言わずと知れた高校野球界の王者・大阪桐蔭で1年生だった2018秋から四番を務めている船曳烈士(読み方は「ふなびき れつし」)選手。
中学時代には43本塁打を記録するなど長打力が魅力の右のスラッガーですが、2019秋から巻き返しをはかるチームでも主軸として大きな期待がかかります。
中田翔(日本ハム)を目標として掲げる船曳烈士選手は、主軸としてどこまで存在感を示すことが出来るのか。大阪桐蔭が誇る強打者を特集してみました。
参考:大阪桐蔭の2020新入生は?メンバーは逸材揃いで過去最強との声も
目次
船曳烈士の中学時代は佐用スターズ出身
身長172cm・体重75kgとどっしりした体格の船曳烈士選手。名前の読み方は「れつし」で、特徴的な名字と相まって文字のビジュアル的にものすごくかっこいいですね…!
野球を始めたのは小学2年生からとのことで、たつの市立揖西西小学に入学し、竜野ヤンチャーズでプレーしていました。
龍野西中学に進学後には、硬式チームの佐用スターズに所属。
通算43本のホームランをマークし、自慢の長打力が磨かれたのはこの時期だったように見受けられます。
高校野球大阪大会
5回戦〜シティ信金〜懐風館 000 0|0
大阪桐蔭 061 3|10懐風:松井 桐蔭:新井
一年生で4番を任される船曳選手、本日大当たり👍👍4回裏見事なスリーランホームランがレフトスタンドに飛び込みました‼️桐蔭10点目 pic.twitter.com/y6rYTX7KmV
— yasu高校野球 (@ma_yiry) 2018年10月8日
同じく1年時からレギュラーとして出場している強打者・西野力矢選手と比べると体格としては小柄ですが、西谷浩一監督もそのパンチ力には期待を寄せており、今後の伸びしろに大きな期待がかかります。
参考:西野力矢(大阪桐蔭)はドラフト何位か?技術で運ぶ大砲に注目
大阪桐蔭・船曳烈士はホームランに注目
船曳烈士選手が四番に座るようになったのは2018秋の大阪大会ですが、5回戦の懐風館戦では3安打4打点と爆発したほか、2本のホームランも放ち存在感を示しました。
大柄な選手が並ぶ大阪桐蔭打線においては小柄に映るものの、かえってそのバッティングに期待してしまいますね…!
思い切りの良いスイングには西谷浩一監督も太鼓判を押していますし、2019秋の大阪大会でもレフトスタンドへ豪快はホームランを叩き込んでいます。
秋季高校野球大阪大会2回せ
📍豊中ローズ球場1回表
大阪桐蔭6vs0渋谷船曳選手の弾丸ツーラン
伊東選手のソロなどでいきなり6得点‼️桐蔭かなり振れてますね#大阪桐蔭 pic.twitter.com/aGVGJez5Ri— yasu高校野球 (@ma_yiry) 2019年9月14日
ただその西谷浩一監督が「まだ本当の四番ではない」とのコメントを残していることからも、船曳烈士選手への期待値はまだまだ高いことが伺えます。
1年生時から四番で起用し続けているあたりチームの核になれる存在ですし、高校通算50本超えの東海大相模・西川僚祐選手ら右の大砲とぶつかる試合はぜひ観てみたいですね!
参考:西川僚祐はドラフト確定の逸材|高校通算ホームラン記録は更新なるか
船曳烈士は大阪桐蔭の中心として期待したい
目標選手は中田翔
長打力には自信を持っている船曳烈士選手が目標として掲げているのは、同じく大阪桐蔭出身の中田翔選手。
体格など同時期の中田選手と比べると一回り小さな感じは否めないものの、類まれなバッティングセンスを持っていることは言うまでもありません。
大阪桐蔭、船曳烈士くん。
佐用スターズ出身。
秋季大阪大会決勝、履正社戦。 pic.twitter.com/agv6A4oukS— 🤮にゃんこ🤮 (@nyankobaseball) October 16, 2019
2019夏には大阪大会で敗退を喫しましたが、加藤巧也選手らレギュラーで活躍していた選手も残ります。
船曳烈士選手も打線の中心として活躍を見せていますし、中田翔選手が成し得なかった甲子園優勝にチームを導けるかが非常に楽しみですね…!
参考:大阪桐蔭・加藤巧也に注目|ベンチ外からレギュラー奪取で起爆剤に
2019新入生も逸材揃い
2019秋から再び日本一を目指す大阪桐蔭ですが、新入生には池田陵真選手ら中学日本代表の逸材も多く入学しています。
だからこそ主軸を打つことになる船曳烈士選手には否が応でも期待がかかりますよね!
もちろん打線は一人でどうなる問題でもないですが、西野力矢選手との1年生コンビがクリーンナップとして機能すれば自ずと甲子園は近付いてくるはずです。
2019秋からは最上級生としても打線を引っ張っていってほしいですね!
参考:大阪桐蔭・池田陵真は右の森友哉|中学日本代表の四番は主軸に座るか
episode:船曳烈士は天理に兄弟がいる説は勘違い
船曳烈士選手について調べてみたところ、天理高校に兄弟がいるとの情報も目にしました。
天理高校時代にプロ注目選手であった船曳海選手(現法大)と兄弟だという説が出回っているわけですが、結論から言うとこれは勘違いです。
珍しい名字が一緒な上に野球選手としてもハイレベルとなると「ひょっとしたら?」と思ってしまうのは仕方がないのですけど、実際には兄弟の関係ではありません。
僕もちょっと期待してしまったのですが違いました…!
豪快なバッティングで全国の高校野球ファンを魅了してくれることに期待して、大阪桐蔭の船曳烈士選手に引き続き注目していきたいと思います。