京都の強豪・京都国際で1年の2018夏にベンチ入りを果たし、2019春から正捕手として活躍していた釣寿生(読み方は「つり じゅい」)選手。
身長182cm・体重87kgの恵まれた体格から放たれる打球の飛距離は高校トップレベルで、ドラフト期待の右のスラッガーです。
捕手としても二塁送球で抜群の速さを見せるなど、プロ顔負けの強肩をもつ捕手でもあるんですよね…!
将来性には大きな期待がかかる、京都国際・釣寿生選手を特集していきましょう。
参考:京都国際の2020新入生は?メンバーは投打にハイレベルで優勝期待
目次
京都国際・釣寿生の高校通算ホームランは?
高校トップクラスの飛距離
ドラフトへの期待が高まる釣寿生選手ですが、やはりそのバッティングには注目です。
2019秋の時点で高校通算25本のホームランを記録しており、突出した長打力を持つ右打者ですね!
性格はおっとりマイペースだという釣寿生選手ですが、いざ打席に立つとその性格とは対照的な鋭い打球がバックスクリーンに突き刺さります。
6回裏、京都国際5番釣くんの一打で同点 pic.twitter.com/hSUl3uSW6G
— タケソ (@tkcB_B) August 25, 2019
大柄な体格でありながら柔らかいバッティングが持ち味で、バットを上下に揺らしながらタイミングを取る打席での姿は迫力満点。
低めの難しい変化球をすくい上げるバッティング技術も見ものですね…!
長距離砲へのルーツとは
長打に期待の強打者に成長を遂げた釣寿生選手ですが、ホームランを初めて打ったのは姫路西シニアに所属していた中学2年生の頃でした。
本人も「打球がすごく飛んだのを覚えています」とのことで、このときの感覚を糧に大きくなったということですね…!
現在プロ注目の選手にまで成長したのは、野球少年だったころに経験したホームランの残像があったからではないでしょうか。
木製バットでも十分にスタンドへ叩き込めるパワーを兼ね備えた右打者と言えるでしょうし、履正社・関本勇輔選手らと共に強打の捕手としてドラフトに期待です。
釣寿生の勝負強さも京都国際の武器
釣寿生選手の持ち味は飛距離だけではなく、チャンスでの勝負強さも光ります。
クリーンナップとして必要な勝負強さ、得点圏打率、長打力の全てを兼ね備えており、塁上の走者を一掃できる打撃は高く評価されるでしょうね!
京都外大西🆚京都国際
8裏5番釣
センター前タイムリー3走神野が生還#釣寿生#京都国際 pic.twitter.com/bD5XiYezMK
— Fmarine (@fushimimarine) September 28, 2019
四番には同じくドラフト注目の早真之介選手がいますし、相手バッテリーからすると、この2人が並ぶ打線は相当厄介であることは間違いありません。
ミート力などバッティングもまだまだ伸びしろを感じる打者だけに、プロの世界で活躍する姿はぜひ観てみたいものです!
参考:早真之介(京都国際)はドラフト期待|ずば抜けた身体能力の注目株
京都国際・釣寿生は強肩もドラフト級
遠投100メートル超の強肩
強打のバッティングに注目が集まる一方で、釣寿生選手は捕手としての強肩も見逃せません。
遠投は110メートルをマークする強肩も持ち合わせており、プロの捕手と遜色ないスローイングで相手ランナーを封じ込めます。
本人はその強肩にもまったく奢りはなく、フットワークの練習を継続して行なう努力家でもあるんですよね…!
二塁送球タイムにも注目
フットワーク練習の成果も徐々に出始め、釣寿生選手の二塁送球タイムは1.9秒を計測しています。
京都国際の守備においても強い存在感を放っていることは間違いなく、ドラフト候補としてディフェンス面にも魅力のある捕手と言えるでしょう。
関東ナンバーワンと呼ばれている健大高崎・戸丸秦吾選手らに匹敵するだけの力はあるだけに、高校野球生活のなかで存分にアピールしてほしいですね!
釣寿生は京都国際からのドラフトに期待
釣寿生選手はまだ全国的な知名度こそ低いものの、ずば抜けた打球の飛距離とプロ顔負けの強肩から、底知れない将来性に期待がかかります。
2020ドラフトはアピールの場が少ないのが残念ですが、甲子園に出場すれば全国区になる実力の持ち主であることは確かです。
2019ドラフト3位で日本ハムに指名を受けた京都国際の先輩・上野響平選手に続いて、ドラフトを沸かせてくれることに期待していきましょう!
参考:上野響平(京都国際)はドラフト確定|プロ級の守備力が凄すぎる