湘南ボーイズの主力で活躍し、常総学院でも2年の2020秋から投手陣の一角で活躍している大川慈英(読み方は「おおかわ じぇい」)投手。
最速140キロを超えるストレートを武器に、高い奪三振力を誇る本格派右腕です。
2020秋の大会では常総学院の二枚看板の一人としてチームを牽引し、関東大会での準優勝にも大きく貢献していましたね!
大台の球速150キロ超え、そして2021ドラフトにも期待が膨らむ、常総学院の大川慈英投手を特集していきましょう。
参考:常総学院の2021メンバーは?注目選手が投打に揃うチーム力に期待
目次
大川慈英の中学時代は湘南ボーイズ出身
右投げ左打ちの大川慈英投手は中学時代、硬式野球チームの湘南ボーイズに所属していました。
強豪の湘南ボーイズでも投手陣の一角として活躍し、当時から光るものを見せていましたね!
全国大会出場などの目立った成績はなかったものの、2つ上の世代はジャイアンツカップで優勝するなど、地元では強豪チームとして知られています。
また1学年下の桐光学園・高橋琉士投手らも湘南ボーイズ出身ですから、関東大会や甲子園での激突があれば注目を集めるのではないでしょうか。
常総学院・大川慈英は球速に注目の本格派
右の本格派として期待が膨らむ大川慈英投手ですが、やはり大きな武器になっているのは力のあるストレートです。
2020秋の時点で最速146キロをマークしていて、同世代の中でもトップクラスの球速を誇ります。
常総学院が久しぶりに!
最後に投げた大川速いな!この時期に144km/hとかでとるがな!驚いたわ。三輪も活躍しましたねー^ ^ pic.twitter.com/INmJ7deHZ2
— 小菅メンディエタ (@cosmendy) October 27, 2020
2020秋に行われた浦和学院との練習試合では、7回裏から登板して2回を5奪三振と奪三振率の高さも見せつけました…!
身長176cm・体重70kgと体格的には伸びしろしかないですし、これから身体の厚みが増すことによってさらに球速が伸びてくることは間違いないでしょう。
球速が150キロに到達するのも時間の問題と思わせるような、ポテンシャルの高さが垣間見える大川慈英投手。
常総学院でも投手陣の一角として伊藤地宏投手ら下級生の好投手を引っ張ってほしいですし、2021シーズンの登板も目が離せません!
参考:伊藤地宏(常総学院)は投球術に注目|京葉ボーイズの左腕は全国屈指
常総学院・大川慈英は制球力も武器
ストレートの球速に大きな注目が集まる一方で、大川慈英投手は高い制球力を活かした投球術も見逃せません。
2020秋の関東大会準決勝・東海大甲府戦では、6回1安打の零封でチームのコールド勝ちに大きく貢献。
2つの四死球を出したものの、持ち前の打たせて取るピッチングでダブルプレーに打ち取り、流れを相手に渡さなかったのは見事でしたね…!
常総学院にはもう一人すごい投手がいた。
大川慈英2年、東海大甲府を6回(コールド)完封したがその内容がすごかった。
1ヒット、2四死球を許したが、その後それぞれすべて併殺にして、結局甲府を打者18人で片付けた。 pic.twitter.com/7owEWgdonR— ∫fxdxせんせい (@sinxcosxtanxdx) October 31, 2020
また変化球も高い精度を誇っていて、切れ味鋭いスライダーに、打者のタイミングを外すチェンジアップといった球種も操ります。
腕が遅れてくるように感じる投球フォームも相手にとっては脅威になっていますし、ストレートと変化球のコンビネーションは見ものですね…!
ショートを守る三輪拓未選手をはじめバックも堅いため、大川慈英投手のリズムを作り出すピッチングは野手陣にも好影響を与えるでしょう。
参考:三輪拓未(常総学院)は中学日本代表|華麗な守備でドラフト期待
大川慈英はエース争いとドラフトも楽しみ
2020秋から投手陣の柱としてマウンドで存在感を放ち、常総学院の関東大会準優勝にも大きく貢献した大川慈英投手。
最速140キロ中盤をマークしているストレートはやはり大きな魅力ですし、まだ底を見せていないポテンシャルの高さからも活躍を期待させますよね!
体格的にも伸びしろは十分にある投手ですし、今後の活躍次第では2021ドラフト候補にも名前が挙がってくる高校生投手の一人でしょう。
インタビューでは「最終的には背番号1を獲りたい」とエースの座を虎視眈々と狙っている大川慈英投手。
同じくドラフト期待の秋本璃空投手と共に、常総学院のエース争いにも大いに注目したいところです!
強豪・常総学院が甲子園の舞台でどのような戦いを見せてくれるのかにも注目ですし、大川慈英投手の今後の成長はぜひ追いかけていきましょう。
参考:秋本璃空(常総学院)はドラフト期待|球速だけじゃない右腕に大注目