島根の強豪・開星で1年秋からレギュラーとして試合に出場している田部隼人(読み方は「たなべ はやと」)選手。
中学時代は出雲ひらたボーイズに所属し、中四国代表として全国大会にも出場しました。
身長185cmの体格から攻守に質の高いプレーを見せる大型ショートだけに、ドラフトでの指名も楽しみですね!
2019ドラフト注目の、開星・田部隼人選手を特集してみました。
目次
田部隼人の中学時代は出雲ひらたボーイズ出身
右投げ右打ちの田部隼人選手は島根県松江市の出身で、松江市立湖北中学では硬式の出雲ひらたボーイズに所属していました。
出雲ひらたボーイズでは主将を任され、ショート以外に投手としても活躍。
中学3年時には鶴岡一人記念大会の中四国ブロック代表に選出されるなど、当時から持ち前の野球センスを見せつけていましたね!
開星、9回表2死から田部、内藤の連続ホームラン3点!同点においついた。 pic.twitter.com/MzmW55Wm0c
— だいさんぶの★ (@saihatesafaria) 2019年7月28日
開星に入学後は1年の2017秋からショートのレギュラーを奪取し、チームを中国大会出場に導くなど中心選手として活躍しました。
ドラフトで指名されれば島根県内のボーイズ出身選手では初の快挙となりますし、今後の動向にも注目が集まります!
開星・田部隼人はドラフト期待の打撃センス
2019夏にも豪快なホームラン
田部隼人選手はやはりバッティングが魅力で、その打撃センスはドラフト候補として注目を浴びるのも納得です。
2018秋には練習試合も含め、試合での打率が5割を超える驚異的な数字を残していますね…!
また、2019夏の島根大会決勝・石見智翠館戦では、九回に1点差に迫るツーランホームランを叩き込むなど持ち前の長打力を見せつけました。
開星高校 田部隼人 内野手
プロ志望届提出 pic.twitter.com/SNpbuASKq8— すずまる (@GIANTS8545) September 5, 2019
身長185cm・体重88kgの体格からレフトスタンド中段まで運ぶパンチ力はもちろん、土壇場でこれだけのバッティングが出来る精神的な強さも感じますね!
外野4人の田部シフトも
また田部隼人選手は、外野4人シフトを敷かれたことも見逃せません。
2018秋の島根大会・大社戦では、相手チームのセカンドが外野に回り、外野手を4人にするという対策を練られたんですよね。
ただその中でも4打数3安打の結果を残しており、どんな状況でも自分の打撃ができるメンタルも兼ね備えたバッターと言えます。
練習ではピッチングマシンを左投手のカーブに設定して逆方向に打ち返すなど、スイングの軌道修正にも取り組み確実性にも磨きをかけてきました。
東邦・石川昂弥選手をはじめ高校生野手のドラフトには注目が集まりますが、強打の田部隼人選手からも目が離せません。
参考:石川昂弥(東邦)のドラフトは野手で上位|中日の1位指名にも大注目
ドラフト注目・田部隼人は守備でも魅せる
打撃だけでなく、華麗な守備でも注目を集める田部隼人選手。
身長185cmと大柄ながら器用さも兼ね備えていて、ハンドリングの上手さにも定評があります。
中学時代に投手を務めていたこともあり、肩が強くスローイングにも抜群の安定感がありますね!
2019夏の島根大会準決勝・出雲戦では、九回二死二塁の場面で三遊間のゴロを捕球し、ノーステップで矢のような送球を披露しました。
U18日本代表の八戸学院光星・武岡龍世選手や桐蔭学園・森敬斗選手ら同じくドラフト候補のショートも逸材揃いですから、ぜひプロの世界でしのぎを削ってほしいものです!
参考:森敬斗はドラフト1位確定?中学で桐蔭学園に進学した理由から見る強さ
開星・田部隼人はドラフトで指名されるべき
島根県内のボーイズ出身選手として初のドラフト指名にも期待がかかる田部隼人選手。
荒削りな部分はまだまだありますし、完成度でいえば他のドラフト候補に後れをとっている面も否めません。
ただ、大型ショートとして感じさせるスケールの大きさからは、将来に期待せずにはいられないんですよね…!
同じく長身のショートで言うと駿河総合・紅林弘太郎選手が注目されているものの、次世代を担う逸材として開星の田部隼人選手は獲得されるべきだと思います。
ドラフトでの指名にも注目しつつ、今後の活躍も追い掛けていきましょう!
参考:紅林弘太郎(駿河総合)がドラフトで注目されるのも納得だと思った