2019ドラフトにも注目が集まる専大松戸のエース・横山陸人(よこやま りくと)投手。
右のサイドスローから投げ込む150キロ近い速球は威力十分で、インコースを突ける制球力も武器にどんどん打者を差し込んでいきます。
中学時代には全国大会の決勝で奥川恭伸投手を擁する宇ノ気中学と対戦。1対2と惜敗を喫しており、甲子園やプロでの対決も楽しみですね…!
右横手からの豪速球でドラフトにも期待の横山陸人投手を特集してみました。
目次
専大松戸・横山陸人は中学で全国準優勝投手
出身は名門・上一色中学
横山陸人投手の出身は江戸川区立上一色(かみいっしき)中学校で、中学時代には軟式でプレーしています。
関東一高のエース・土屋大和投手とはチームメイトとして戦い、全国有数の強固な投手陣を形成していましたね。
2016年、3年時に臨んだ「全国中学校軟式野球大会」では準優勝を果たしていますし、当時から有名な右腕で進路に注目が集まる投手でした。
横山君いいですよね。上一色中では関東一高のエース土屋君とはチームメートで全中で準優勝。専松には捕手の小堀君もいて、中学時は関東では無双でしたからね。
— yasoo!2019野球垢 (@yasu35june) 2019年5月5日
余談ですが、この全国大会では仙台育英の秀光中も破っており、中学144キロの剛腕・伊藤樹選手がまだキャッチャーとして出場しています。
並居る強豪と中学から対戦している経験は、今後の野球人生でも大きな糧になるでしょうね…!
参考:伊藤樹(仙台育英)は球速だけじゃない|楽天ジュニアでは捕手経験も
全国大会決勝で奥川恭伸と激突
また横山陸人投手は全国大会の決勝では奥川恭伸投手を擁する宇ノ気中学と対戦し、ハイレベルな投げ合いを繰り広げました。
中学野球 新潟全中
■決勝
宇ノ気00
上一色00
宇ノ気・奥川、上一色・横山、両先発が好投。— 『中学野球太郎Vol.23』発売していました! (@Chugaku_Yakyu) 2016年8月22日
試合はロースコアの展開で、1対2で宇ノ気中学が勝利。それぞれが高校でもドラフト注目の投手として成長を遂げているあたりが素晴らしいですよね。
特に横山陸人投手の急成長は目を見張るものがあり、2018秋に130キロ中盤だった球速が2019夏の予選で最速148キロをマークするまでに至っています。
ドラフト候補としても評価が急上昇していますから、中学の頂上決戦を戦った二人の右腕が投げ合うことになれば、高校野球ファンとしてもたまらない一戦になるでしょう…!
参考:奥川恭伸が中学時代に見せた大器の片鱗|ドラフト注目右腕の根底にあるもの
横山陸人はドラフトで指名されるべき逸材だと思う
サイドスローで150キロ
ドラフトにも期待がかかる横山陸人投手ですが、サイドスローから投げ込む速球は十分すぎる球威があります。
最速148キロをマークしたストレートは最後の夏で150キロの大台を突破する可能性も高いですし、サイドスローでこれだけの真っ直ぐを投げられる投手はプロでもなかなかいないですよね…!
横山 陸人(専大松戸) pic.twitter.com/DVDGvhTcn0
— ちなハム (@nhfdraftpro) 2019年7月28日
前述の通り、2018秋からの球速の伸びが凄まじく、1年で15キロ近くアップする成長を遂げているあたりも期待感しかありません。
以前アンダースローだった投球フォームを変えてから一気に球速を伸ばしていますし、浮き上がるような球質は狙っていたとしても簡単に捕らえられない強さがありますね!
インコースを突ける制球力と度胸
抜群の球威を誇るストレートの球速はもとより、内角の厳しいコースを突けることも横山陸人投手の大きな強みです。
バッターの左右関係なくどんどんインコースに投げ込むことができる投手ですし、実際に打者がのけぞる場面も多く見受けられます。
専大松戸のエース横山
サイドハンドから常時140前半〜後半。専松にこんな投手がいたのか…。#高校野球 #千葉大会 #専大松戸 pic.twitter.com/OQwIeMbjR5— デラシ@高校野球地方大会開幕 (@toshogear) 2019年7月13日
申し分ない速さがあるだけに、こういったコースまで突かれると打者としてはお手上げでしょう。
横に大きく変化するスライダーや110キロ前後の緩いカーブも操るだけに、生命線であるインコースの真っ直ぐをこれだけ高い精度で投げ込むことができるのは相手打線にとって間違いなく脅威となりますね…!
専大松戸・横山陸人は最後の夏で化けてほしい
サイドスローでこれだけ腕を強く振れる投手はなかなかいないため横山陸人投手の活躍を大いに楽しみにしているのですが、最後の夏でもうワンランク上の投手になるのではないかとも思います。
マウンド上で冷静な立ち振る舞いを見せる一方で強気な姿勢も崩さず、エースとしての存在感もずば抜けているんですよね。
専修大松戸
エース横山陸人くん
ピンチのマウンド上で
(自分に)
『落ち着けー』2019.7.13
全国高等学校野球選手権千葉大会2回戦
専松12-4日体柏(7回コールド) pic.twitter.com/Swv6RpbK9A— しー (@shie_tam) 2019年7月13日
2018年の金足農・吉田輝星投手(日本ハム)のように大舞台で覚醒する選手は多いですが、中学最後の夏にも大舞台を経験していることもあってか横山陸人投手も更なる進化を見せてくれそうな期待感があります。
篠木健太郎投手を擁する木更津総合など千葉の戦いも熾烈ですが、全国屈指のサイドスローとしてその名を全国に轟かせるような快投に期待したいですね!
2019ドラフトも含め、横山陸人投手のこれからにはぜひ注目していきましょう。
参考:篠木健太郎(木更津総合)の球速は全国区|中学の東日本選抜はダテじゃない