高校通算ホームラン記録を持つ清宮幸太郎選手を兄に持つ、清宮福太郎選手。小学生時代には国際大会でホームランを記録するなど、兄に勝るとも劣らない実力に注目が集まっています。
調布シニアから2019春に早稲田実業へ入学し、早くも複数球団のスカウトが2021ドラフト候補としてリストアップしているんだとか。
一部では「幸太郎選手よりも打撃センスがある」とまで言われており、高校での活躍にも期待せずにはいられません。
中学時代には球速も話題になるなど二刀流としてのプランも浮上している右の強打者・清宮福太郎選手について特集してみました。
参考:早稲田実業の2020新入生は?メンバーは攻守に充実で好バランス
目次
清宮福太郎が小学・中学で見せた実力の高さ
北砂リトルでは世界大会でホームラン
早稲田実業に入学して今後に期待が膨らむ清宮福太郎選手は、小学生の頃から素晴らしい実力を見せつけていました。
ラグビーと並行してプレーしていた小学時代には、5年生とき野球一本に絞ります。
出身の東京北砂リトルでは6年生時に「リトルリーグ世界選手権大会」に出場し、メキシコ戦でホームランを放ったことで大いに話題になりましたが、リトル時代だけで70本以上のホームランを記録するスラッガーでした。
レフトスタンドに豪快な一発を叩き込んだ当時、12歳ながら身長164cm体重67キロとすでに体格も頭ひとつ抜けていたことがわかりますね…!
リトル世界一、東京北砂メンバーが帰国「うれしいです」。世界一を決め日本に帰国し本紙を見る東京北砂・清宮福太郎(左から3番目)ら選手たち。(サンスポ編集部) http://t.co/JgwpQ1xsjD pic.twitter.com/AaO9Oebarc
— サンスポコム (@SANSPOCOM) 2015年9月1日
また北砂リトルではエースとしても活躍するなど小学時代からピッチャーとしての才能も見せていますし、「兄を抑えたい」と語るあたりが二刀流に期待される所以です。
余談ですが、東京北砂リトルは1学年上に天才打者・度会隆輝選手(横浜)も所属していましたし、ものすごく豪華な顔ぶれでしたね…!
参考:度会隆輝(横浜)がドラフト一巡目で消えてもまったく驚かないと思う
出身の調布シニアでは球速にも注目が
中学では調布シニアでプレーした清宮福太郎選手は、主に投手兼一塁手として試合に出場。
主軸としてパワフルなバッティングはもちろんのこと、ピッチャーとしても活躍を見せ、攻守の軸として才能を発揮していました。
以前にはテレビ番組「Going」でも特集されていますね。
※動画0分52秒あたりがワールドシリーズでのホームランです※
綺麗なピッチングフォームを持つ清宮福太郎選手は、調布リトルシニアの安羅岡一樹監督も「球速も130キロは出る」と話しており、プロの舞台ではピッチャーとして兄との対戦を望む声も挙がっています。
小学時代に肩を故障していた経緯があるため、くれぐれも再発には気を付けてほしいところです…。
中学2年の時点ですでに握力は70kgを越えていましたし、身体の使い方が上手な選手のため本格的にピッチャーの練習を始めると球速はさらに伸びるでしょう。
早実でのポジションは2019春現在は主にファーストを守っているとのことですが、今後の起用法も話題になりそうですね!
早実・清宮福太郎がドラフト確実と目される理由
打撃センスや二刀流への期待など、清宮福太郎選手が2021ドラフトで注目を集めるであろうことは間違いありません。
2019夏の西東京大会ではベンチ入りも果たしていますから、「清宮くん」の名前がアナウンスされた際には球場が大いに沸くでしょう。
そんな注目の清宮福太郎選手から、特に優れていると感じる点が大きく2つあります。
リストの柔軟性から生まれる長打
右の強打者として存在感を放っている清宮福太郎選手は、やはりその長打力も魅力のひとつです。
調布シニア時代、ジャイアンツカップで放ったセンターオーバーの二塁打はプロのスカウトを大いに唸らせる打球でしたし、早稲田実業では現在代打での出場が多いものの、その中で非凡な打撃センスをアピールしていますね。
日本ハム、早くも清宮の弟・福太郎くんをマーク!来年に早実高進学の“金の卵” – SANSPO.COM https://t.co/TnDnhgxgAp @sanspocomより pic.twitter.com/d2g2PQMfwO
— 高校野球&大学野球 (@airtrek2012) 2018年12月28日
特筆すべきはリストの柔らかさで、低めのボールを長打にできる技術は見事なものがあり、当時から中学生離れしたセンスを見せていました。
2年生ながら大阪桐蔭のクリーンナップを務める西野力矢選手もそうですが、技術でボールを運べる長距離ヒッターには否が応でも注目が集まりますね…!
センターからライト方向にかけても鋭い打球を飛ばせるバッターですし、本人も意欲を見せている兄・清宮幸太郎選手が持つ「高校通算ホームラン記録の塗り替え」の挑戦にも大いに期待していきたいところです。
参考:西野力矢(大阪桐蔭)はドラフト何位か?「柔」で勝負する大砲に注目
注目を楽しむ精神的な強さ
豪快なプレーに期待がかかる一方で、清宮福太郎選手は精神力の面でもスケールの大きさを感じます。
あれだけの兄と比べられるのは常人には耐え難いものだと容易に想像がつきますが、「兄の存在はプラスでしか考えてない」と言い切るあたり感動すら覚えます。
加えて、「誰が見ても自分の方が上だと思われる感じにしたい」って、めちゃくちゃ素晴らしくないですか…!
家族への注目も含めすべてを自分の力に変えている印象も受けますし、大舞台でも物怖じしない精神力の強さは並大抵のものではありません。
「兄貴と一緒はイヤ」との理由から自信は左打者にならず右を選んだ負けん気の強さもたまらないですし、清宮福太郎選手のメンタルを考慮すると、世界大会で放ったホームランも必然のような気がしてきますね。
東海大菅生や日大三といった強豪ひしめく西東京で、どれだけの存在感を示せるのかが非常に楽しみです。
episode:早実・清宮福太郎はイケメンぶりも人気
最後に、清宮福太郎選手はプレーではもちろんのこと、イケメンとしても甲子園を沸かせそうです。
整った顔立ちだけに、全国の舞台に立った際にはたちまち話題になるでしょうね…!
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— とらちゃん (@toraneko2001) 2018年9月1日
また前述の動画からもわかる通り、インタビューの受け答えもすごく上手というか、落ち着いた雰囲気で芯の強さを感じさせる口ぶりも素晴らしいんですよね。
早実のイケメンと言えば甲子園を制した際の斎藤佑樹投手(日本ハム)が思い出されますが、実力も伴う清宮福太郎選手が再び早実フィーバーを巻き起こす可能性は十分です。
2021ドラフトとこれからの成長ぶりに期待して、応援していきたいと思います。