奈良の強豪・天理で2年の2019秋の新チームから四番を務めている山地裕輔選手。
身長182cmの恵まれた体格を活かし、ホームランを打てるパンチ力と、リストの強さにも定評があります。
2019秋の近畿大会、神宮大会でもここぞという場面の勝負強さが光り、神宮大会ベスト4進出に大きく貢献しました。
天理打線の四番として注目の、山地裕輔選手について特集していきましょう。
目次
山地裕輔の中学時代は大正シニア出身
山地裕輔選手は大阪府の出身で、大阪市立南中学時代には大正シニアに所属していました。
恵まれた体格を活かしたバッティングは健在で、第13回関西六大学野球連盟名誉理事旗では準優勝の成績を残すなど、中学時代からチームの勝利にも貢献しています。
6回表天理、4番山地君にホームラン。
奈良大附0-10天理 pic.twitter.com/5CCtysp95Q— NORI🏟️ (@ny21southosaka) 2019年10月27日
夏まではベンチ外だった山地裕輔選手ですが、2019秋からは四番を務める急成長を見せている点も注目ですね!
大正シニア出身の強打者を、今後も追い掛けていきたいと思います。
天理・山地裕輔はバッティングに注目【動画有】
ホームランを打てる長打力
右投げ右打ちの山地裕輔選手の大きな武器になっているのが、ホームランが期待できる長打力です。
打撃フォームとしては、足を高く上げないすり足でタイミングをとるスタンス。
2019秋の近畿大会準々決勝・奈良大付戦では、六回裏に追加点となるソロホームランを放ち、チームのコールド勝ちに貢献しました…!
身長182cm・体重80kgとバランスのとれた体格ですが、さほど強振していないように見えて飛距離が出せるのでリストの強さも感じます。
神宮大会で1試合3ホームランの新記録を樹立した河西陽路選手も然り、山地裕輔選手も天理打線の中心となる強打者であることは間違いありません。
参考:河西陽路(天理)のホームランが凄すぎる|確信歩きに野球ファン騒然
チャンスでの勝負強さ
チームに勢いを与えるホームランに加え、チャンスの場面での勝負強いバッティングも目立った山地裕輔選手。
2019秋の近畿大会準々決勝・奈良大付戦では初回に先制となるタイムリーを放ち、チームに勢いをもたらしました。
天理4番山地くんタイムリー
1回オモテ
天理2🆚0奈良大 pic.twitter.com/ksafROVkxU— ゆうくん@県営の妖精 (@fukada_yu2) October 27, 2019
またその後の神宮大会準決勝・中京大中京戦でも初回に先制となるタイムリーヒットを放つなど、四番としての働きを見せていますね!
リードオフマンの巧打者・下林源太主将から始まる打線において、山地裕輔選手が塁上のランナーをどれだけ還せるかは天理の躍進に大きく関わるでしょう。
参考:下林源太(天理)は攻守で魅せる|ホームランも期待の主将に注目
山地裕輔の成長は天理を強くする
3位だった奈良大会から驚異的とも言える打線の勢いで近畿大会を制した天理高校。
2019秋だけでもチームで合計20本のホームランを放っており、2020年の戦いにも注目が集まることは間違いありません。
天理
山地ツーラン
2点
天理2
智辯 pic.twitter.com/gHz6ZiUQPQ— 野球垢 (@IxGIsWmkRAxeqlC) October 5, 2019
その打線の中核として期待が高まる山地裕輔選手ですが、2019秋の時点ではやや粗さが見られたのも事実なんですよね。
ただそれでもインパクトを残しているあたりにポテンシャルの高さを感じましたし、コンスタントに結果を残せる安定感が出てくると天理はさらに強くなるでしょう。
杉下海生選手や達孝太投手ら1学年下にも逸材が揃いますから、四番として、上級生としてのリーダーシップにも期待したいですね!
天理の躍進の鍵を握る一人として、山地裕輔選手を今後も応援していきたいと思います。
参考:杉下海生(天理)は俊足巧打に注目|中学日本代表は兄弟も凄い野球一家