常に千葉の優勝候補として名前が挙がる木更津総合で、1年の2019春からスタメンを勝ち取った秋元俊太選手。
強豪・千葉西シニア出身の注目バッターは、初の2019関東大会に背番号7をつけて臨んでいました。
2019春に入学したばかりの1年生がレギュラーとして活躍を見せるのは素晴らしいのですが、打席で感じさせるセンスは抜群で、今回の抜擢はむしろ自然なことにも感じます。
そこまで体格がどっしりしているわけではないものの、身体能力がかなり高い選手なんですよね…!
木更津総合で期待がかかる、注目の秋元俊太選手を特集してみました。
参考:木更津総合の2020新入生は?投打に野球センス抜群のメンバーが集結
目次
秋元俊太の中学時代は千葉西シニア出身
2019春の県大会では背番号19番ながらスタメンで出場し上級生顔負けの活躍を見せていた秋元俊太選手は、中学時代には千葉西シニアでプレーしていました。
木更津総合ではレフトとして起用されていますが、千葉西シニア時代には内野でチームの中心選手として活躍。進路にも注目が集まっていましたね。
2019秋にもライトで起用されているため、俊足を活かして高校では外野手としてプレーするのかもしれません。
関東大会出場校の1年生で背番号一桁を付けるのは木更津総合の秋元君だけ.#高校野球
— tk89navi (@tk89navi) 2019年5月17日
右投げ左打ちの俊足巧打としてポテンシャルが高く、当時から話題に挙がる選手だったため1年春からの躍動も納得ではあります。
加えて、県大会から1ヶ月前の入学とは思えない動きを見せていますから、中学時代から高いレベルでプレーしていたことがわかりますね…!
秋元俊太は木更津総合でもシャープな打撃が健在
秋元俊太選手は2019春の千葉県大会では対佐倉戦で五番、そのあとの成田戦と専大松戸戦では二番に抜擢されるなど、五島卓道監督からも高い評価を受けていることがわかります。
これまでに起用された練習試合でもヒットを放ち期待に応えてきていますし、上級生に交じってもしっかりとライナーを飛ばしているあたり打撃センスに非凡なものを感じさせますよね…!
木更津総合
120 003←
102 0
銚子商5-3の1死2塁
◯秋元君 タイムリー二塁打 6-3✴️銚子商 投手交代
2番手は
角田君(なんだ)↓秋元君タイムリー二塁打 pic.twitter.com/atqQQPaw4f
— mori (@kimama789) 2019年5月6日
特に逆らわない左方向へのバッティングは見もので、タイムリーツーベース以外にもチャンスの場面でレフト方向へ鋭い打球を飛ばしていました。
惜しくも切れてファールになった打席もありましたが、チャンスで委縮することなくバットが振れること自体が1年生には簡単なことではありません。
敗れた専大松戸戦でも秋元俊太選手は左中間へツーベースを放ちチャンスメイクしていますし、今後の成長が非常に楽しみな選手です。
2019夏にエースナンバーを背負った篠木健太郎投手らも新チームに残りますし、木更津総合の千葉大会の覇権争いも見ものですね!
参考:篠木健太郎(木更津総合)の球速は全国区|中学の東日本選抜はダテじゃない
木更津総合・秋元俊太のストロングポイント
バッティングセンスに注目の木更津総合・秋元俊太選手ですが、注目すべきポイントは他にもあります。
ジムで鍛えた体幹の強さ
野球の練習もさることながら、中学時代にはジムでのトレーニングが非常に好きだったという秋元俊太選手。野球以外のスポーツも体験することで体幹を鍛え、体の使い方が劇的に上手くなったそうです。
記事中にも守備能力が伸びた点について言及がありましたが、自身の体を理解した上でトレーニングを続けているのは強いですよね。
内野手としての起用も楽しみではあるものの、秋元俊太選手の野球センスを考えると攻撃面を活かすための外野コンバートもありかなと…!
2019春・夏と強さを見せた習志野は山内翔太投手ら2年生が多く残りますから、木更津総合にも今後の千葉を盛り上げていってほしいものです。
俊足で小技も可能
2019春の県大会・対成田戦では第一打席でセンター前ヒットを放つなど、前述の通り打撃技術には定評のある秋元俊太選手ですが、相手投手にとっては非常に厄介な相手だと思います。
ショートへの内野安打を記録するなど足もありますし、バントなどの小技も上手なので打ち取るまでにはかなり疲れるでしょう。
加えて1年生が打つと上級生も自ずと気合が入るものですし、今だからチームに与えられる勢いもあるように感じます。
打席での雰囲気からして非常にセンスを感じるバッターですから、球場の高校野球ファンは1年生だと気付かないかもしれませんね…!
秋元俊太は精神的な強さも木更津総合の武器
上級生に交じって即結果を出しているあたり度胸の良さも感じさせる秋元俊太選手は、その振る舞いからもチームに好影響を与えられる選手だと言えます。
タイムリーツーベースを放った際にも、塁上からベンチに向かってガッツポーズを見せていましたが良い意味で下級生らしさがないというか。
変に遠慮するような仕草を見せないあたり、体格以上に存在感を示しているように見えました。
これから先、甲子園をかけた試合でも「流れ」が高校野球において重要であることは言うまでもありませんから、木更津総合に勢いをもたらす選手としても秋元俊太選手には期待したいと思います。
同世代のチームメイトには1年夏にクリーンナップを打った山中海斗選手もいますし、木更津総合のこれからが楽しみですね…!
好投手との対戦を経験し、さらなる成長を遂げるであろう1年生に注目して、これからの活躍を見守っていきましょう!
参考:山中海斗(木更津総合)は中学でベストナイン|父兄も話題の逸材に注目