盛岡工業のエース右腕・昆野漱太郎(読み方は「こんの そうたろう」)投手に注目が集まっています。
最速150キロに迫るストレートに加え、抜群のキレを誇るスライダーが魅力の本格派。
2020夏の岩手大会で一気に注目度を上げそうな投手で、プロのスカウトも度肝を抜かれているだけにドラフトもありえるのではないでしょうか…!
盛岡工業のエースとして注目を集める、昆野漱太郎投手を特集していきましょう。
参考:【高校野球】岩手の2020注目選手は?夏に期待のドラフト候補も
盛岡工業・昆野漱太郎は球速で衝撃
盛岡工業でマウンドに上がる昆野漱太郎投手は矢巾町立矢巾北中学の出身で、中学時代には主将を務めていました。
中学・高校とこれまで全国出場などの目立った実績こそなかったものの、2020夏の岩手大会でのピッチングは高校野球ファンに衝撃を与えましたね…!
盛岡一高との試合で先発マウンドに上がった昆野漱太郎投手は、自己最速の147キロをマーク。
もちろんピッチャーは球速だけではありませんが、この球威抜群の真っ直ぐは魅力しかありません。
盛岡工
昆野投手(174センチ68キロ)
一度画面に147キロの球速表示が映された(自己最速タイみたい)
投球のたびにカメラの連写音がカシャカシャカシャ📸 pic.twitter.com/pFEcYWZISk— ヤマモト アルフ&ビシュラ (@YamaAlfBissula) July 6, 2020
身長174cm・体重68kgと体格的にも伸びしろがありますし、相手打者が差し込まれる場面も多く見受けられました。
身体に厚みが増すと、昆野漱太郎投手は球速150キロの大台も十分にありえるポテンシャルを感じましたね…!
高田高校の佐藤眞尋投手といい、岩手の本格派もかなりハイレベルです!
参考:佐藤眞尋(高田)はドラフト期待|球速だけじゃない右腕に大注目
盛岡工業・昆野漱太郎は変化球のキレも凄い
球威抜群のストレートで差し込んでいく一方で、昆野漱太郎投手は変化球のキレも素晴らしいものがあります。
右打者のアウトコースに投じるスライダーは手元で鋭く変化するため、決め球として威力は十分。
- カウントを取りにいくボール
- 空振りを狙いにいくボール
2種類のスライダーを投げ分けていましたが、指にかかった変化球はストライクゾーンからボールになる絶妙の高さにコントロールされており、奪三振率が高いのも納得の右腕ですね!
2020夏の盛岡一高との試合でも4者連続三振をマークするなど、敗れはしたものの実力を多くの高校野球ファンに見せつけました。
現時点ではやや指に引っ掛かる場面もありますが、その見事な投げっぷりからは補って余りある期待感を覚えます。
花巻東・松本遼大投手らと並び、盛岡工業の昆野漱太郎投手も岩手のドラフトを盛り上げてくれる可能性が出てきたと言えるでしょう…!
参考:松本遼大(花巻東)はドラフト注目|球速以上の将来性で大化けに期待
昆野漱太郎は盛岡工業からドラフトなるか
2020夏の岩手大会で快投を見せた昆野漱太郎投手は、プロのスカウトとしても目を光らせるのではないでしょうか。
ボール1つ1つが魅力なのはもちろんのこと、マウンド度胸も抜群なんですよね。
盛岡工のピッチャー昆野、147km/h出しててビビった。速いな〜とは思って見てたが。これは注目。しかも顔つきもいいから好きになりそう。 pic.twitter.com/kFDhqDuZQS
— 小菅メンディエタ (@cosmendy) July 6, 2020
盛岡一でドラフト候補のスラッガー・高橋怜大選手にも、ピンチの場面でストレートの真っ向勝負を挑むなど、強心臓ぶりも覗かせていました。
注目のこの対決は昆野漱太郎投手がインコースで三振を奪った一方で、高橋怜大選手もレフト前に弾き返しており、ものすごい迫力があっただけに上の世界でもまた観たいですね…!
2019春にも満塁ホームランを放って話題になっていましたが、いわゆる「持っている投手」のような感じでスター性も感じます。
強気の投球スタイルも大舞台向きですし、このさき岩手のドラフト候補として注目を浴びる可能性も十分にある投手ではないでしょうか。
高校卒業後の進路には大学・社会人を考えているとのことで、高卒ドラフトとはならないものの、これから名前が出てくるでしょうね…!
参考:高橋怜大(盛岡一)はドラフト期待|ホームランに期待の長距離砲