桐光学園のエースとして背番号1を背負う安達壮汰(あだち そうた)選手。
ドラフト注目の左腕として、2020シーズンの戦いにも注目が集まります。
打っても四番として打線を引っ張る強打者で、中学時代にはU15日本代表も経験している逸材です。
エースで四番と二刀流にも期待がかかる安達壮汰選手について特集してみました。
目次
安達壮汰は中学日本代表で全試合スタメン
中学時代は志村ボーイズで侍ジャパンに選出
桐光学園では投手としてもエースナンバーを背負い二刀流としての才能を見せつけている安達壮汰選手。
中学時代には所属していた志村ボーイズから日本代表に選出され「U-15アジアチャレンジマッチ2017」を侍ジャパンの一員として戦いました。
全試合にスタメンで出場した安達壮汰選手は3試合すべてでヒットを記録し勝利に貢献。
特に初戦の台湾戦では5打数2安打3打点の活躍を見せ、殊勲選手としてピックアップされています。
日本代表での打順は五番・六番での出場で、ポジションはライトとファーストでしたね。この頃からバッティングが高く評価されていたことが見受けられます。
ちなみに身長181cm体重76kgとチームトップの長身で、がっしりとした体格も中学生離れしていました。左打席での威圧感は当時から健在だったようですね…!
ジャイアンツカップでは7回12奪三振の快投も
侍ジャパンでは打者としての活躍が目立つも、志村ボーイズではエース左腕として活躍していました。
2017年ジャイアンツカップでは1回戦の岡山ボーイズ戦に先発し、7回を投げて12奪三振の快投を見せており、投手としてのポテンシャルも非常に高いことを示しています。
全国大会を終えて「まだまだと感じるところも沢山あった」と語る謙虚な姿勢が、二刀流としての根幹にあるのでしょうね…!
また中学時代の球速は記録がなかったものの、高校1年の秋には138キロを投げ込んでいますから、すでに130キロを超える球速を計測していたことはまず間違いないでしょう。
ドラフト注目・安達壮汰は桐光学園でも二刀流で活躍
1年春の東海大相模戦で四番デビュー
2018春の神奈川大会準決勝・東海大相模戦で、安達壮汰選手はいきなり四番に大抜擢されました。入学から1ヶ月も経たないうちに大事な一戦で四番を務めるあたり、スター性も秘めているように感じます。
結果としては4打数1安打と左中間へのヒット一本でしたが、四番として出場したことに加え打席での雰囲気からは大物感が漂い、「1年生とは思えなかった」との声も聞こえていましたね。
横浜高校 3 – 4 桐光学園 (神奈川県立保土ヶ谷公園硬式野球場) https://t.co/0yt7c7ZSmW
まずは、4番安達のあわやホームランのタイムリーツーベス pic.twitter.com/HAcivLiwUu
— 甲子園フリーク 編集長 (@kfkanagawa) 2019年4月27日
また2年生となった2019春の神奈川大会準決勝では横浜高校と対戦。
それまで完璧とも言える投球を見せていた横浜の2年生エース・木下幹也投手から七回にバックスクリーンへ特大の二塁打を放ったことでも注目を浴びています。
(この当たりはホームランだったと見られていますが、判定は二塁打でした…)
この一打で流れを引き寄せてチームに勝利を呼び込んだとも言えますし、四番に座る左のスラッガーからは今後も目が離せません。
参考:木下幹也(横浜)の魔球に注目|中学全国MVPの本格派は球種でも翻弄
球速や三振を奪えるピッチングも高評価
中学時代にもイニング数を上回る奪三振数が注目されていた安達壮汰選手は、桐光学園でもその左腕に光るものを感じさせます。
2018秋の麻生戦でも5回を1安打7奪三振と零封。自身を「三振よりも凡打を打たせるタイプ」と評していますが、やはり三振を狙えることも魅力ですよね。
第100回全国高等学校野球選手権
北神奈川大会桐光学園 #11 安達壮汰くん
初戦の先発ピッチャーを任され、決勝の最終回のマウンドに立つ…
期待の表れですね✨
バッティングも良いスイングです😊
唯一の夏のベンチ入りの1年生だったけど良い経験出来たかな?
秋からもファイト✨ pic.twitter.com/KbMdo35J7I— なかざわゆみこ☺︎ (@naasan_n_) 2018年8月6日
2019春の神奈川大会準決勝・横浜戦では3失点にまとめ逆転勝利を呼び込むなど安定感もありますし、野呂雅之監督が「ポーカーフェイス」と語る冷静なピッチングも期待大です。
ドラフト注目の桐光学園・安達壮汰はプロでは打者か
投打の柱として桐光学園を牽引する安達壮汰選手ですが、現時点では打者として高く評価されていることがわかります。
エースナンバーを背負うピッチャーとしての才能も勿論ではあるものの、打席で感じさせるスケールの大きさが尋常じゃないんですよね…!
長打力だけでなく高いミートの技術も併せ持つ強打者ですから、今後の成長を楽しみに追っていきましょう。
余談ですが、同じく1年春から出場していた大型ショート・加藤響選手らタレント揃いの東海大相模との戦いは高校屈指のハイレベルな試合になるでしょうし、今後も激戦区の神奈川は本当に楽しみですね!
参考:加藤響が東海大相模を選んだ理由を知って将来がもっと楽しみになった