群馬の強豪・桐生第一で1年秋から背番号10でベンチ入りを果たしていた宮下宝(みやした たから)投手。
変化球で打者を翻弄するピッチングが魅力の技巧派サウスポーで、コントロールにも定評があります。
2019秋の群馬大会からはエースナンバーを背負い、桐生第一を優勝に導く活躍をみせましたね!
桐生第一のエースとしてドラフト注目で、これからの活躍が楽しみな宮下宝投手について特集していきましょう。
参考:桐生第一の2020新入生は?野手陣のメンバー充実で攻撃力に注目!
桐生第一・宮下宝は球速以上に打ちにくい
左投げ左打ちの宮下宝投手は太田市立城東中学の出身で、中学時代は軟式の野球部に所属していました。
桐生第一に進学後は1年の2018秋から背番号10でベンチ入りしていますが、球速以上に攻略が難しい投手なんですよね。
ストレートの最速は131キロと驚くほどの球速こそないものの、緩急とコーナーを突く制球力で打者に的を絞らせないピッチングは安定感があります。
第72回秋季群馬県大会2019
5回途中樹徳 000 0
桐生第一 706 1樹) 田上① 封比地⑯ 北爪③
桐) 宮下① 大塚⑬桐生第一の先発 宮下君①!
4回1安打FB無し! pic.twitter.com/8M5SfrDKPC— 全力野球 (@aa1218000) 2019年9月28日
また打たせて取るピッチングが出来るのも強みで、ランナーを出したあとの粘り強い投球は桐生第一にとっても頼もしい限りでしょう。
2019秋の関東大会・桐光学園戦でも好投手・安達壮汰投手に投げ勝っていますし、この先の戦いも非常に楽しみです。
ドラフト注目の桐生第一・宮下宝は変化球にも注目
2019秋からエースとしてマウンドに立つ宮下宝投手は、投球を組み立てる変化球にも注目です。
球種は主に、スライダー・チェンジアップ・カーブの3種類を投げ分けていますね!
宮下宝 桐生第一2年
スライダー・チェンジアップを交えた制球力の高い投球が武器の左腕。桐生第一では2年秋よりエースとなると、群馬大会の準々決勝から3試合連続で先発。決勝では前橋育英から1失点完投勝利をあげ、チームをスーパーシードでの関東大会出場に導いた。#本日の選手紹介 pic.twitter.com/w04sbVidSU— ぶるーたす (@bluamabase) 2019年10月1日
コントロールが良いため四球で自滅することは考えにくいですし、2019秋の群馬大会決勝・前橋育英戦を1失点で完投したピッチングは素晴らしいものがありました。
2019夏の甲子園ではドラフト注目の近江・林優樹投手が左の技巧派として話題になりましたが、宮下宝投手も全国の好打者を翻弄するピッチャーに成長してほしいものです!
宮下宝は桐生第一でエースになって急成長
元々安定したピッチングには定評があった宮下宝投手ですが、2019秋にエースナンバーを背負うようになってからは特に成長を感じます。
宮下宝投手に対して今泉荘介監督が「もともと真面目な選手だが、気持ちが前に出てこなかった」とコメントを残しているように、淡々とした投球が印象的でした。
しかし、2019秋の新チームからはエースとなったことで自覚が芽生え、チームの中心として周りにも指示を出すように。
練習に取り組む姿勢も大きく変わり、全体練習が終わった後にも監督やコーチが止めに入らなければいけないほど、遅くまで残って練習をするようになったと言います。
桐生第一
◎宮下宝
◎ 星野綜汰悔しさでいっぱいだったあの日から
およそ3ヶ月。
背番号10と12だった2人は、
1と2になって喜びを爆発させた。#桐生第一 #桐一 #高校野球 #関東大会 #センバツへの道 #キャナカメラ pic.twitter.com/K1j9LIZYyw— あみさん。 (@base25ball_) 2019年10月24日
宮下宝投手本人も「自分が引っ張っていかないとチームも自分も変わらない」と語っており、こういった意識の変化から来る急成長はたまらないですね…!
本格派右腕の蓼原慎仁投手とは切磋琢磨してエースを争ってくれるでしょう。
桐生第一のエースとして2020ドラフトでも注目されていますから、宮下宝投手のこれからを引き続き応援していきたいと思います!
参考:蓼原慎仁(桐生第一)はドラフト期待|球速と回転数に注目のハーフ右腕