上田西のリードオフマンを務める斎藤慶喜(さいとう よしのぶ)選手ですが、一部では「高校ナンバーワン」とも称される俊足に注目が集まります。
50メートル5秒8の脚力はダイヤモンドが小さく見えるほどの圧倒的な速さを誇り、相手守備のほころびを一気にチャンスに変える走塁センスは一瞬で観客を魅了しますね…!
高校球界随一のスピードを持つ左打者を先頭として迎えることは、相手にとって脅威になることは間違いありません。
身長170cm体重67kgと小柄ながら俊足巧打で注目を集める、上田西の斎藤慶喜選手を特集してみました。
目次
斎藤慶喜の俊足は小・中学時代から有名
50メートル5秒8の脚力を武器にずば抜けたスピードを見せる斎藤慶喜選手ですが、小学時代からその俊足ぶりは健在でした。
徒競走などでは常に一番だったとのことで、出身の上田市立第六中学校では陸上部として100メートル走で全国大会に出場した経験もあります。
斎藤慶喜選手のグラウンドでの走力を見るかぎり特に驚かないのですが、それよりも本人が「そこまで自信があったわけではなかった」と語っていることにビックリしました。
幼少期から俊足だったため、そのスピードが当たり前だったのでしょうね…!
上田西の斎藤くん2打数2安打3盗塁とか驚異の1番バッターだな、、
この後の打席も楽しみだ!— 優★ (@skyblue_meikun) 2018年10月14日
強豪・上田西に入学してから本気で自分の強みを見出そうとした際に脚を鍛えようと考えたそうで、天性のものに加えて厳しいレギュラー争いの中で磨かれた脚力だという点も最高です…!
中学日本代表の智弁和歌山・細川凌平選手も俊足強打の外野手として2020ドラフトに期待がかかりますが、斎藤慶喜選手も大いに俊足を活かして暴れまわってほしいですね。
参考:細川凌平(智弁和歌山)はホームランも打てる理想の一番打者である
上田西・斎藤慶喜の注目ポイント
4秒を切る一塁到達スピード
斎藤慶喜選手の注目ポイントとしてもちろん俊足が挙げられるのですが、一塁到達スピードを見ても高校ナンバーワンと称される理由がわかります。
2018秋の北信越大会でバントの際に記録した3秒66のタイムは同世代でトップクラスですし、左打者とはいえなかなか出せるスピードではありません。
星稜のリードオフマン・東海林航介選手も相当なスピードを感じましたが、斎藤慶喜選手も少し処理を誤ればセカンドゴロがヒットになりそうな雰囲気すらあるので、本当に守備側にプレッシャーを与える打者だと思います。
参考:東海林航介(星稜)はドラフト注目|出身中学では全国制覇の快足打者
シングルヒットも二塁打に
もはや俊足ぶりは言うまでもないのですが、斎藤慶喜選手の凄さは積極的な走塁にもあります。
少しの隙を突いて次の塁を陥れる思い切りの良さには「普通」という概念はまったく通用しません。
普通は狙わないであろうタイミングでもガンガン仕掛けていきますからね…!
動画(0分45秒あたり)を見てもわかりますが、普通であれば間違いなく一塁でストップでしょう。
外野の間へ飛ばした打球に、キャッチャーが投球をこぼした際など、とにかく「隙あらば走る」選手なので目が離せません。
暴走と好走塁は紙一重ですが、一見「暴走」に見えるスタートを好走塁にしてしまう脚力はドラフト候補に名前が挙がるのも納得です…!
勝負強いバッティング
スピード溢れる走塁に注目したい一方で、斎藤慶喜選手はバッティングでも存在感を見せられる好打者です。
2018夏の県大会では決勝で敗れたものの、一番打者として毎試合ヒットを放ってチームを牽引していましたし、ここ一番で見せる集中力は素晴らしいものがあります。
【第139回北信越地区高等学校野球大会】
上田西 斎藤慶喜(2年)
2018/10/21 pic.twitter.com/9ikjEFVo0w— チョコパン (@smalto19) 2018年10月22日
また典型的な俊足巧打というか、左方向へ運べる技術も併せ持っているため、間違いなく上田西のキーマンになる選手なんですよね!
東海大諏訪の好右腕・横田夏己投手との対戦も非常に楽しみですし、斎藤慶喜選手は今後もぜひ追い掛けていきましょう。
参考:横田夏己(東海大諏訪)は抜群の安定感|キレに拘る本格派の熱投に注目
上田西・斎藤慶喜の初回は見逃せない
俊足のリードオフマンとして脅威を与える存在となる斎藤慶喜選手ですが、特に初回の打席を重要視していると語っています。
先頭打者の1打席目は試合の流れを大きく左右すると言っても過言ではないですし、これだけ塁上で相手にプレッシャーをかけられる選手もそうそういないので、初打席の内容は非常に大きな意味を持っています。
セーフティーバントなど小技も使える選手だけに、相手バッテリーのリズムを崩す上でも相当に嫌がられるバッターですからね…!
スピード溢れるプレーで見る者を魅了する斎藤慶喜選手には、これからも注目していきたいと思います。