを掴み、全国大会にも出場を果たしていました。
さらに田栗慶太郎選手は実力が高く評価されて、中学3年時には長崎選抜のメンバーにも選出。
その長崎選抜でも上位打線を任されており、俊足をいかしたランニングホームランを記録するなど順調に成長を遂げています…!
中学でもU15日本代表で活躍
田栗慶太郎選手は日野中学や長崎選抜での活躍が目に留まり、U12に続いてU15日本代表でもメンバーに選出されていました。
出場したアジア選手権では主に二番や三番を任され、香港戦ではセンター前に2点タイムリーヒットをマーク。勝負強さも見せつけて優勝を経験しています。
早くから国際大会の舞台を踏んでいますし、優勝も勝ち取った豊富な経験は今後の糧になることは間違いないでしょう。
また、U15日本代表では福岡大大濠に進路をとった山下恭吾選手ともチームメイトでしたね!
それぞれハイレベルなプレーで世代を代表する選手ですから、九州大会、そして甲子園での活躍も目が離せません。
県立大崎・田栗慶太郎は打撃センス抜群
ホームランも期待のパンチ力
県立大崎では1年の2020秋から九州大会制覇に大きく貢献した田栗慶太郎選手ですが、まず注目したいのはホームランも打てるパンチ力です。
中学時代には長崎選抜でも豪快なホームランを叩き込んでおり、同世代の中でもボールを運ぶ能力はトップクラスです。
全国中学生都道府県対抗野球大会。
長崎県選抜2番を打つ田栗くん。1人レベルが違うのが混じってるような衝撃。ライトフェンスオーバーのホームラン。182.9cm、78kg。U15侍ジャパンですかね。佐世保・広田中。この前の打席でランニングホームラン打ってるけどホームインタイム15.74秒って!足も速い。 pic.twitter.com/RYT5O7OWIK— 小菅メンディエタ (@cosmendy) November 2, 2019
身長183cm・体重87kgと体格的にも伸びしろは十分ですし、対応力も高いため高校通算ホームランも増えてくるでしょうね!
強力打線の大崎高校でもクリーンナップを打てる能力は十分に秘めている選手ですから、鋭いスイングにはぜひ注目していきましょう。
優れたミート技術
ホームランを打てるパンチ力だけでなく、ミート技術も優れている田栗慶太郎選手。
インコースも苦にすることなく、腕をしっかり畳んでヒットにする技術力を持っているバッターです。
2020秋の九州大会準々決勝・延岡学園戦でも2回にライト前にヒットを放ち、レベルの高い投手を相手にも持ち味を発揮していました。
U15日本代表でも勝負強い打撃を見せていましたし、全国の舞台でも大崎が躍進するためのキーマンになってくるでしょうね!
県立大崎・田栗慶太郎は身体能力も凄い
俊足にも注目
センス溢れるバッティングに注目が集まる田栗慶太郎選手ですが、持ち前の俊足も見逃せません。
中学時代に長崎選抜として出場した『全国中学生都道府県対抗野球大会』ではランニングホームランを放っていましたが、その時に記録したタイムは15秒74。
大崎高校では一塁手での出場が多いものの、田栗慶太郎選手は俊足をいかした広い守備範囲で他のポジションでも輝けるポテンシャルは持っています。
恵まれた体格ながらスピードも併せ持つ強打者だけに、身体能力の高さも2022ドラフトでは高く評価されるのではないでしょうか…!
投手としても期待の強肩
小中学時代には投手も経験していた田栗慶太郎選手は、大崎高校でも投手としての活躍も見てみたいところです。
かつてのインタビューでも「最も好きなのはピッチャー」と投手への想いを語っており、マウンドに上がる姿に期待してしまいます。
身長183cm・体重87kgの体格も魅力的ですし、内野守備でも強肩を活かしたスローイングは光りますから、二刀流としての可能性にも着目していきましょう…!
田栗慶太郎は県立大崎からドラフトに期待
2020秋からレギュラーを奪取して、県立大崎の九州大会優勝に大きく貢献した田栗慶太郎選手。
高いミート技術にくわえ、ホームランを打てるパンチ力も秘めているバッティングは注目ですし、これから大崎打線の中心となっていくことは間違いないでしょう。
小中学時代の豊富な経験はもとより、ずば抜けたポテンシャルを誇る選手だけに、2022ドラフトで上位指名される可能性も大いにあるでしょうね…!
投手陣には勝本晴彦投手をはじめ好投手が並びますから、各世代の日本代表を経験している田栗慶太郎選手の活躍に注目しつつ、2022ドラフト候補としても追いかけていきたいと思います。
参考:勝本晴彦(大崎)は完成度に注目|中学時代は長崎選抜の大型左腕