大分の強豪・明豊では2年の2020夏の交流試合で甲子園初登板を果たし、2020秋からは主戦の一人として活躍している太田虎次朗(おおた こじろう)投手。
球速140キロを超えるストレートを武器にする本格派左腕で、高い奪三振力にも注目が集まっています。
2020秋の大会でも先発・リリーフ問わず好投を見せ、明豊の九州大会ベスト4入りに大きく貢献していましたね!
プロ野球選手の兄を持つことでも話題になりつつ自身のドラフトも楽しみな、明豊の太田虎次朗投手を特集していきましょう。
参考:明豊の2021メンバーは?注目選手が投打に集結で九州随一の総合力
目次
明豊・太田虎次朗は球速に注目の本格派
最速140キロ超
明豊投手陣を引っ張る存在として楽しみな太田虎次朗投手ですが、まず注目したいのは最速140キロを超えるストレートです。
2020秋の大分大会決勝・大分商戦では自己最速となる141キロをマークし、常時130キロ後半をマークしていました。
身長は175cmの身体は、2020夏の65kgから秋の大会で72kgまで体重を増やしていて、体格的もまだまだ伸びしろを感じる投手ですね…!
インタビューでは体重をさらに増やし「球速を145キロまでのばしたい」と目標も語っていますから、今後も太田虎次朗投手の球速には注目です!
キレも抜群
140キロを超える球速だけでなく、空振りを奪えるキレにも期待の太田虎次朗投手。
2020秋の大会でも、打者が高めのボールに手を出して空振りする場面も多くありましたね…!
太田虎次朗(明豊)
MAX140キロ台のストレートに、スライダー、チェンジアップなどを操る左腕⚾️
大崎高校戦では、7回2/3を投げて2失点11奪三振の好投を見せる😳京本くんとの2枚看板は楽しみ過ぎる😂#明豊#太田虎次朗 pic.twitter.com/Ma3oax2kTG— 甲子園ボーイ (@vMEn0R1RUgzR7We) November 21, 2020
また、右足をややインステップ気味に踏み出すフォームから投げるボールは角度があり、左右どちらの打者へ対しても大きな武器となっています。
ストレートの球速がさらに伸びてくれば打者を差し込んでいく場面は更に増えるでしょうし、九州屈指の速球派左腕として注目の逸材であることは間違いありません。
明豊・太田虎次朗の変化球の球種は?
ストレートに注目が集まっている太田虎次朗投手ですが、次は変化球について見ていきましょう。
太田虎次朗投手の主な球種としては
- スライダー
- カーブ
- チェンジアップ
の3種類を織り交ぜてきます。
どのボールも空振りを取れるだけの変化をみせており、特に右打者の外角へ投げるチェンジアップは攻略が非常に難しいボールと言えます…!
ストレートとスピードが近い変化球を覚えても面白い投手だと思いますし、技術面での成長にも期待したいですね!
大型右腕の京本眞投手らと共に、ハイレベルな明豊の投手陣をグイグイ引っ張る活躍にはぜひ注目しましょう。
参考:京本眞(明豊)は球速に注目|中学は大淀ボーイズで全国Vの大型右腕
ドラフト期待の太田虎次朗は奪三振も凄い
明豊投手陣の柱として活躍する太田虎次朗投手は、高い奪三振力も大きな武器になっています。
2020秋の大分大会決勝・大分商戦では、13奪三振の完封で大分大会優勝の立役者に。
九州大会準決勝・大崎戦でも3番手で登板し、7回2/3を投げて11奪三振と高い奪三振力を見せつけました…!
ストレート、変化球ともに質の高いボールを持っているピッチャーだけに、これから制球力がついてくれば手がつけられなくなりそうですね!
明豊・太田虎次朗は兄弟でドラフトなるか
2021ドラフト候補としても、高校最後のシーズンに期待が膨らむ明豊の太田虎次朗投手。
体格的にもまだまだ伸びしろを感じる投手ですし、ストレートの球速も今後まだ伸びてくることは間違いないでしょう。
変化球に関してもいいものを持っていますから、高校野球ファンも目が離せない存在になる可能性は十分ですね!
 ̄ ̄
そういえば
本日の明豊戦で
G・太田龍選手の弟くん
太田虎次朗くん拝見しました☺️龍と虎なんて
カッコイイですね✨似て…ないかな? pic.twitter.com/QrwWhkoceG
— №22 (@Nombre_22) August 11, 2020
また、太田虎次朗投手の兄・太田龍投手は2019ドラフトで巨人から2位指名されていますし、兄弟でのプロ入りにも大きな期待がかかります…!
1学年下には坂本海斗投手らセンスのあるメンバーもいますし、マウンドで頼れる背中を後輩にも示してほしいですね。
太田虎次朗投手の進化には今後も注目しつつ、2021ドラフトにも期待しながら追いかけていきたいと思います!
参考:坂本海斗(明豊)はセンスの塊|中学日本代表は変化球のキレが凄い